↑金属製クリップ(原寸)←レトロで大好き!!
春の季節仕事仲間の miyatake-san が打ち上げの居酒屋で、
「皆さんは、ワープロで日本語をローマ字入力していますか?
タッチ・タイピングされているなら、それをいつ習得しましたか?
僕は、タッチ回数からいっても、かな入力のほうが速いと思うんだけど……」
たしかに、皆、どうやって入力しているか、知らない。
4人のうち、nonaka-san は「ローマ字入力だけど、キーは見るわね」。
komata-san は、「80年代半ばにワープロ使い始め、自然とタッチタイピング習得してたな」
miyatake-san は大学入学前に習ったとのこと。
「Olivetti の赤い Valentine がお洒落だったよね!!」
私はといえば、高校に入学した1年の新学期から3ヵ月間、
高校のある隣町のタイプ学校に、毎日放課後通ったのでした。
タイプ学校とはいえ、材木(だったか?)問屋のお嬢さんが2階で始めた教室で、
ほとんどが和文タイプ、30台ほど並んでました。
生徒は働いているので遅夕か夜にしか来ません。
英文タイプは2台だけ。
生徒は私だけでしたから、広い教室でたったひとり、教則本を見ながら、
j j j f f f
と、指をホームポジションに戻しながら、ひたすらアルファベットを入力。
3ヵ月通うなんて、のんびりしてましたね。牧歌的というか。
今なら、1週間コースでも長いくらいですよね。
ま、ともかく打てるようになり、
初めて両親にねだって、タイプライターを買ってもらうことになりました。
50歳を過ぎて運転免許をとった父の運転で県庁所在地の代理店を訪れ、
Adler社(ドイツ)のポータブル Tippa をゲット。
もう、わけもわからず、タイプを打ってることが好きなんですよね。
動きとか、音とか。Leroy Anderson の ♪ The Typewriter ♪ の世界です。
英語で論文書いているわけでもないので、
少女小説のペーパーバック買ってきて、ひたすらテキストを打って遊んでいました。
ま、それもひと夏だけでしたけど。
miyatake-san、私にとっては Olivetti は Lettera Black なんですよね。
卒業して、オリヴェッティ社受けて面接まで行きましたが、落ちました。
あの頃、就職試験落ちまくってたなぁ。