今日、ママ友達とランチの合間、高層ビルから浜離宮恩賜庭園の菜の花を眺め、司馬遼太郎さんの小説「菜の花の沖」を思い出しました。
江戸時代の廻船商人であった高田屋嘉兵衛の話が、私は大好きです。
司馬さんは、高田屋嘉兵衛という人について、こう語っています。
*****
高田屋嘉兵衛は、大きな仕事をした不世出の人でした。
われわれは嘉兵衛のような人ではありません。
けれども人はその人なりに「大将、ウラア」
(大きな交渉を終えたあと、ロシアの船乗りたちが「嘉兵衛(大将)、万歳(ウラア)!」と去ったこと)
ということがあるといいですね。
総理大臣になることより、大企業の社長になることより、死ぬときに「大将、ウラア」ということがあるかないか。
あの瞬間がおれの人生だったという思い出を持つかどうかが、大事だと思います。
「すぐれた人間というのは、金もうけができる人とか、そういう意味ではありません。
よく働くことも結構ですが、そういうことでもない。
やはり魂のきれいな人ですね。
*******
(写真は昨年のもの。今年もきっときれいだと思います!)
江戸時代の廻船商人であった高田屋嘉兵衛の話が、私は大好きです。
司馬さんは、高田屋嘉兵衛という人について、こう語っています。
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高田屋嘉兵衛は、大きな仕事をした不世出の人でした。
われわれは嘉兵衛のような人ではありません。
けれども人はその人なりに「大将、ウラア」
(大きな交渉を終えたあと、ロシアの船乗りたちが「嘉兵衛(大将)、万歳(ウラア)!」と去ったこと)
ということがあるといいですね。
総理大臣になることより、大企業の社長になることより、死ぬときに「大将、ウラア」ということがあるかないか。
あの瞬間がおれの人生だったという思い出を持つかどうかが、大事だと思います。
「すぐれた人間というのは、金もうけができる人とか、そういう意味ではありません。
よく働くことも結構ですが、そういうことでもない。
やはり魂のきれいな人ですね。
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(写真は昨年のもの。今年もきっときれいだと思います!)
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