FAKE? or Truth?

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『キサラギ』 Another Story ~週に一度のラブレター~ 第8話

2007-06-24 09:59:46 | 小栗くん
出演:家元(=小栗旬)TVアナウンサーの声

最高なのはその目
僕は彼女が好きでたまらない
彼女の名は如月ミキちゃん
この手紙をいつどこでミキちゃんは読んでいるのだろうか。そんな事を想像しながら僕は今日も便箋に文字を綴り始めた

--如月ミキさまへ
この書き出しで、一体何通の手紙を書いたのでしょうか。
実は昨日、今まで出した手紙をざっと数えてみました。そしたらなんと、200通もあったのです!自分でも驚いちゃいました。こんなに送って迷惑じゃないですか?もし迷惑ならちゃんと言ってくださいね。
さて、もうお分かりかもしれませんが、今日はまだ手紙に何を書くか決めてません。だからこんな風に、思ったことをそのまま書いています。うーん・・どうしよう。何を書こうかな。。---

いつも通り手紙を書いてポストに出す。もう200回も経験してきた作業だった。・・・・だけど・・・。この日のことは一生忘れられない・・・。

「昨日の未明、タレントの如月ミキさんの自宅で火災が発生し、室内から如月さんと思われる女性が亡くなっているのが見つかりました。」
「警察では捜査本部を設置し、事件と事故、両面から捜査を始めています。」

「アイドルタレント如月ミキさんに死亡に関する続報です。操作本部では部屋の状況から、自殺の可能性が高いとのコメントを発表しました。」
「この事件は昨日の未明、アイドルタレントの・・・」------繰り返されるニュース・・・-------

ミキちゃんが自殺した?・・・ ニュース番組が嘘を言っている。最初に聞いたとき、本気でそう思った。
死んだなんて事自体神事られなかったし、第一、あんなに明るい子が自分で命を絶つなんて。。信じろっていうほうが無理だった。
だけど・・時間が経つにつれ、ラジオ。。テレビ。。新聞。。沢山の報道が、そのニュースを扱い出し、信じる以外に選択肢はなくなった。
そう・・僕が大好きだった如月ミキちゃんは死んだ。

その目が最高にいい、って言ってたけど、勿論そのほかも大好きだった。その口も、その髪型も、その服装も、その声も!・・ミキちゃんの全てが好きで好きでたまらなかった。
ミキちゃんはこれからもずっと存在しつづけて、僕に生きる楽しみを与えてくれるんだと思っていた。なのに・・・なのに・・・ミキちゃんは自ら死んだ・・。

「ミキ・・ちゃーん・・・」

解らない、わからなすぎる。何か悩みがあったなら、誰にだっていいから悩みを言って欲しかった。もしアイドルという仕事をする上で何か悩んでいたのなら、アイドルをやめたって良かった・・って僕は思ってる。
だって、僕は、アイドルの如月ミキではなく、一人の人間としての如月ミキが好きだったから。
アイドルという自分を捨てて、自分自身を守って欲しかった。居なくなってしまうより僕は100倍幸せだった・・。
ミキちゃんが死んだという事実を知ってから、相当な時間が経った。やっとのことで方針状態を抜け出した僕がとった行動。それは手紙の続きを書くことだった。

200通も書いてきたけど、この手紙がこれ以上増えることはありまえん。受け取る人が居ない手紙を出すことほど、辛いことはありまえんから。。
だから最後に、沢山の“ありがとう”を言わせてください。

ミキちゃん、
この世に生まれてきてくれてありがとう。
アイドルになってくれてありがとう。
可愛い歌を聞かせてくれてありがとう。
沢山の笑顔をふりまいてくれてありがとう。

僕はあなたが大好きでした。あなたと出会えて僕は幸せものです。

ミキちゃん、僕と出会ってくれてありがとう。
絶対にミキちゃんのことは忘れません。

お仕事・・お疲れさまでした。。。。

家元---


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