goo blog サービス終了のお知らせ 

日々雑感

サンフランシスコからコロラド州グランドジャンクションに引っ越してきました。アートや暮らし、日々の雑感などをお伝えします。

Orphan Art Bill_アートを蹂躙する最悪の法律?

2008-07-19 | Information
今、アメリカで信じられない法案が審議されようとしています。もし可決されれば、多くの創造活動を営むアーティストやクリエーターは大きな打撃を受けることになるかもしれません。
http://mag.awn.com/index.php?ltype=search&sval=you+will+lose+all+right&article_no=3605

現在の国際条約では、誰か何か作品を作ったら、自動的にその作者に著作権が与えられることが保証されていますが、Orphan Art Billが可決されれば、アートを創造した作家に著作権が与えられるのではなく、その作品をしかるべき登録事務所に登録した人間にその著作権が与えられることになります。三十年以上の過去に遡って、すべての芸術的作品、一遍の詩曲、一枚のスケッチ、一枚のスナップ写真にいたるまで登録をしないとその著作権が認められず、もし他者によってその作品が先に登録されてしまうと、作った本人にすら無断使用が許されないことになります。

財力をもつ大企業が政治に働きかけこの法案を通そうとしているそうです。一部の大企業によるアートの専有化が始まるかもしれません。この法案が可決されれば、アーティストは莫大な登録費を使って、自分の作品を守らなければ、その作品に対する権利を失うことになります。

アメリカで法案が可決されれば、国際条約も影響される可能性もありえます。そうなれば、世界中の多くのアーティストが自作への権利を失い、創造することをやめてしまうかもしれません。世界中のアートの衰退が懸念されます。

今後の動きを見守りたいと思います。
http://www.illustratorspartnership.org/01_topics/article.php?searchterm=00185

最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sai)
2008-07-20 16:13:53
元ネタの英語の記事はえらく扇情的ですね。
日本語訳してくれる人はいないでしょうか。
返信する
訂正とお詫び (fumiyo)
2008-07-22 07:34:43
投稿しました内容とリンクの中に誤りがありましたので、一部削除と訂正を加えました。
リンクが活用できなかった皆様、お詫び申し上げます。
返信する