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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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未婚の母とその子への差別――出生にかかわりなく平等に

2009年04月02日 | 子育て・教育
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未婚の母とその子への差別
出生にかかわりなく平等に
 

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 先日、シングルマザーのtommyさんから、「未婚の母と、その子に対する差別」についてのコメントをいただき、日本共産党としての差別是正の取り組みと私の思いをアップしました。
 今回は、シングルマザー、シングルファザーやその子どもたちの人権、暮らしを守るための、日本共産党してのこれまでの取り組みとこれからの考えを、日本共産党の発行する「しんぶん赤旗」の記事から引用してアップします。

 2004年3月、法務省は、婚姻届を出していない男女間から生まれた子ども(婚外子)の戸籍の続柄欄の記載方法を改める方針で検討をはじめ、その後、記載方法は改められました。

 それまでは、婚姻届を出した夫婦(法律婚)の子どもの場合、「長男」「長女」と書かれているのにたいし、婚外子は「男」「女」と書かれていました。これを改め、戸籍の続柄欄の記載では、法律婚夫婦の子どもと婚外子との区別を、撤廃しました。

憲法、国際法に反する

 この改正に道を開いたのは、2004年3月2日の東京地裁判決です。戸籍の続柄欄の記載の区別が、プライバシーの侵害であり、就学や就職、結婚などで不利益な扱いを助長していると判断しました。

 この判決を受けて、野沢法務相(当時)が国会で、婚外子の戸籍続柄欄の記載を改めるために、戸籍法施行規則を見直すと発言しました。

 「戸籍の続柄欄の区別記載撤廃はすぐにでも実現を」という要求は、多くの女性団体、子ども組織などからも強く出されていたことです。

 これは、95年、自治省(当時)が住民票の続柄欄を「子」に統一する通達をだしたのにつづく前進です。
 婚外子であるという理由で社会的、経済的、法的に差別されることは、「すべて国民は、法の下に平等」であり「差別されない」という憲法14条の規定に反するものです。

 国際的にも、国連の自由権規約や社会権規約、子どもの権利条約で婚外子の差別を禁止しています。

生まれてきた子どもの権利はみな平等

 欧米諸国はこの立場から、法律上、法律婚であるかどうかで子どもを差別せず、平等に保護される権利を保障しています。1960年代後半からこうした流れが生まれ広がっています。

 日本ではようやく戸籍の記載が改善されたという段階で、民法、戸籍法など法律そのものの是正はまだまだ残されています。
 民法には「嫡出でない子の相続分は、嫡出である子の相続分の2分の1」(900条)という相続規定などがあり、戸籍法には「実父母との続柄」、「子の男女の別及び嫡出子又は嫡出でない子の別」の記載義務の条項があります。

 国連の自由権規約委員会や社会権規約委員会、女性差別撤廃委員会、子どもの権利委員会は、日本の法律に規定されている、婚外子への差別的な条項を削除するよう日本政府にたいして再三にわたり厳しく勧告をしています。

 政府は「歴史的、文化的、社会的背景がある。不合理な差別ではない」「(相続差別について)国民の間でも意見がわかれているし、法律婚の家族と子どもを保護することから考えると不合理な差別と言えない」といっています。しかし、国際的には通用せず、04年1月の子どもの権利委員会の最終所見は、婚外子に対するあらゆる差別、とくに相続や国籍に関する差別、出生登録に関する差別を廃止すること、あわせて、法律から「非嫡出」という差別的用語を廃止するために国内法を改正することを勧告しました。

記載だけでなく法改正を

 すべての子どもが差別されることなく、一人ひとりの権利が大切にされるように、日本政府は、戸籍法施行規則の見直しにとどまらず、婚外子差別是正のための法的見直しにただちに着手すべきです。



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4 コメント

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ありがとうございます (tommy)
2009-04-02 10:56:44
日本の法律を決める人たちが、水野さんのように、
国民の声にきちんと対応してくれる人ばかりだったら、
この国は、もっと良くなっていくんでしょうね。
「人は生まれながらにして平等」などと謳っている
日本という国が、国を挙げて行っている差別を
決して許してはいけないと思います。
法律婚の家族と子供を守るため・・・というのは、
言い方を変えれば、”婚外子=妾の子。
婚外子に嫡出子と同等の権利を与えたら、
父親としての立場が悪くなる”みたいな感情からの、
男性側の都合しか考えていない、おかしな発想ですよね。
こういった、男性を守るための理不尽な法律があるから、
自分の子供を宿した女性から逃げて、知らん顔をする
男性が、どんどん増えてきているんでしょうね。
1990年には1万8千世帯だった未婚の母子家庭が、
15年ほどで、5万7千世帯に増えているといいますから。

欧米では、母親の4割ほどが”未婚の母”だといいます。
日本のように、あからさまな差別をしている国では
考えられないことですよね。
婚外子に対する差別をなくせば、少子化や人工中絶の増加も
多少は改善されるでしょう。
返信する
こちらこそ、ありがとうございます (mizuno)
2009-04-02 12:52:57
まったくtommyさんの言われるとおりです。

婚外子を差別せず、母子家庭、父子家庭の生活をしっかり支えるヨーロッパのような制度をつくれば、少子化にもかなり歯止めがかかります。

がんばりますので、応援よろしくお願いします。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-11-12 09:51:49
未婚・出産・寡婦控除でこちらのブログにたどり着きました。寡婦控除(特別の寡婦控除)を受けれるかどうかで大きな違いがあります。早急に改善をお願いしたいです。応援しています。頑張ってください。
返信する
がんばります! (mizuno)
2010-11-12 11:40:01
Unknownさんへ。

コメントありがとうございます。
未婚の母とその子への差別は、前時代的な過去の異物でしかありません。

この道理のない差別をなくすため、日本共産党は多くのみなさんと力を合わせてがんばります。

みなさんのお力添えを、よろしくお願いします。
返信する

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