あと一週間でっす、という報告の次が帰国報告で申し訳ない。なにかと後半忙しく、更新ができぬまま本日にいたりました。すっかりJISキーに慣れてしまって、親指シフトのリハビリに四苦八苦しております。皆様おかわりございませぬか。
中国に行く以前に想像していた辛さとは、全く違った方向性で悩むことの多かった一ヶ月でした。この年齢になって今更、それなりにいろんなことを考えてきたはずなのに今更、「自分って何」みたいな疑問にぶつかるとは思ってもいませんでした。自分が今いる場所がどんな場所だったかがわかった、そんな旅になりました。
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長い間欲しくてたまらなかったもの、大切な親友と、あたたかな家族の愛を手に入れて、私は自分が他人に優しくなったと思っていました。同時に自分にも甘くなったと。親しい人々がくれる労りの言葉や態度に寄り掛かって、これほどに幸福ならもう無理に痛みを手に入れにいかなくてもいいだろうと。
けれど、暖かい空気の中で体力が戻ってきた頃に、ずっとここにいるのは良くないと漠然と感じるようになりました。それがなぜかということはその時にはわからなくて、わからないまま中国へ行き、行った先で気付きました。欲しかったものを手に入れて他人に優しくなったというのは嘘だ、その逆だったと。
私が得た他人への優しさは、他人を傷つけないように配慮するというもので、それ以上のものではなかった。傷つけないようにするだけなら、表面上の付き合いを交わせば済む。優しく受け流す、という器用なマネがいつのまにかできるようになっていました。
もういい、と私はどこかで思っていました。必死になって築き上げた仲間の絆、今の環境に満足して、これ以上なんて望まないと。他の誰も、どうせもうここには入ってこれないんだから、と。意識はせぬまま、新しく出会う人々に優しく接しても、誠実さのない態度を取っていたような気がします。
それに気がついた時、かつて父親が言っていた言葉を思い出しました。他人の名前が覚えられないと言った私に父は、「心の底で必要ないと思っているから覚えられないんだ。一人でも平気だとどこかで感じているんだろう」と言いました。当時の私はそんなことはないと反発し、事実、心許せる仲間が欲しくて、今よりはずっと不器用だったけれど、今よりずっと真摯な態度で、出会った人々に接していたように思います。
私はとても幸福です。今私に近しい人々を、本当に愛しています。
でも、そのことと、これから出会う人々に対して排他的になることとは、違う。
たった一ヶ月だったけれど、中国の大地で様々な人に出逢い、笑い、怒り、悲しみ、考えた毎日でした。今の私に必要な出逢い、必要な経験だったと思います。多くの方にご迷惑をかけてしまったし、これから何らかの形で、お返しをしていくつもりです。
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あ、上とは全く別件ですがおみやげ買ってきましたよ~。
先着順なんで欲しいものがある方は早めに挙手!してくんなましっ!
中国に行く以前に想像していた辛さとは、全く違った方向性で悩むことの多かった一ヶ月でした。この年齢になって今更、それなりにいろんなことを考えてきたはずなのに今更、「自分って何」みたいな疑問にぶつかるとは思ってもいませんでした。自分が今いる場所がどんな場所だったかがわかった、そんな旅になりました。
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長い間欲しくてたまらなかったもの、大切な親友と、あたたかな家族の愛を手に入れて、私は自分が他人に優しくなったと思っていました。同時に自分にも甘くなったと。親しい人々がくれる労りの言葉や態度に寄り掛かって、これほどに幸福ならもう無理に痛みを手に入れにいかなくてもいいだろうと。
けれど、暖かい空気の中で体力が戻ってきた頃に、ずっとここにいるのは良くないと漠然と感じるようになりました。それがなぜかということはその時にはわからなくて、わからないまま中国へ行き、行った先で気付きました。欲しかったものを手に入れて他人に優しくなったというのは嘘だ、その逆だったと。
私が得た他人への優しさは、他人を傷つけないように配慮するというもので、それ以上のものではなかった。傷つけないようにするだけなら、表面上の付き合いを交わせば済む。優しく受け流す、という器用なマネがいつのまにかできるようになっていました。
もういい、と私はどこかで思っていました。必死になって築き上げた仲間の絆、今の環境に満足して、これ以上なんて望まないと。他の誰も、どうせもうここには入ってこれないんだから、と。意識はせぬまま、新しく出会う人々に優しく接しても、誠実さのない態度を取っていたような気がします。
それに気がついた時、かつて父親が言っていた言葉を思い出しました。他人の名前が覚えられないと言った私に父は、「心の底で必要ないと思っているから覚えられないんだ。一人でも平気だとどこかで感じているんだろう」と言いました。当時の私はそんなことはないと反発し、事実、心許せる仲間が欲しくて、今よりはずっと不器用だったけれど、今よりずっと真摯な態度で、出会った人々に接していたように思います。
私はとても幸福です。今私に近しい人々を、本当に愛しています。
でも、そのことと、これから出会う人々に対して排他的になることとは、違う。
たった一ヶ月だったけれど、中国の大地で様々な人に出逢い、笑い、怒り、悲しみ、考えた毎日でした。今の私に必要な出逢い、必要な経験だったと思います。多くの方にご迷惑をかけてしまったし、これから何らかの形で、お返しをしていくつもりです。
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あ、上とは全く別件ですがおみやげ買ってきましたよ~。
先着順なんで欲しいものがある方は早めに挙手!してくんなましっ!
私も今日、ただいまだった。オーストラリアに六日ほどいたよ。思ったより日焼けしなかった…
このエントリーに妙に惹かれます。なんか、私の思考と似てるかも。
私は思ったより日焼けしちまったよ(--;
自分の思考を文章にする、というのは実は大変苦手で、
でも今回の体験は、どうしても残しておきたいなと思ったのです。
シンパシーを感じてくれるなら、とっても嬉しいよ♪
ぜひぜひ近い内遊びましょっ☆
もちろんsayoのおみやげは買ってあるのよん(^o^)
トラックバックしたのですが、調子が悪くてここに届かないようです。よろしかったら、ご覧下さい。親指シフト関係の記事です。
希少な親指シフトユーザーの一人として、これからも頑張って参ります(^^)
トラックバック、ちゃんと届きました☆