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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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生活保護‐15日/県が太田市を臨時指導監査‐異例/県内唯一

2009年07月24日 | 社会保障・障がい者・福祉

[生活保護] ブログ村キーワード 


生活保護
申請権の侵害
許せない太田市の不当行為


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  これまで私が生活保護の相談を受けた人のなかには、ケースワーカー(市の担当者)から、車の保有や実家が他市町村・他県にあることを理由に、申請さえできなかった人たちも少なくありません。もちろん、こうした市の対応は、法律上、絶対に許されない不当・違法な行為です。

  私もこれまで、ケースワーカーに直接あるいは市議会の質問で、こうした市の対応を指摘し、是正を求めてきました。私の6月市議会での質問と6月28日のおおた派遣村開村後から、徐々にではありますが、市の対応にも一定の改善が見られるようにはなりました。しかし、まだまだ、法的根拠のない民生委員の署名・押印や自立計画書の添付がなければ申請を受理しないなど、法律の逸脱行為は是正されません。

異例
県が臨時指導監査
県内12市のなかで唯一


  私は、これまで市の不当な対応を再三にわたって指摘し、是正を求めてきました。

  しかし、いっこうに改善が進まないこと、生活保護の対象になる人でありながら、車の保有や求職活動の不十分さなどを理由に申請書を受け取れない人が後を断たないことから、こうした問題とあわせて、申請時の民生委員の署名・押印や自立計画書の提出の義務付けの廃止も含めて、生活保護行政を所管する県健康福祉課や厚生労働省保護課に、太田市の対応の是正指導を要請してきました。

  また、ケースワーカーから納得のいかない対応をされ、県に相談し、ようやく申請書を受け取れたという人などからも、私に苦情や相談が寄せられています。

  これらを受けてのことと考えられますが、15日には県内12市で唯一、太田市のみを対象とした生活保護行政にたいする県による異例の臨時指導監査が行われています。県による定例の指導監査が5月に行われたばかりであることを考えれば、今回の臨時指導監査がいかに異例であるかがうかがえます。

  今回の臨時指導監査でどこまで是正されるかは、今後の市の対応を見極めなければなりませんが、生活保護が“最後のセーフティネット”としての機能を十分にはたすようにするため、私も引き続き、申請者や関係者と力を合わせます。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
受給してる人との付き合い方 (たかゆき)
2010-04-12 13:05:33
はじめまして!私は桐生市に住む40代の男性です。20年来の友人で、最近仕事が無く、収入も無くて生活保護を受けるようになりました。それまでは、いろんな面で助けたりしましたが、友人にしてみれば、世話になったっていう気持ちからか、支給日になると「金がある時くらいご飯でもおごるよ」と誘われます。それは素直に「ありがとう」って気持ちで受けて良い事なんですか?それとも「あなたのお金は他人が払った税金だから受けられない」とハッキリ伝えた方が良いのですか?生活保護の主旨に詳しい人に聞きたくてメールしてみました
たかゆきさんへ (mizuno)
2010-07-09 08:45:29
返信コメントが大変遅れてしまって申し訳ありません。

そうしたご友人の気持ちは「ありがとう」と受け取ったほうがよいと思います。

ただ、生活保護費は、ご本人が、健康で文化的な最低限度の生活を送るためのものですので、気持ちだけを受け取るほうがよいかと思います。

でも、低額な食事なら「ご馳走したり、ご馳走されたり」があってもいいかとも思います。

一概には言えませんが、ご本人の健康で文化的な最低限度の生活が守られるような交友関係なら、いいのではないでしょうか?

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