猫は強い

　うちの猫、グレの首に真っ赤な湿疹を見つけたときは、すぐに治ると思っていたので放置しておいたが、気がつくとどんどん広がり、ごっそりと毛が抜けているではないか。嫌がる猫を病院に連れていくのは、ひと仕事。
　待っている時間の長く感じること。その間、待合室でお互いのペットの話になったりする。「まあ、かわいいですね」チワワをかわいいと思ったことはないが、褒めるわたし。うちの子は、ギャーギャー泣くし。「はい、もうすぐよ。がまんしてね」子供を持った母の気持ちがわかる。
　先生に「籠からだしてください」と言われたが、出ないので、逆さにしたら、まだしがみついている。まるで手品みたいだ。嫌なんだわ。
　検査の結果、原因不明。アレルギーということになったが、なんなのかよくわからない。今は回復に向かっている。

１０年ぶり

　「いきいき」という雑誌から、１０年ぶりに取材を受けた。「あれから１０年もたったのね」そのときの記事を持ってきてくれたので見ると、あら、懐かしいこと。若いこと。それにしても、この１０年の早かったこと。５３歳から６３歳のこの１０年はあっというまだった。でも、負け惜しみではなく、今の自分が一番好きかな。ほうれい線は悩みの種だけど、したいことが明確なので毎日が楽しい。
　今日は、老舗のシャンソニエに行ってきた。クミコがでたシャンソニエだ。次は、ジュンコだわ。なんて、おばさまたちと前祝いまでしてきてしまった。音楽はジャンルに関係なくいい。特に生の音楽は最高！！音楽はやはりライブですね。

ガラガラ

　先日、パーテイの打ち合わせに行ったところ、超感じ悪い対応に、久しぶりに頭に血が上ってしまった。一緒に行ったいつも穏やかで優しい同僚も、声を荒げてしまったのだから想像がつくだろう。思うに、経営不振で従業員にやる気がないのだろう。
　「飲まないでいられないわよね」と近くの赤坂サカスでやけ酒ならぬやけワインを。やけワインなのに、なぜかおいしい。
　会話が弾み、結局、閉店までいたのだが、ここの店は感じよく、若いイケメンがハーブテイのサービスをしてくれた。ああ、たまには頭にくるのもいいかも。怒ると生きている気がする。活力がわいてくる。
　そこで、気付いたのが、お客がいないことだ。閉店までいたのに、お客はたった２組だけ。他の店もガラガラだ。わあお、どうなっているの。先行き不安と不景気で外食をする人がいなくなった？それはそれでいいが、こんなことが続いたら、失職する人が増えるので大変だ。皆さん、日本の未来のために、家で鍋ばかりしないで、外食しましょうよ。

ピンクの続き

　これまでは、いくらなんでもピンクのメイクはしない私だったが、顔もくすんできたことなので、少しピンクにしてみたところ、案外いいので自分でも驚いている。そのせいか、最近、いい出会いが多い。本当よ。
　ピンクの力は本当にあるので、あなたも、ぐずぐずしていないで、やってみたら？人生、あきらめるのは早いわよ。なんでも、行動しないとね。
　これから、わたしはピンクのチークを買いにいってきます。チンドン屋にならない程度に塗ってみるわ。ああ、どうしよう。人生が益々楽しくなってきたわ。正直言って、老後のことなどどうでもいい！！考えても考えなくても「ババア」になるのよ。すべては今、今、今。今よ。

エストロゲン

「エストロゲンがたりない」の歌を知っている人はどのくらいいるのかしら。あの歌を歌うと、みんなが笑顔になってのりのりになる。７年前に作った歌だけど、お蔵入りさせるのはもったいないと言われ、最近は、ことあるごとに歌うようにしている。
　昨日はギター教室のライブが。わたしもライブハウスで熱唱！！プロのバンドはすごい！！始めて聞く歌、初めて見る譜面なのに一発で演奏してしまう。それにしても昨日のバンドの方たちは素晴らしかった。外で会ったらただの若者だが、ドラムをたたきだすと、「かっこいい！！すてき！！」の一言。ベースもピアノもかっこよかった。すごい音楽レベルの高さだ。先生のギターも最高！！ああ、もうため息がでてしまう。
　演奏がいいと、こちらの歌ものりのりに。そのうちに、ちゃんとしたＣＤを作るつもりなので、彼らに演奏を頼もうかと思う。「いいですか？」と聞いたら「いいですよ。先生に言ってください」と答えてくれた。
　音楽は心の栄養。幸せにしてくれる。エストロゲンを全国にまき散らすのがわたしの来年の目標だ。

ピンクという色

　ピンクというと、恋をしているとか、なにかと恋を連想させるが、先日、ああ、そうなのかということがあった。あるシンガーの人と会う機会があり、そのとき、彼女が私を見てこう言ったのだ。
「あなたも愛を与える人？」　どうこたえていいか戸惑っていると、彼女はわたしが身につけていたピンクの時計とピンクのネールを指差した。
　彼女によると、ピンクは恋する色ではなく、愛を与える色。ピンクは人を幸せにする色だという。「愛を与える人」とはなんと素敵な言葉ではないか。
　わたしはそれ以来、意識的にピンクを取り入れるようにしている。それに不思議なのだかピンクを身につけていると、幸せな気分になれる。
色の効果って大きい。あなたもピンクで愛を与える人になりませんか。暗い色はよくないですよ。