古美術 山法師

骨董 古美術 花いろいろ

百椿図で椿鑑賞

2012-01-20 | 美術館・展覧会
今日は東京で初雪。
前日の予報どうり朝の窓ガラス越しの外景色は駐車場の車にうっすらの雪。
寒いです。。。

昨日はお世話になっている同業者の方々との新年会に同席させていただきました。
お席は楽しく、そして知ることと同時に、
物の見方などを勉強させてもらえるありがたい時間でした。
2品の仕入れも出来ました。

そして一昨日は沢山の椿(つばき)鑑賞に出かけて来ました。
根津美術館で開催中の『百椿図(ひゃくちんず)椿をめぐる文雅の世界』です。
2巻の巻物に100種類以上もの椿が鮮やかに描かれた名品という事です。
様々な器物が花器に見立てられ、そこに椿の赤い色が加わると
『あでやか』の一語です。

それにしても花瓶や扇、色紙やお茶碗に椿は分かりますが
「塵取りに椿」、「聖護院大根に(挿した)椿」は
或る意味、前衛的過ぎて私の理解の範疇超えてました。。。。

百椿図に因んで椿を活けてみました。
でも考えてみたら百椿図の椿はどれも盛りに開いていて
蕾は見当たらなかったような気もしてます。。

      椿= 紅卜伴<ベニボクハン>  蝋梅<ロウバイ>

コメント

冬の定番

2012-01-15 | 骨董
火鉢です。

冬になると炭を準備し、部屋の片隅に置きます。
鉄瓶にお湯を沸かし、その湯気は加湿器代わりにもなっております。
耳を澄ますと、シュ~~っという沸き立つ湯が鉄瓶の口から静かな音をさせていて
それが何だか落ち着いた気持ちにさせてくれます。

小さな火ですが意外にも、炭が熾きている時とそうでない時とは部屋の暖かさが違います。
エアコン、ホットカーペット、ヒーター。。。
直ぐにしっかり暖まる暖房器具は他のものの方が勝れているとは思いますが、
手をかざして、暖をとるといった『火』との近さがなんとなく落ち着くのです。

数年前、お客様が購入していただいた手あぶり(火鉢の小さいようなモノです)が楽しすぎて
(そこに焼き網を乗せお餅だ、スルメだ、スモークタンだ!と炙って呑むのに嵌まり、
また、灰をかき回してると落ち着くのか、そこから離れない為、奥様にあきれられたらしい。。。)
バージョンアップを望まれたのか、翌年、関東火鉢の大きいのをご所望された。
…残念だがサイズが大きすぎて断念されたという事があった。。。。

話が逸れましたが、今どきのパワーのある『暖』ではなく、
少し足りないかな。。。くらいの『温かみ』が嬉しい冬の定番『火鉢』です。

         よく見ると、湯気、みえますね。
火鉢  径 約36cm  高 約28cm
コメント

2012 新年

2012-01-05 | 日記


新年おめでとうございます。
本年が皆様にとりまして健やかで穏やかな一年になられますようお祈り申し上げます。

今年も手にして嬉しきもの、飾って楽しきもの。。。。
たくさんの良きモノものを仕入れられるよう努めていきたいと思っております。

本年もよろしくお願い申し上げます。

                                山法師


コメント