6月18日
十三クラブウォーター
田中眞紀子ライブ
1.夜の時代
2.ハルノジダイ
3.乙姫と白百合の記憶
4.セルリアンブルーの海
5.Tシャツ
6.揺れる栄光(朗読)
7.朱になれ
8.死んじまいたい
3月に練習したのと同じスタジオに入って、声出し。
あの時はまるで声が出なかったのを思い出す。
前夜騒いで、しかも電車が止まるなどのアクシデントもあり、声が出ないかも… などと心配していたが、ちゃんと出た。
あの時の心理状態が、自分にとっていかにヘビーだったか分かる。
今も頭の中はぐにゃぐにゃしてるが、それは理屈的なものであって、あの頃は頻繁な余震が、心身に無意識なところで相当影響してたんだな~、などと思う。
何だか大阪のホームになってきた(笑)、クラブウォーターの新スタッフ・タイゾウさんは、10年ほど東京にいて、震災を東京で受け、つい最近大阪に戻ってきたそうだ。
以前、高円寺のペンギンハウスの独パンで私を見てるという。
その独パンに出ていた高田よしひで朗とさいとう大すけ、及び私が指名した`じょにぃ´こと大倉泰隆と私という布陣。
じょにぃ君は大阪パルチザンの店長。かつて佐渡山さんのサポートをしていて、数年前に佐渡山さんと一緒に京都でライブした時に来てくれて‘出会って’いるが、今回は‘知り合う’為にご指名したのである。
実はこの日、自分の店でブッキングをしていたのを、わざわざずらして参加してくれたのだった。
しかも、音楽活動は休止中なんだそうだが…
トップバッターはそのじょにぃ。
私と彼だから分かる、あんな事やこんな事やが…(笑) 意識して選曲してくれたようだ。
ただ、想像していたのと違う、スタイリッシュな、美意識のあるステージだった。
ライブの後、1~2時間、差しでしゃべったが、今は新しい表現手段を追及し始めているらしく、それは是非見てみたいと思った。
私もだけど、歌うばかりが手段じゃないから。
自分が一番自然な方法で‘その事’を‘放つ’のが、一番伝わりやすいと思うしね。
「揺れる栄光」にメロディはいらないや。
‘朗読’という手段を得られたのは、自分にとって大きい。
さいとう大すけさんは、お茶目でポップなブルースマン。
今日のパンツが緩いと言ってたけど、あの緩さは希少価値があるな。(パンツじゃなくて音楽の方ね!笑)
‘ポップなブルース’に出来るところは、実は並々ならぬ実力なんじゃないかと。
萎縮しないで行きましょうよ!という言葉に、あぁ私、萎縮してるなぁ、と思ったな。
次が私。
今月23日は沖縄慰霊の日。6月はいつもなら「乙姫~」&「セルリアン」を歌いたいところなのに、今年は一回も歌ってないから、どうしても歌いたくて選曲。
実は広島でも歌おうと思っていたのだけれど、原爆資料館を見て止めた。
アメリカは広島には、原爆の効果と成果を最大限に上げる為に、それまで爆撃をしなかったそうで、直前までは爆撃を受けていない非常に数少ない都市だったのだそうだ。
いきなり、あの惨状となったという。
それと、日々じわじわと追い詰められていく沖縄の様子は一緒には出来ない。結果の悲惨さは同じであっても。
MCでも言ったが、結局は自己満足ではあるのだが、‘愛しき我らの大地は’というサビは東北の惨状が勝手に浮かぶ。
佐渡山さんに、‘沖縄の人は逞しいんだよ’と言われて言葉をもらった‘逞しく命を謳い~’。
今、正にその気持ちだ。
あと、念願の‘大阪で「Tシャツ」を歌う’を決行。(笑)
最後におまけで、じょにぃからリクエストのあった「死んじまいたい」を歌った。
後で、「リクエストに応えないで、‘ヒーロー’歌ってくれてもよかったんや!」と無茶を言われた。
最後がよしひで朗。
「乙姫~」&「セルリアン」を聞いてか、‘大事な事はたくさんあるんや!’と「コンドーム讃歌」を歌ってくれた。
素晴らしい反戦歌だ。
数年前、独パンで出会った時、この曲を聞いて‘こいつ凄い!’と思って、彼も私の曲で感じるものがあったらしく、ライブの後、握手をして、その手を15分くらい握り合い続けたのである(笑)。
それを生で聴けたのは嬉しかった。
リハで急に「ハレルヤ ハレルヤ」のピアノを弾いて欲しいと言われたが、サイズが読めず、上手くついて行けず申し訳なったわ。m(__)m
でも楽しかった!
