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週刊誌の医療記事の続きです。
健康診断がムダだというのが記事の主旨なのですが、その根拠
となると少し怪しくなります。
一番のよりどころはデンマークでの事例です。18万人のデータ
を分析して…というものです。
14件の臨床実験のうち、9件が死亡率、心臓、脳卒中、ガン
による死亡率の差は無かったとし、医師の意見として、検診に
よって罹患率や死亡率は減少しなかったということが挙げられ
ています。
まずは臨床実験の中身が全く示されていないので、我々の考え
ている検診と健康の関係と同じなのか違うのかが分かりません。
まあ、それは置いておいたとしても、14件の仲の9件、残り
の5件はどうだったのでしょう?
少なくとも基礎データの必要最低限は記事の仲で紹介されない
と読む方は内容が分かりません。
また、比較した項目が何故罹患率であり、死亡率なのかが分か
りません。もともと健康診断は自分の状態を確認するためであ
り、病気の予防ではありません。予防はその後の行動です。
また、死亡率は対象期間の説明がないので分かりませんが、そ
の期間が違えば値は当然変わるでしょうし、死亡率もやはり検
診以後の行動が大きく影響をします。
その辺のところを知りたかったのですが、それは記載されてな
く、大変だ驚け! で終わっていました。
週刊誌が生き残るためにはもう少し正確さを大事にした方が良い
のでは? と感じる記事でした。
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