5 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 NHKで郷さんの歌 (tetsu) 2013-02-27 21:50:21 ご無沙汰しています。先日の視点論点というNHKのテレビ番組で日本絵手紙協会代表の小池邦夫さんが郷さんの短歌二首「一瞬に人を殺めし」、「老い母が」を字幕付きで紹介されました。経緯は後に譲りますが、絵手紙をしている人たちの多くに郷隼人さんの名前と短歌が刻まれたと思います。 昨日の続きです。小池邦夫さんの視点論点の後半部分です。 (tetsu) 2013-03-01 17:01:29 昨年の秋に、誘われて奈良県にある春日夜間中学校を訪ねました。このとき、西畑保さんに初めて出会いました。西畑さんは、小学校二年生の時にいじめにあって小学校に行かなくなりました。結婚するときにも読み書きができないことを隠していました。あるとき、字がかけないことが奥さんにわかってしまい、離婚されると思ったそうです。ところが奥さんからは、「一緒に字を覚えましょう」と励まされました。西畑さんは六十五歳でやっと夜間中学に入学して、少しずつ字を覚えてきたそうです。中学の授業の中で、次田先生から、アメリカのカリフォルニア州の獄中歌人・郷隼人さんの短歌を知りました。「一瞬に人を殺めし罪の手と うた詠むペンを持つ手は同じ」「老い母が独力で書きし封筒の歪んだ英字に感極まりぬ」郷さんの短歌を読んで心打たれたそうです。そして西畑さんは、アメリカの郷さんに手紙を書かずにおれなくなりました。届くかどうかも判りません。辞書をひきひき、習いたてのひらがなを中心にして書きました。しばらくすると獄中から返事が届いたそうです。西畑さんとの出会いはいつまでも私の心に残りました。お会いした三日後に、夜間中学校宛に手紙を書きました。西畑さんからも手紙が届きました。たどたどしい字ではありますが、心をこめて全力で書いているのがすぐにわかります。いてもたってもいられない気持ちは、野口シカさんが、アメリカにいる息子の英世に書いた手紙の真率さと共通しています。手紙は平等です。ハガキなら五十円で日本全国どこでも誰にでも届きます。すべての人に開かれています。西畑さんは、字を覚えるのは遅れましたが、習いたての字で手紙を書き、新聞に投稿もしています。西畑保さんは今七十六歳。字が読めて書ける、青春時代を生きています。野の花がひっそりと咲いています。いつからでも学ぶことはできるのです。U+A0 Unknown (早野) 2013-03-06 19:29:56 びっくりするようなコメント本当にありがとうございます。小池邦夫さんのお名前は知っていますが、そういう番組にご出演され先生の学校のこと、西畑さんのこと、郷さんの歌を紹介されたのですね。西畑さんの人生と西畑さんの向学心を今回初めて知り私も感動しました。直接テレビを見ることができず残念でしたが、早速アメリカに手紙を書こうと思います。実はお返事が遅れたのは郷さんの故郷鹿児島の山 開聞岳と韓国岳に行っておりました。鹿児島は、はや春の風 そら豆やエンドウ豆がいっぱいなっていました。桜島は噴煙をたなびかせ、新燃岳もまだ活動中でした。郷さんの故郷は本当に素敵なところです。お元気でお過ごしくださいね。 お返事ありがとうございました。 (tetsu) 2013-03-06 20:53:01 早野さん、コメントありがとうございます。もしご希望ならDVD送ります。NHKオンデマンドなら有料ですが、今なら見られますし、視点論点で小池先生の名前で全文検索出来ますよ。 ありがとうございます (hayano) 2013-03-06 23:10:20 オンデマンド よく聞きますが さてさて?NHKの支局がすぐ近くなので 一度聞いてみようと思います。ご自分で録画されたDVDをお持ちなのですね。こういう機会にオンデマンドなるものに挑戦するのもいいかな?と 規約違反等の連絡 コメントを投稿 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
先日の視点論点というNHKのテレビ番組で日本絵手紙協会代表の小池邦夫さんが郷さんの短歌二首「一瞬に人を殺めし」、「老い母が」を字幕付きで紹介されました。経緯は後に譲りますが、絵手紙をしている人たちの多くに郷隼人さんの名前と短歌が刻まれたと思います。
中学の授業の中で、次田先生から、アメリカのカリフォルニア州の獄中歌人・郷隼人さんの短歌を知りました。
「一瞬に人を殺めし罪の手と うた詠むペンを持つ手は同じ」
「老い母が独力で書きし封筒の歪んだ英字に感極まりぬ」
郷さんの短歌を読んで心打たれたそうです。
そして西畑さんは、アメリカの郷さんに手紙を書かずにおれなくなりました。届くかどうかも判りません。辞書をひきひき、習いたてのひらがなを中心にして書きました。しばらくすると獄中から返事が届いたそうです。
西畑さんとの出会いはいつまでも私の心に残りました。お会いした三日後に、夜間中学校宛に手紙を書きました。西畑さんからも手紙が届きました。たどたどしい字ではありますが、心をこめて全力で書いているのがすぐにわかります。
いてもたってもいられない気持ちは、野口シカさんが、アメリカにいる息子の英世に書いた手紙の真率さと共通しています。
手紙は平等です。ハガキなら五十円で日本全国どこでも誰にでも届きます。すべての人に開かれています。
西畑さんは、字を覚えるのは遅れましたが、習いたての字で手紙を書き、新聞に投稿もしています。西畑保さんは今七十六歳。字が読めて書ける、青春時代を生きています。
野の花がひっそりと咲いています。いつからでも学ぶことはできるのです。
U+A0
今なら見られますし、視点論点で小池先生の名前で全文検索出来ますよ。