キャンプだKANちゃん

冬はノルディスクのスーに薪ストーブをインしてます。夏には巨大なファウデ・キャッスルを展開中~~ 横浜より

スーで薪ストーブを使うことについて

2015年01月27日 | gear
今回は我が家の薪ストーブである小川キャンパルちびストーブ2のインプレッションです。

ウチの冬のキャンプスタイルはノルディスクのスーを使って、小川のちびストーブ2で暖をとってます。

ちびストーブは一昨年に購入し、昨年の1月、厳冬期の北軽井沢で使い始めました。
多くの方のホームページを見て自分なりにあれこれ設置方法について勉強しました。
ここでは設置方法のよし悪しについては言及せず、スーで2シーズン使ってみた感想を書いていきます。

★設置場所

・寝床のスタイルを考えて
・真ん中に置くと4人家族では以外と狭くなる



ちょうどスーの真ん中あたりになります。
ウチはベンチレーターから煙突をズボッと抜くため、このような配置に限定されます。


4人家族が寝床にするインナーテントがあるため、中心部に薪ストーブを置くと中での動線は非常に限られます。
また、チョロチョロする兄弟が火傷しないためにも、煙突周りの断熱は必至です。

★煙突の配置、延長

・スーを加工するかどうか
・付属の煙突だけでは煙を外へ出せない
・断熱はじゅうぶんに
・ベンチレーター周囲の断熱も忘れずに
・脚立がなくても固定できる

ちびストーブ2の付属の煙突だけではスーのベンチレーターの外へ出す事が出来ません。
なので、皆さん色々工夫されてますね。
ストーブ本体を隅っこに置きたい方はスー本体を加工して横から煙突を外に出したり、あえてベンチレーターを避けてその横を加工していたり、ウチにはそんなスキルが無いので直出ししてます。
子供がいるので万が一に備え手厚く断熱してますが、最初は断熱材の接着剤も焼けるのですごい臭いが出ます。
また、薪の状態によって煙突トップからタールが噴き出す場合があるので注意が必要なです。
ストーブが真っ赤になるほど燃焼させてしまう事がありますが、非常に危ないです。

煙突の固定にも皆さん苦労されていますが、ウチも苦労しています。1年目は管理棟で脚立を貸し出してもらい、上部を針金でセンターポールと固定していました。
煙突を延長する際、スパイラルダクトなどで継ぎ足すと、その重みでストーブ本体が前のめりに傾くので注意が必要です。



★温もり具合

・Tシャツ一枚で過ごせるのは燃焼させすぎ
・温度計は必要
・焚き火じゃないので薪ストーブ用の薪を
・それでも有ると無しでは別世界
・薪はたくさん必要

以前、家庭用の石油ストーブをスーに入れて一泊しましたが、全然暖かくなりませんでした。



反射式のストーブでは一定方向にしか放熱しないのが原因かと思われます。
また、キャンプでよく登場するストーブ類も何台か一緒に使えば暖かくなります。

ちびストーブは名前こそちびですが、暖かさでは石油ストーブとは別世界です。
しかし、マイナス10度を下回る北軽井沢あたりでフル稼働さすには経験と知識が必要だと実感しました。あまりの寒さにストーブが何時までも温まらないため、煙がスーに逆流したり、途中で消えたり、隣のテントのアラジンストーブが羨ましくなった事もありました。

意外だったのは、キャンプ場によって用意されている薪のサイズが違ってSGの薪ストーブ用の薪は最高の品質なのですが、ちびストーブには入りません。その辺の注意も必要です。

温度計は


こんな感じで使ってます。
あくまでも目安ですが、Bestoperationにあるうちが安全だと思います。
それを超えると、ストーブ本体が真っ赤になってきますので非常に危険です。



薪の種類によりますが、1日で5束以上は使います。なので、廃材などあれば持っていく方がお得です。その際はタールの噴き出しや薪をくべる際に、爆ぜて火の粉が舞うことに注意が必要です。
就寝時は、2本程度入れて種火の状態にしています。

★注意すること

・風が強くなって来たらストーブから離れずに
・使い終わったら手入れが必要

はじめて使ったSGでの事、夜、スーが倒れそうな暴風が吹き荒れた事があります。
真っ暗なスーの中で煙突とストーブがひっくり返らないか心配で、何度も外に出て凍った地面にソリステを打ち込んだ事がありました。
その間妻は煙突とセンターポールを支えてました。

多くのキャンプ場は天候の変化がありますから、晴れて穏やかだからといって火を入れたままの状態でテントを離れるのは非常に危険です。また、夜はエアインレットを完全に閉めて種火だけの状態で我が家は就寝しています。

シーズンオフは錆などを落として耐熱錆止め塗装が必要です。そのままにしておくと、錆びて扉や足の差し込みに不具合がおきます。煙突も煤が溜まり、タールがベットリな状態になってますから手入れが必要です。

★終わりに

2シーズン使ってみての感想を書いてみました。ちびストーブにしろ、薪ストーブは手間のかかる道具です。ウチはこの手間を家族が協力してくれ、特に妻が積極的に手伝ってくれ、子供たちは喜んでくれるので設営の苦労も半減されます。
火を使う事を覚えさす事や、真冬にテントでキャンプをする事、その中で家族みんなで暖をとるホッとする時間を持てるだけでも、この道具を持って良かったなー、と、実感します。



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