美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




ピクニック・コンダクタ。ピクニックに指揮者。変なタイトルです。
残念ながら下北沢での公演はすでに終わっています...舞台の上には
大きな樹が一本。指揮者を演じる若松武を狂言回しに短編集的な芝
居でした...

しのぶさんも書いていらっしゃいますが、インドネシアの踊り子さ
んにはちょっと違和感を感じました...それでもピクニックに出かけ
るクセのある人たち、あるいは子どもたちから声を奪う『おとどろ
ぼう』...あるいは音のない世界から自分の意志で持って音のある世
界へと旅立つ指揮者...どれも演劇的なイメージで私は結構、好みで
した。

こうした短編的な坂手作品としては『屋根裏』が思い出されますが、
ひきこもりの若者が紋切り型で描かれる『屋根裏』よりは、『戦場の
ピクニック・コンダクタ』の方が詩的でいいなぁ...と思った次第。

ピクニック・コンダクタ

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
TBありがとうございます (しのぶ)
2005-06-17 01:25:38
言及してくださってありがとうございます。

脚本については私も詩的なところにすごく惹かれました。だからもっと言葉を大切にする演出になってくれたらな~、と思ったり。

いつか違う演出で再演されたらまた観たいと思える作品でした。
 
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