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☆チェコ:ボへミヤン地方 チェスキー・クルムロフ ~チェスケー・ブディョヴィッツェ

2016-01-15 | ♥チェコ共和国・スロバキア・オランダ

 

チェスキー・クルムロフ城と旧市街地

 S字を描いて流れるヴルタヴァ川の高台に城が、平地に町が造られたのは13世紀の事

中世ルネッサンスの町並みが近代化されることなく取り残されている

 

【1992年世界遺産】 

 

凍えるような寒いチェスキー・クルムロフに着きました、 城のプラーシュティ橋が見えてきます

ヴァーツラフの地下室の先にある橋で、お城の回廊になっています

 

 

美しいルネサンス様式の町並みの上にそびえ立つ城の壮大な景観は、中世の面影に触れ魅了します

 

 

        

     雪化粧をまとったチェスキー・クルムロフの冬景色

チェスキー・クルムロフ城

 

「スグラヴィータ」という立体的に見せる装飾様式「だまし絵」が街中に施しています

古い様式を根こそぎ破壊することもなく、ゴシックからルネサンスに至るまで

ありとあらゆる建築様式が上手く同居

「だまし絵」はルネサンス期に流行した様式で、財政難に悩んだ末

城をより豪華により広く見せるための苦肉の策でした

 

 

旧市街地を散策

 

 

 

  

左の壁「だまし絵」

 

 

 聖ヴィート教会

 

 

  フラデークの塔

フラデーク(小さな城という意味)の塔は、13世紀頃に質素なゴシック建築で建てられ

16世紀後半にルネッサンス様式へと模様替えされました

19世紀と20世紀に修復が行われ、現在の姿になったそうです

 

 

聖ヴィート教会入口

 

 

 

           

 

 

 

旧市街地の裏通り

鉛筆のオブジェは コヒノール文具店(1790年に創業されたチェコの老舗文具店)

 

 

 チェコといえば

日本でも主流となっているビールの醸造法・ピルスナー発祥の地であり

ビール消費量世界一のビール大国です

そしてチェスキー・クルムロフでは地ビール・エッゲンベルクが味わえます

お昼は(フォト無し)、魚料理・水っぽいポテトなど頂きました

 

 

 

 

 

 クロムクフは「川の湾曲部の湿地帯」を意味しています

有史以来、たおやかに流れるヴルタヴァ川と、ボヘミヤの深い森に守られた小さな街

今は<世界で最も美しい街>の一つに数えられています

 

 

 

橋から眺めた聖ヴィート教会 

 

 

 

 

右のレンガ壁は「だまし絵」

 

 

 

 

 

 

 13世紀中世の面影が残るチェスキークロム城 

城の塔の下、窓のある階は「だまし絵」

 

 

 

 

 

チェスキー・クルムロフ城の壁の「だまし絵」の下に、400年来にわたって熊が飼われています

昔、狩りにでかけた王様が熊に襲われ城に逃げ帰り

城の跳ね橋を上げると追いかけてきた熊が落ちてしまい、それ以来熊が住み続けているという話です

今でも時々熊のニュースを聞くことがあります ↓

 

 

 

ウゥ~ン さむい~さむい~

 


 

 

寒くて滑りそうな道をゆっくりと歩いて歴史探訪を楽しみました

 旧市街地は中世の面影がそのまま残っています

狭い裏通りからは 聖ヴィート教会、チェスキー・クルムロフ城の塔が聳えて、誇らしく感じました

 

第二次世界大戦から帝政ロシア傘下入っていましたので、まだ街中はその名残が十分ありましたし

ロシア生活用品・民芸品も売っていて、日本からの旅人は遠い世界の歴史を垣間見させて頂きました

 

 

チェスキー・クルムロフ街の風景ですが

 子供たちが雪合戦して遊んでいたり

 スーパーにも入ったのですが、日本の昭和40年代頃のような感じで、商品も少なく、、、

 おみやげ店ではしっかり商売をしていましたし(◎_◎;)

 しかし都会とはかけ離れた質素で素朴で慎ましやかな雰囲気でした

 


 

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 南ボヘミヤ地方 チェスケー・ブディョヴィッツェに立ち寄りました

PM4:00前でしたが日没が始まって、相変わらず寒い

 

 

チェスケー・ブディヨヴィツェはボヘミア王国の交通の要塞として発展 した

旧市街の中心にあるプシェミス・オタカル2世広場には

 1641年の大火の後、バロック様式の美しい市庁舎をはじめ美しい建物が立ち並びます

 

 

 

 

18~19世紀に建てられた家々

隙間なく建て並んだ町の広場は色とりどりでおとぎの国のようです

また市庁舎の壁から龍の頭のようなのが飛び出し!伝説上の大蛇ないし翼のあるドラゴン・・・

※ "Lindwurm" (リントヴルム)は、伝説上の生き物で翼があるドラゴン wiki より

 

 

 

 

 

 

 

聖ニコラウス聖堂隣の黒塔 (高さ72m)

 

 

 

 

 

 

 

 寒くて、レストランのトイレを借りました 

(下)画像のオブジェが窓・壁・天井に

ドライフラワーにオレンジカラーを塗って統一しています

 可笑しかったのですがオーナーが私に「ありがとう」なんてっ。。。

反対ですよ~アリガトサン

 日本人が利用しているのでしょうね(*^^)v

 

 

 

 

 

 

プシェミス・オタカル2世広場でウロウロしていたのですが

広場の周りは商業施設 、食べ物屋さんもあり、人だかりのパン屋さんに寄りました

中央ヨーロッパで一番美味しいと思ったのは、ヨーグルトパン多種

 

 

 それでは17:00過ぎ頃?プラハに行きます

 

 

 

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この街は、13世紀からビール醸造を行ってきた歴史があります

皇帝のための王立醸造所があった時代もあり醸造されるビールは

ブディェヨヴィツキー・ブドヴァル(以下、ブドヴァル)という

ビールはアメリカのバドワイザーの元祖となったビールです

ブドヴァルはドイツ語読みをすると、「バドワイザー」と読む

ただし、味はバドワイザーよりも重くて深くて濃い

実はチェコvsアメリカのバドワイザー商標登録を巡って、裁判が起きたこともある

結果は「チェコにアメリカのバドワイザーを輸入してはいけない」という条件のもと、

どちらもバドワイザーとして認められることになった          

 

               

 チェコはスロバキアと別れた事知っていましたか?

西洋史でかつて習った事しか知らず、今回は勉強になりました

ベルリンの崩壊後、1993年チェコ共和国になりました

        

          

 

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 この旅行記は2005年当時の記録を基に作成しております

現在の状況について保証するものでは一切ありません

 

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2 コメント

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Unknown (hanasakuoka)
2017-01-20 11:20:56
こうして、当時を思い起こして綴るということは、
なんと、素敵なことですこと。
克明な記録が残っているんだろうな~

素敵です。
絵本の世界 (フォ~☆シーズン~☆みさ々)
2017-01-20 20:05:54
hanasakuokaさま
コメントありがとうございます。

そうですね~当時の東欧は私には絵本の世界で思い出多い国です。
今回、過去記事の画像をUPし再投稿しましたが、あの頃が読みかえってきます。
ホントに不思議です。
あの寒さや食事を克明に覚えています。


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