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SPECULA #7「都市と芸術をめぐる現実(リアリティ)」川俣正vs桂英史
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親と子のギャラリー 仏像のひみつ(東京国立博物館)
美術
/
2005-02-11
二週間ばかり前ですが、国立博物館に出かけました。本館からふら
ふらと平成館のほうへ歩いていくと、『唐招提寺展』にちなんだ企
画のコーナーがありました。
『
親と子のギャラリー 仏像のひみつ
』
タイトルにだまされてはいけません。昨年のいくつかの展覧会でも
そうでしたが、子供向けにやさしく書かれたリーフレットや展示は、
なかなか馬鹿にはできないものです。というか、そちらの方がむし
ろ楽しかったりします。
以下の二つのコーナーがありました。
第1部 盧舎那仏の秘密
第2部 仏像4つの秘密
第1部は芸大の学生が制作した唐招提寺金堂盧舎那仏像の工程模型
が展示されています。芯木に布を巻いて塑像して、それに布を着せ
てから心棒を取ります。そして表面を木屎漆で整えて完成(ん、何か
とばしたかな?)。そのひとつひとつのステップを模型で説明してい
ます。へー。この仏様は中空なんだ。そんなこと考えた事もなかっ
たので不思議な気分。仏様をみる時に人の手を意識した事はなかっ
たのですが、こうしてみると、とても工芸的なものなのだというこ
とが判ります。こうした佇まいを生み出す技の巧みには脱帽です。
人間って凄いな。
第2部は仏像の秘密を紹介するコーナーです。
ひみつの1仏像の世界にもソシキがある!
ひみつの2仏像にもやわらかいのとカタイのがいる!
ひみつの3仏像もやせたり太ったりする!
ひみつの4仏像の中には何かがある!
特にその1の四天王の紹介であるとか(東門の持国天、南門の増長
天、西門の広目天、北門の多門天...)、あるいは如来に菩薩に明王
に天王といった仏の区分は、何度説明を受けても興味深く、何度説
明受けても覚えられません...また、時代によってやせたり太った
りする仏様の姿形も面白い。その特徴を示すために、ただでさえケ
ースの中で居心地の悪そうな仏様を、斜めにして見せたりして...
恐れ多く思いながらもやっぱり面白い。
数年前に東京都美術館開かれた『鑑真和上展』で、四方から見つめ
られている和上が何だか気の毒にみえて、今回の『唐招提寺展』は
パスしようかと思っていたのですが、行っておこうかなぁ...
# きっと、混んでいるのでしょうね...
コメント (
2
)
|
Trackback ( 0 )
«
そういえば、
狂い咲き
»
コメント
秘密
(
Tak
)
2005-02-11 09:55:11
この企画展示とても面白かったですね。
「唐招提寺展」のあとに立ち寄ったのですが、
先に観ておいた方が参考になりますね。きっと。
仏像の見方などの本では知っている知識も
こうして実物を観ながら簡易に解説して
もらえると嬉しいものです。
唐招提寺展は混雑していますが、
展示の仕方からして観易くなっています。
Re: 秘密
(
lysander
)
2005-02-12 01:46:27
> 「唐招提寺展」のあとに立ち寄ったのですが、
> 先に観ておいた方が参考になりますね。きっと。
そうですか!
今日は法隆寺宝物館でいろいろと刺激を受けた
ので、準備万端。いついこうかと考えていると
ころです...
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「唐招提寺展」のあとに立ち寄ったのですが、
先に観ておいた方が参考になりますね。きっと。
仏像の見方などの本では知っている知識も
こうして実物を観ながら簡易に解説して
もらえると嬉しいものです。
唐招提寺展は混雑していますが、
展示の仕方からして観易くなっています。
> 先に観ておいた方が参考になりますね。きっと。
そうですか!
今日は法隆寺宝物館でいろいろと刺激を受けた
ので、準備万端。いついこうかと考えていると
ころです...