まちだ市民大学 国際学「今、改めて核を学ぶ」
第5回講義 公開講座「核をめぐるメディアの問題」
講師:鎌仲ひとみさん
多数の応募者が予想されるため、会場が森野分庁舎から町田市民フォーラムホールに変更された。当初30名の枠がフォーラムに変わり188席がほぼ満席の状態で講座が始まった。
原発事故がまだ収束の見通しも立たない中 みんな高い関心も持って鎌仲さんのお話を固唾を呑んで伺った。
鎌仲さんは本当に素晴らしくタフな方。6時半から8時半までの2時間、NON STOPで話された。4月末はドイツ、講義前日にはカナダにおり、カナダの前にはカルフォル二ア、ロサンジェルス、ついさっきまで名古屋で飯田哲也さんと対談をされていたそうだ。
飯田哲也さん 鎌仲ひとみさんの対談の冊子が発売された。当日の30冊は即完売。本屋さんで購入を。
「今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私たちの暮らし (岩波ブックレット) 飯田 哲也、 鎌仲 ひとみ
講座のタイトルは「3.11後を生き抜く 無用の被曝を避ける エネルギーシフトを実現する」
後半部分をご紹介。エネルギーシフトを実現しているスウェーデンの取り組み
1972年のオイルショックを深刻かつ現実的に受け止めた。
30年間で石油はなくなる。50年でウランがなくなる。
1980年に国民投票を行った 原子力に頼らない、更に石油にも頼らないことを国民は選んだ。
国民投票の意義とは議論と情報が開かれることである。
(日本でどれだけちゃんとした議論と情報公開がなされるだろうか。)
1983年初のエコ自治体宣言 2001年脱化石
1989年ナチュラルステップ設立
環境冊子を全戸配布 持続可能になろう
ナチュラルステップのフレームワーク
1.地殻から掘り出した物質の濃度が増え続けない
2.人間がつくりだした物質の濃度が増え続けない
3.自然が物理的な方法で劣化しない
4.人々が満たそうとする基本的なニーズを妨げない
これは科学であり、政治、経済の力でゆがめられない。
(日本では政治が、経済の力がどれだけのものを奪い、傷付けてきたのだろう。)
1992年リオの地球サミットの「アジェンダ21スウェーデンすべてのコミューン(自治体)でアジェンダ21「ローカルアジェンダ」を導入
自然エネルギーは国家の安全保障
し尿からエネルギーを生み出している…バイオガス
し尿処理の仕事をしている人たちが「僕たちはエネルギーを作り出しているんだぜ」と誇らしげにしているんだそうだ。
世界における自然エネルギーはこの10年間で増えている。原子力発電は確実に減ってきている。
日本の原子力発電も17サイト54基あるが現在は事故や点検、停止要請等で半分は停止している。浜岡は再始動させないようにしなくては。
自然エネルギー市場と雇用について
原子力発電をやめたら 雇用はどうなるという人がいるが
ドイツではすでに26万人(2006)の雇用を創出
今後50万人(2020)、71万人(2030)を見込む
スペインは風力と太陽光で19万人の雇用創出
米国では自然エネルギー全体で直接雇用19万人
間接雇用25万人(2006)
中国では約94万人の雇用(2007)太陽熱で60万人
ブラジルではバイオエタノールで50万人の雇用が創出されている
なんとしても捨て場のない原子力発電をやめて 自然エネルギーへシフトしていきたい。
第5回講義 公開講座「核をめぐるメディアの問題」
講師:鎌仲ひとみさん
多数の応募者が予想されるため、会場が森野分庁舎から町田市民フォーラムホールに変更された。当初30名の枠がフォーラムに変わり188席がほぼ満席の状態で講座が始まった。
原発事故がまだ収束の見通しも立たない中 みんな高い関心も持って鎌仲さんのお話を固唾を呑んで伺った。
鎌仲さんは本当に素晴らしくタフな方。6時半から8時半までの2時間、NON STOPで話された。4月末はドイツ、講義前日にはカナダにおり、カナダの前にはカルフォル二ア、ロサンジェルス、ついさっきまで名古屋で飯田哲也さんと対談をされていたそうだ。
飯田哲也さん 鎌仲ひとみさんの対談の冊子が発売された。当日の30冊は即完売。本屋さんで購入を。
「今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私たちの暮らし (岩波ブックレット) 飯田 哲也、 鎌仲 ひとみ
講座のタイトルは「3.11後を生き抜く 無用の被曝を避ける エネルギーシフトを実現する」
後半部分をご紹介。エネルギーシフトを実現しているスウェーデンの取り組み
1972年のオイルショックを深刻かつ現実的に受け止めた。
30年間で石油はなくなる。50年でウランがなくなる。
1980年に国民投票を行った 原子力に頼らない、更に石油にも頼らないことを国民は選んだ。
国民投票の意義とは議論と情報が開かれることである。
(日本でどれだけちゃんとした議論と情報公開がなされるだろうか。)
1983年初のエコ自治体宣言 2001年脱化石
1989年ナチュラルステップ設立
環境冊子を全戸配布 持続可能になろう
ナチュラルステップのフレームワーク
1.地殻から掘り出した物質の濃度が増え続けない
2.人間がつくりだした物質の濃度が増え続けない
3.自然が物理的な方法で劣化しない
4.人々が満たそうとする基本的なニーズを妨げない
これは科学であり、政治、経済の力でゆがめられない。
(日本では政治が、経済の力がどれだけのものを奪い、傷付けてきたのだろう。)
1992年リオの地球サミットの「アジェンダ21スウェーデンすべてのコミューン(自治体)でアジェンダ21「ローカルアジェンダ」を導入
自然エネルギーは国家の安全保障
し尿からエネルギーを生み出している…バイオガス
し尿処理の仕事をしている人たちが「僕たちはエネルギーを作り出しているんだぜ」と誇らしげにしているんだそうだ。
世界における自然エネルギーはこの10年間で増えている。原子力発電は確実に減ってきている。
日本の原子力発電も17サイト54基あるが現在は事故や点検、停止要請等で半分は停止している。浜岡は再始動させないようにしなくては。
自然エネルギー市場と雇用について
原子力発電をやめたら 雇用はどうなるという人がいるが
ドイツではすでに26万人(2006)の雇用を創出
今後50万人(2020)、71万人(2030)を見込む
スペインは風力と太陽光で19万人の雇用創出
米国では自然エネルギー全体で直接雇用19万人
間接雇用25万人(2006)
中国では約94万人の雇用(2007)太陽熱で60万人
ブラジルではバイオエタノールで50万人の雇用が創出されている
なんとしても捨て場のない原子力発電をやめて 自然エネルギーへシフトしていきたい。