こういう自由な感じも良いものだ。
徳島からわざわざかけつけてくれたとくちゃんや、仕事で忙しいのに来てくれたrokuちゃんはじめ、お客さんもたくさん来て下さった。
ありがとうございます!
狩俣さんからは前回よりずっと良かったと。やはり前回は相当萎縮していたらしい。
大分マシになったようだ、これでも。
次回のクラブウォーターは10月9日ですので、宜しくお願いします♪(笑)
そしてそれから、じょにぃとかよしひで朗とか、夜士朗はさっさと帰っちゃったが、スタッフのタイゾウさんとかアーウェイちゃんとかと延々話し、朝の4時に何故か店長のマツケンさんが出勤して来て、結局店を出たのは朝の5時。
すっかり日が昇っていた。
ここでも広島と同じ、ミュージシャンを取り巻く‘状況’とか‘問題’とか話に上がる。
土地の味わいは、旅人としてみればそれぞれなのに、我々のようなミュージシャンの状況は、面白い位共通だな。
みんな何とかしたいのに、何ともならないんである。
でも、特に今の40代前半の連中は、非常に力があるヤツが揃っていると私は思っている。
何とかすれば、何とかなりそうなもんだ。
それこそ力を合わせれば!
と、夢の一つも見たいのだ。
さすがに疲れて、チェックアウトギリギリまで寝て、すぐに新幹線に乗って帰りました。
本当は大阪城を見たかったんだけど、暑いし止めた。
また今度!
って言えるのが嬉しい。
十三クラブウォーター
田中眞紀子ライブ
1.夜の時代
2.ハルノジダイ
3.乙姫と白百合の記憶
4.セルリアンブルーの海
5.Tシャツ
6.揺れる栄光(朗読)
7.朱になれ
8.死んじまいたい
3月に練習したのと同じスタジオに入って、声出し。
あの時はまるで声が出なかったのを思い出す。
前夜騒いで、しかも電車が止まるなどのアクシデントもあり、声が出ないかも… などと心配していたが、ちゃんと出た。
あの時の心理状態が、自分にとっていかにヘビーだったか分かる。
今も頭の中はぐにゃぐにゃしてるが、それは理屈的なものであって、あの頃は頻繁な余震が、心身に無意識なところで相当影響してたんだな~、などと思う。
何だか大阪のホームになってきた(笑)、クラブウォーターの新スタッフ・タイゾウさんは、10年ほど東京にいて、震災を東京で受け、つい最近大阪に戻ってきたそうだ。
以前、高円寺のペンギンハウスの独パンで私を見てるという。
その独パンに出ていた高田よしひで朗とさいとう大すけ、及び私が指名した`じょにぃ´こと大倉泰隆と私という布陣。
じょにぃ君は大阪パルチザンの店長。かつて佐渡山さんのサポートをしていて、数年前に佐渡山さんと一緒に京都でライブした時に来てくれて‘出会って’いるが、今回は‘知り合う’為にご指名したのである。
実はこの日、自分の店でブッキングをしていたのを、わざわざずらして参加してくれたのだった。
しかも、音楽活動は休止中なんだそうだが…
トップバッターはそのじょにぃ。
私と彼だから分かる、あんな事やこんな事やが…(笑) 意識して選曲してくれたようだ。
ただ、想像していたのと違う、スタイリッシュな、美意識のあるステージだった。
ライブの後、1~2時間、差しでしゃべったが、今は新しい表現手段を追及し始めているらしく、それは是非見てみたいと思った。
私もだけど、歌うばかりが手段じゃないから。
自分が一番自然な方法で‘その事’を‘放つ’のが、一番伝わりやすいと思うしね。
「揺れる栄光」にメロディはいらないや。
‘朗読’という手段を得られたのは、自分にとって大きい。
