アニマル連続柄ノート
A5版再生紙ノート
ほとんど巡礼の旅だった夏のローマで、唯一世俗的な買物をした vertecchi でゲット。
こうして、書きかけのノートがまた増える。
壊れかけのラジオに読みかけの文庫、飲みかけのワイン、食べかけのチョコ、そして、
忘れかけた恋!?
明るい闇
銅版エッチング+アクアチント
先日、代々木オリンピックセンターからJR代々木駅まで歩きました。
代々木1丁目の通りは、駅まで街路樹がプラタナスで、
ここを9月に歩くと、うるさいほど虫が鳴いてるんです。
「今年も、元気に鳴いているかな~」
しかし……、全然聞こえてこない。
アッ、街路樹の植え込みが無くなってる!
セメントだか、なにかで固められてました。
残念ですけど、
手入れが大変なんですかね。
困ったぞ、ヤメラレナイ
好きなので、距離をとっていたのですが、
久しぶりに飲んだら、あらためて大好きだとわかり、止められなくて困ってます。
wiki で見たら、Welch's の前身は、
1860年代に東海岸で alchohol-free utopian society を構想。
農業と果物を育てるアルコールフリーの理想郷、
Temperance Town (節酒タウン)を作ったとあります。
1865年には人口5500人まで増え、セツルメントを『vineland(ぶどうの国)』と名づけたそうです。
そこのブドウジュースは、Dr.Welch's Unfermented Wine として有名になったとのこと。
フルーツだらけ、ブドウジュース飲み放題のユートピアで暮らすなんて、夢ですね。
眠れる蕪の美女
turnip with legs
キャンバス+厚紙にアクリル 左右30センチ
最近蕪は一年中出てますね。
年に150日は、朝ご飯に蕪の味噌汁食べてます。
もちろん冬の蕪が美味しいです。
ようやく涼しくなって月も美しいのに、上手に眠れないのは何故なんだ~。
一番好きな家事は、「アイロンかけ」
Aeon London 1999 made in E.C. 14年も着てたことになる……。
ソ連のフェミニスト、タチヤーナ・マモーノワを招聘した1980年代初め、
杉並のフェミニストグループのはからいで、故吉武輝子さんとお話する機会がありました。
いろいろ話したなかで、なぜか印象に残ったのが、
「衣料品を洗って、また使えるように整える【洗濯】は、
実に、Eco-feminism にかなった循環する家事である……」ということ。
洗濯する度、アイロンをかける度に思い出します。
学生時代からアイロンかけが好きでした。
日曜の昼下がり、故葦原英了氏による『午後のシャンソン』(NHKラジオ第一放送)
を聴きながら、アイロンをかけるのがリチュアルで心落ち着く時間でした。
ダミア、シュバリエ、マチユ、ブレル、ブラッサンス、ムスタキ、バルバラ……。
その後、残念ながらこの番組は30分に縮小され、
FMに移ってヨーロッパ音楽に組み入れられ、消滅。
葦原さんの穏やかで静かな語り口、優しい声が耳に残っています。
スダチの【蜂蜜+水】漬を炭酸で割る
スダチやカボスが残っちゃうことありますね。
薄切りにして、ガラスの空き瓶に「蜂蜜+水」で漬けておいて、
冷した炭酸水で割ると、サワヤカ美味です。
そりゃ~、Wilkinson Tansan と国産蜂蜜ならベストですが、
アッシは可処分所得が少ない「へなちょこ消費者」ですから、
PBブランドの炭酸缶と中国産アカシア蜂蜜(水飴かっ!)。
それでも、まぁ、美味しいッス。
米ツイッターが上場
染色用下絵・切り絵
13日朝(日本時間)、米ツイッターが上場をツイッターでツイートしたとのこと。
2006年にユーザー1人だったのが、今や世界で2億人。
1日のツイート、5億件!!
「さえずり」の惑星ですか。
普通、こどもは欲しいよね。
落として首のとこで壊れたポーセリン人形の頭部を、扁平メタル恐竜に合体
ジャクソン・ポロックの取材で、2003年の夏、大停電後のNYへ行ったとき、
【ポロックとリー・クラズナーの家】@イーストハンプトンを訪問。
帰りに、ロングアイランドの浜辺に立ち寄りました。
駐車場にワゴン車を置いて、
(こんな豪華な取材、後にも先にも1度だけでしたが)
日本からカメラマン koga-san とアッシ、コーディネータ兼通訳の現地女性とドライバーで、
浜辺まで歩いていく道で、乳母車のお母さんとすれ違いました。
乳母車にはまるまる太った男の赤ちゃんが乗っていて(眠っていたかも)、
内側に秘めたエネルギーではちきれそうに見えたんです。
ウゥゥ~、ベキッ! メリ、メリ、メリ、メリ、
バリ・バリッ、 ドオォォォォ~
と、大木に育っていく様(サマ)を幻視しました。
フェミニストのグロリア・スタイネムが実母の介護していたときでしたか、
「大きくなっていく子どもが相手の育児と違って、枯れて死んでいく老人の介護は憂鬱になる」
みたいなこと、言ってました。
着いた浜辺は家族連れや若者たちで賑わい、
ビーチバレーに興じている少年少女が、バルテュスの絵みたいでした。
長い海岸線と穏やかな波、
白っぽい砂の粒子が空中に浮いているようで、まるで点描マチエールの絵画。
死ぬときに思い浮かべる【とびきり美しい場面】の1つです。
なぜか人恋しい、この季節
銅版エッチング ほぼ原寸
先週末土曜日、版画仲間7名で、夏の名残りのビアガーデン@上野精養軒へ。
おつな寿司セミナー@プレスセンターのあと、日比谷図書館に寄り、
有楽町駅から上野へ向かうべく日比谷公園にさしかかると、
秋のオクトーバフェストで、もの凄い人出。
生演奏が入り、噴水も止められ、ふだんは立入禁止の芝生エリアにもテントが張られ、
異様な熱気でした。
上野精養軒の4階屋上も、賑わっていました。
自作の詩画集は、「指の趣味」のため
今回のローマは、eri-chan 同行旅だったのですが、
eri-chan が9年ぶりに会った Margherita Tomoko Miyake さんは
ローマでツアーガイド歴40年余のベテランで、敬虔なカトリック教徒であられます。
Margherita さんがここ6年、毎日電話をし、毎週日曜の午後にランチを一緒しているという
ALDO おじさん宅に連れて行っていただきました。
ALDO おじさんと margherita さん
自作の詩画集 SONETTI ROMANESCHI を持つ PIVA ALDO おじさん
アルドおじさんは89歳で、カンポ・ディ・フィオーリのアパートに60年余り住んでいます。
空港の設計&建設機械のエンジニアだったそうです。
7年前に奥さんが亡くなり、今は姪御さんがよく訪ねてきてくれるらしい。
8月末には家族親戚友人引き連れてアドリア海へ行き、90歳のバースデーパーティを敢行する予定。
もちろん、マルゲリータさんも行きます。
おじさんみたいに「美しい人生だった」とアッシも言いたいので、これからも精々精進することに。
ローマ方言でつくった詩を、タイプライターで打ち、手描きの水彩画を添え、
レイアウトも造本もすべて手づくりのオリジナル1点作品。
おじさん宅で、カンパリソーダをご馳走になりました。
5階の窓からの眺め 激しい雷雨の後の空