あとだしなしよ

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ドキュメント:チェルノブイリ原発事故

2006年04月27日 | 経済・政治・国際
BS きょうの世界 NHKで事故から20年目のチェルノブイリ原発に関する放送を3日間していました。(※2006年04月27日の記事です。)
『チェルノブイリ20年 消えない放射能汚染』
チェルノブイリ原発事故から、26日で20年が経つ。事故を期に「脱・原発」に舵を切ったヨーロッパでは、20年の節目をどう捉えようとしているのか。3日間の特集で見ていく。初日は、被害の中心となったベラルーシとウクライナの現状を、キエフからの中継で伝える。

『チェルノブイリ20年 クレムリンと原発事故』
シリーズ2日目は、汚染拡大へのクレムリンの責任について。放射能漏れ情報は、ソビエトの秘密主義のもと、どう処理されたのか。ゴルバチョフ元書記長などの証言から明らかにする。また現ロシア政権は国内被曝者への補償等に後ろ向きだ。ベラルーシ・ウクライナより日が当たらないロシア国内の被曝地ブリヤンスクの現状を伝え、原発問題へのクレムリンの姿勢を問う。

『チェルノブイリ20年 文明としての核への問いかけ』
チェルノブイリの惨劇を受けて、人類の文明としての核が大きく問われ、欧州を中心に“脱原発”の動きが広がった。それから20年。原油高の中で、各国は再び原発再建に向けて動き始めている。史上最悪の原発事故の教訓は、このまま風化していくのか。チェルノブイリ20年の国際会議での議論も含め、3回のシリーズを現地原子炉前からの中継で締めくくる。
BS【きょうの世界】





チェルノブイリ20年:第一回
20年目の事故現場では建物の風化が進んでいる。石棺と呼ばれている事故時に決死の工事によって作られた工場跡の、象の足と呼ばれているウランやプルトニウムを含んだドロドロに溶けたと思われる溶岩状の固形物が映し出された。石棺の風化により、塵状になった高レベルの核物質の空中拡散が心配されている。20年目の今日でもさらに新しいドーム状の石棺の工事が計画されている。ソ連崩壊により事故時の工事に携わった人達への保障もされていない。



チェルノブイリ20年:第二回
20年後の今日でも線量が80?位の土地に人が住んでいる。のどかな風景に見えるが、そこで穫れる畜産製品はいまだに売ることが出来ない。ロシア政府が貧しい人達をこの土地に住むように手配している。彼らは貧困の為に他の土地へ移り住むことが出来ないと語っていた。ゴルバチョフの話。「当時は事故の情報があまり入ってこなかった。彼はこの事故で核軍縮の必要を感じた。」
チェルノブイリのお医者様が、放射線障害の最大の脅威は呼吸ではなく、核汚染した食品をとることであると言っていた。(環境に飛び交う放射線より、食物連鎖により濃縮された核物質から体内被爆することの影響が大きいのであろう。)ロシアのような広大な超大国(エネルギー輸出国)でも一基の核施設の事故が20年経っても処理できないと語っていた。



チェルノブイリ20年:第三回
チェルノブイリの被害を直接受けた森の国、ドイツの例を紹介。ドイツは脱原発政策を変えていないが、最近の原油高と代替エネルギーへの対応が課題となっている。ロシアはチェルノブイリの当事国だが核産業が輸出産業として優秀なために、核推進国である。このために事故を過小に評価している面を指摘。IAEAも根本的に核産業なので中立団体ではない。ロシアは輸出産業としての原発を推進する構えで、イラン、インド等原発を望む国に核技術を売り込もうとしている。放射線障害に対する科学的な回答はまだ得られていない。



日本でも原発は減りませんし、さらに青森県の六ヶ所村の日本原燃の核再処理工場が、核廃棄物を海洋廃棄しようとしています。ここでも核による食品汚染が懸念されています。リサイクルとか言っていますが、要するにプルトニウム製造工場でしょう。破壊活動に狙われたらイチコロです。高レベルの核廃棄物の最終処分もできていませんし、ウラン採掘時の被爆もありますので、どこがクリーンエネルギーなのかさっぱり分かりません。。

<<2011年3月13日追記、出来るだけ正確に書くよう心がけていますが、私は専門家でない素人です。ご参考まで。>>

<<関連リンク>>
<ご参考>
横須賀配備へ・原子力空母は安全なのか



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
セシベル (Unknown)
2011-03-25 00:09:26
チェルノブイリのとき日本には何セシベルの放射性物質が降り注いでいたのですか?
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わからないです (管理人)
2011-03-25 07:26:10
よくわからないですが、環境放射線データベースというものがありますので、1986年のデータを調べれば概略はわかるかもしれません。

http://search.kankyo-hoshano.go.jp/top.jsp
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こんなデータがあります (管理人)
2011-03-29 11:47:43
これはプルトニウム。
@hayano【5.昔はPuがもっとあった】気象研究所のデータによると,1990年以来,土壌中濃度も降下量もほぼ横ばい.しかし,過去には現在の1000倍の降下量だった年もある(気象研).添付図参照. http://plixi.com/p/87687218

これとか、
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2009Artifi_Radio_report/Chapter1.html

やはり60年代前半が一番降り注いでいるようです。いまの45から50くらいの世代。
だから安全だという言う気はありませんが。。
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こちらも (管理人)
2011-03-29 11:54:23
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2007Artifi_Radio_report/Chapter5.htm

気象研究所 Artificial Radionuclides in the Environment 2007
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