さいとう大すけさんは、お茶目でポップなブルースマン。
今日のパンツが緩いと言ってたけど、あの緩さは希少価値があるな。(パンツじゃなくて音楽の方ね!笑)
‘ポップなブルース’に出来るところは、実は並々ならぬ実力なんじゃないかと。
萎縮しないで行きましょうよ!という言葉に、あぁ私、萎縮してるなぁ、と思ったな。
次が私。
今月23日は沖縄慰霊の日。6月はいつもなら「乙姫~」&「セルリアン」を歌いたいところなのに、今年は一回も歌ってないから、どうしても歌いたくて選曲。
実は広島でも歌おうと思っていたのだけれど、原爆資料館を見て止めた。
アメリカは広島には、原爆の効果と成果を最大限に上げる為に、それまで爆撃をしなかったそうで、直前までは爆撃を受けていない非常に数少ない都市だったのだそうだ。
いきなり、あの惨状となったという。
それと、日々じわじわと追い詰められていく沖縄の様子は一緒には出来ない。結果の悲惨さは同じであっても。
MCでも言ったが、結局は自己満足ではあるのだが、‘愛しき我らの大地は’というサビは東北の惨状が勝手に浮かぶ。
佐渡山さんに、‘沖縄の人は逞しいんだよ’と言われて言葉をもらった‘逞しく命を謳い~’。
今、正にその気持ちだ。
あと、念願の‘大阪で「Tシャツ」を歌う’を決行。(笑)
最後におまけで、じょにぃからリクエストのあった「死んじまいたい」を歌った。
後で、「リクエストに応えないで、‘ヒーロー’歌ってくれてもよかったんや!」と無茶を言われた。
最後がよしひで朗。
「乙姫~」&「セルリアン」を聞いてか、‘大事な事はたくさんあるんや!’と「コンドーム讃歌」を歌ってくれた。
素晴らしい反戦歌だ。
数年前、独パンで出会った時、この曲を聞いて‘こいつ凄い!’と思って、彼も私の曲で感じるものがあったらしく、ライブの後、握手をして、その手を15分くらい握り合い続けたのである(笑)。
それを生で聴けたのは嬉しかった。
リハで急に「ハレルヤ ハレルヤ」のピアノを弾いて欲しいと言われたが、サイズが読めず、上手くついて行けず申し訳なったわ。m(__)m
でも楽しかった!
こういう自由な感じも良いものだ。
徳島からわざわざかけつけてくれたとくちゃんや、仕事で忙しいのに来てくれたrokuちゃんはじめ、お客さんもたくさん来て下さった。
ありがとうございます!
狩俣さんからは前回よりずっと良かったと。やはり前回は相当萎縮していたらしい。
大分マシになったようだ、これでも。
次回のクラブウォーターは10月9日ですので、宜しくお願いします♪(笑)
そしてそれから、じょにぃとかよしひで朗とか、夜士朗はさっさと帰っちゃったが、スタッフのタイゾウさんとかアーウェイちゃんとかと延々話し、朝の4時に何故か店長のマツケンさんが出勤して来て、結局店を出たのは朝の5時。
すっかり日が昇っていた。
ここでも広島と同じ、ミュージシャンを取り巻く‘状況’とか‘問題’とか話に上がる。
土地の味わいは、旅人としてみればそれぞれなのに、我々のようなミュージシャンの状況は、面白い位共通だな。
みんな何とかしたいのに、何ともならないんである。
でも、特に今の40代前半の連中は、非常に力があるヤツが揃っていると私は思っている。
何とかすれば、何とかなりそうなもんだ。
それこそ力を合わせれば!
と、夢の一つも見たいのだ。
さすがに疲れて、チェックアウトギリギリまで寝て、すぐに新幹線に乗って帰りました。
本当は大阪城を見たかったんだけど、暑いし止めた。
また今度!
って言えるのが嬉しい。