月下に杯を重ね

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兼定

2005-11-06 02:09:03 | 刀工
 三代まで美濃にて作刀する。
 その後に、會津岩代に移住。

 ●初代:親兼定
 末古刀上作、大業物。
 銘は「兼定作」「兼定」。

 ●二代:之定
 初代兼定(親兼定)の子。
 末古刀最上作、最上大業物。
 銘は「濃州関住兼定作」「和泉守藤原兼定作」。


 ●三代:疋定
 初銘が「寛近」のちに「兼定」。
 末古刀中上作、大業物。

 ●会津兼定初代
 三代兼定(疋定)の子で、弘治年間の人。古川清右衛門。
 弘治年間に会津に移住し、芦名家の刀工となる。
 良業物

 ●会津兼定二代
 慶長年間の人。古川孫四郎。
 慶長年間に蒲生家の刀工となる。
 主命にて、綱房に改めた。
 銘は「兼定」「綱房」
 業物

 ●会津兼定11代
 文久年間の人。古川清左衛門。
 初銘は「兼元」
 文久3年12月に和泉守を受領。兼定に改銘した。
 明治2年から7年まで越後国加茂にて作刀。
 銘は「奥州會津住兼元」「和泉守兼定」「岩代國會津住兼定」。
 新撰組副長土方歳三の佩刀説あり。