masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

当事者になれば無関係ではなくなります。

2016年07月07日 | ガソリンスタンド2

一を聞いて十を知る人もいるのですが・・・の続きです。

業界のことを消費者に伝えようとこのブログを書いていますが、理解してもらうのは難しいと改めて思いました。


当ブログへのメールやコメントは応援メッセージだけではありません。
 
批判的な意見もあります。
 
 

「業界の事情は消費者には関係ない」という意見も、内外から頂戴します。
 

果たして本当にそうでしょうか?
 
ご自身が“影響のない”環境にいるから、そう言えるのではないでしょうか?

 
消費者が言うそれは、
ご自身に車があり、周辺には安値店があり、セルフもフルもある環境ー
 
どの店を利用するか、好きに選べる環境ー



業界内の人間が言うそれは、
インセンティブがある特約店等、優位な立ち位置にいるー
或は、業転玉を取ることで問題をクリアできているー



だから、
「業界の内情は消費者には関係ない」ではなくて、正しくは「業界の内情は自分には関係ない」なのではないでしょうか?



でもここで、少し想像して頂きたいと思うのです。
 
ガソリンスタンド過疎地で、その地域に1軒だけになってしまった店でも廃業してしまうのは何故なのか。
 
都市部でガソリンスタンドはあるにも関わらず、“灯油難民”が生まれるのは何故なのか。
 



自分には関係なくても、
世の中にはその“業界の内情”が原因で不便を被っている人がいるということー
 


そして、
これまで全量系列仕入れの地場3者店をスケープゴートにして、自分は安値店として客数(売上)を伸ばしてこれた2者店などの同業者も、
コストコの出現や販社の安売りに不当廉売申告を繰り返すなど、安穏としてはいられなくなっている様子が窺えます。



:::::


 
「仕切り格差の是正を」という声に、「(共同購入などで)努力を」という声で返されるのなら、
最後の1軒になるまで価格競争が続くーということになります。

(実際にはそんなことにはならないでしょうが、)




「ガソリンスタンドが廃業する理由」で検索して出てくるものは、

●地下タンク●後継者問題●需要減●過当競争

地下タンク問題も後継者問題も普通に働いて利益が出る状況なら解決できます。
需要減も過当競争も同じ条件下(同じ土俵)での競争なら問題ありません不満はありません。


全ては「大き過ぎる卸格差」、これが大元の原因です。

真っ先に解決すべき問題です。


しかし、それはなされそうにありません。


ならば、理解してもらうのは難しくても“知ってもらう”。

それしかありません。





ネット上ではサービスの悪い店に対して
そういう店は早晩潰れますから
といった書き込みもみられますが、


要するに、自分が気に入らなければ「潰れる」と言いたいのです。
自分を不愉快にさせた店は「潰れればいいのに」と思うのです。
そういう部分が、人にはあるのではないでしょうか。


そのガソリンスタンドが無くなった理由は・・・




「見てワカランもんは聞いてもワカラン」、「(ブログを)もうやめたら?」とこうちゃんは言うのですが、
先日頂いたメールに、“家族経営の小さなスタンドのサービスに内心不満を持っていたが、このブログを読んで納得できました”、とありました。

店の営業と共にこのブログも、まだまだ続けようと思います。

ありがとうございましたm(_ _)m






追記


努力が報われない原因


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。