美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




奥田民生のソロ・デビュー十周年を記念した『MUSIC GARAGE』という番組が
10月23日(土)25:00 からテレビ朝日で放送されていた。私が奥田民生の存在
を知ったのは『服部』からです。その時はジャケットのインパクトが強かっ
ただけでした。

ユニコーンを聴くきっかけになったのは、矢野顕子のおかげです。1994年の
さとがえるコンサートに行ったときです。その年に出した『Elephant Hotel
というアルバムで矢野顕子が『素晴らしい日々』をカバーしていたのです。
一緒に行ったユニコーン好きの友人が、今日の『素晴らしい日々』も良かっ
たけれどオリジナルもとても良い曲だよ、と教えてくれたので、そのオリジナ
ル聴きたさにベスト盤を購入したらはまってしまいました。

翌年、タイミングよく奥田民生の『29』が発売されました。その時私は25歳
でしたが、年齢のアルバムタイトルという物珍しさも手伝って購入しました。
これがすごく手づくり感のあるアルバムで、いっぱつで好きになりました。
『674』からゆる~く始まって言葉巧みな奥田ワールドが広がっていきます。
『ハネムーン』なんか字面だけ読むとすんごく生々しい歌ですが、奥田民生
が歌うと切々とした哀しげな歌に聴こえてとてもいいと思います。私は一度、
カラオケで歌って大失敗しました。

奥田民生の言葉使いはとても新鮮で、ユニコーン時代の歌の『思いがけない
五月の通り雨...』なんてフレーズはとても好きです。きれいだよなぁ。

『愛する人よ』『愛のために』と『愛』を歌った曲が多いのも『29』の特徴で
す。この二曲はとても口ずさみやすい佳曲です。それが一転してエンディング
の『奥田民生愛のテーマ』ではなげやりで後味の悪い終わり方。そしてその
後味悪さにもう一度最初から聴きたくなったりして...
それから半年後に『30』が出ました。このアルバムは『29』と同じ路線で、こ
の二枚のアルバムは何度も何度も聴きました。二十代終わりのメンタリティに
フィットしたのでしょう。

股旅』あたりまでは熱心なファンだったのですが、その後は余り聴かなくな
ってしまいました。『GOLDBLEND』あたりで離れてしまいました。
それが、久しぶりにテレビで見て、相変わらずだなぁと思いました。

奥田民生は、理性か感性かと問われたときに人生といってみたり、体育会系か
文化系かと聞かれた時に同好会系と答えるような、そんなひとくくりにさせな
い、とぼけた、煙に巻くようなところ、それを自然体でやってしまえるような
人だと思います。うらやましい。

そんな奥田民生はどんな四十になるのだろうなぁ...
久しぶりに新しいアルバム買ってみようかな...



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コメント
 
 
 
TBさせていただきました。 (みお)
2004-10-26 11:11:40
ユニコーンのファンになって数ヶ月。

ソロのタミオはが好きになるにはまだ時間がかかりそうだな。

なーんて思っていたら、『何という』ですっかりハマってしまいました。



派手なメロディじゃないのに、すごく訴求力がありますよね!

ソロのタミオ(おっとOTって言わなきゃ)のファンになって、数日目の私からオススメします。



新しいアルバム『LION』、良いですよ☆
 
 
 
Re: TBさせていただきました。 (lysander)
2004-10-26 23:05:17
ありがとうございます。



さきほど、blog の方も直しましたが、30分遅

れて午前1時頃から放送されていました。



再放送されるといいですね。
 
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