美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




丸の内の丸善に行ったら分厚い本の平積みに、ゴンブリッチと書い
てある。

おやおや。

これは『美術の歩み』というタイトルで美術出版社から出ていた本
です。原題は The Story of Art、学生時代に親父が薦めてくれた本
の中で、最後まで読み通せた数少ないもののひとつです...(^^;
# もうひとつは『赤と黒』だったか『パルムの僧院』だったか...

この『美術の歩み』を読んだことが、美術に親しむきっかけのひと
つでした。また、美術をある流れの中にあるものなのだと実感でき
たのも、この本のおかげでした。
# とは言っても、私の好む作品は偏っているのですが...(^^;

我が家の本棚にある『美術の歩み』の奥付から...
・上巻 1972年6月20日発行 1900円 (364頁)
・下巻 1974年12月5日発行 3200円 (408頁)

上巻はラファエロで終わり、下巻はジョルジョーネやティツィアー
ノから始まっています。たった二年半でページあたりの単価が1.5倍
になったのは、戦略的な価格設定だったのか、単に図版の枚数が増
えたのか、はたまたそれが高度成長期だったからなのか...

さて、今回、装いもあらためて刊行された『美術の物語』ですが、
特筆すべきはその図版でしょう。『美術の歩み』ではほとんどモノ
クロだったところが、『物語』ではカラーになっています。印刷も
そこそこいい感じでした(Printed in China)。三十年以上前に上下
合わせて五千円以上していたのだから、七千円はかなりお買い得だ
と思います。

惜しむらくは分冊しなかったことによる重量感...

今回は『歩み』以後に改訂されたところも含まれているようです。
『歩み』はダダやらポップアートといったところまでカバーされて
いましたが、『物語』はどこまで現代に近づいているのでしょう...
腕力トレーニングを兼ねて、立ち読みをしてやろうと思います。

そのあとはゆっくり、我が家で古書をひもときます...

・『美術の物語』 (E.H.ゴンブリッチ)

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コメント
 
 
 
ブランド品激安卸販売専門店 (020スーパーコピー)
2016-10-10 12:28:51
疑問なんだけど、通販はバッグショップが運営しているだけで、シャネルとしては通販自体はしていないんですよね?もちろんトートとか、シャネル製のバッグもラインナップが豊富ですけどね。
lv020brand@yahoo.co.jp
ブランド財布コピー 
 
 
 
リビング 画 (野球 画(http://www.meigakan.com/))
2016-10-31 12:33:28
上手くなれない原因も解らないどころか、
何が良いのかさえ解らなくなっていた状態でした。
荒れていた私に、変化をもたらしてくれたのは、
その研究所でできた
友人の言葉でした。
 
 
 
新築祝い 油絵 (結婚祝い 画(http://www.meigakan.com/) )
2016-11-23 12:47:36
印象派の巨匠クロード・モネ初期の代表作『草上の昼食』。モネが手がけた『草上の昼食』は、印象派の先駆的存在エドゥアール・マネが1863年のサロンへ出品し、大きな論争と批判を巻き起こした問題作『草上の昼食』に強い刺激を受けた若き画家が、マネの『草上の昼食』で表現される≪歴史(古典)ではなく、現在を描く≫という現代性を、よりモニュメンタルにし、戸外の風景の中に人物像を描くことで、さらに一歩進んだ現代性を示そうとの試みから取り組まれた作品であり、本作はその習作(油彩スケッチ)である。


meigakan@yahoo.co.jp
 
 
 
日本人画家 油絵 (http://www.meigakan.com/)
2016-12-07 11:42:31
生きながらに皮を剥がれ殉教した聖バルトロマイは、自身の皮をその手に持つ。聖バルトロマイの顔はピエトロ・アレティーノの姿で、剥がされた皮に浮かぶ顔はミケランジェロの自虐的な自画像であるとされている。

meigakan@yahoo.co.jp
 
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