美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




というわけで早速観てきました。等身大のスコープドック。
# 昨日、紹介の記事を書きました(根性でもの作り)

水道橋西口の裏手にあるガレージを使った特設のギャラリー。土曜
日の夕方、おそるおそる中に入ると鉄の作品と若者たちが...

鉄は倉田光吾郎さんの作品です。楽器や螺旋階段をモチーフにした
作品はとても形がきれい。倉田さんはオペラの舞台装置をデザイン
したことがあるそうで、展示されている作品も素材の良いところを
うまく引き出せる職人ならではの技なのでしょう...パソコンの画面
が取り付けられたタイプライターなんかもユーモラスです。

そして等身大のスコープドック。これは仕切られた空間に展示され
ていて、並ばなければ観られません。会場は二十代の若者が中心で
三十半ばの私は少し小さくなりながら順番を待ちます。

背中が見えてきました。でかい。四メートルくらいでしょうか。ボ
リューム感が溢れる鉄の塊に圧倒されます。パーツの要所要所にボ
ルトなどが埋まっているのがこだわりを感じさせます。関節部分も
丁寧に作られていて今にも動き出しそうなのだな。そして前面に移
動すればテレビで見たあの姿。ガレージの外から入ってくる光がス
コープのレンズに反射していてとても格好よいのだな。

会場は若いスタッフの人たちに運営されています。記念のボルトを
販売していたそうですが、売り切れていました。作者自ら山梨のア
トリエで追加制作中です!といった受け答えに、微笑ましいものを
感じました。

倉田さんは1973年生まれだそうです。鉄を使った制作にはいろいろ
と苦労(そして楽しさ)があるようですが、頑張って活動を続けて欲
しいと思いました。

この展覧会は 5/12 までやっています。

スコープドックの制作過程は倉田さんのHPで読めます(ここ)。
また、その他の作品の制作についてはここから読めます。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
ATですね (通りすがり)
2005-05-08 00:57:37
モビルスーツではなくAT(アーマードトルーパー)ですね。

より戦争の道具っぽい感じの呼び名で凄みがあります。

AT万歳!倉田さん万歳!(笑
 
 
 
Re: ATですね (lysander)
2005-05-08 01:05:00
通りすがりさん



そうでした。モビルスーツはガンダムでした...

直さなきゃ。ありがとうございます!
 
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