私らしくないちょっと真面目な記事を・・・・
昨日中国GPの記事も書き上げたので・・・・
今日は土曜日のことを記事にしようかな・・・って思っていたら・・・・
記事を書き上げた頃に小学校の頃からの友人(ほぼ腐れ縁 笑)から3ヶ月ぶりの電話がかかってきた
「今日付けで会社クビになったのだ」
って。
まぁ・・・もともと
彼はこの会社にすごく不満があったからクビになってよかったやんって最初は感じました
クビ宣告されたら失業保険はすぐもらえるし・・・もらえる期間も長いし・・・・
(一身上の都合で辞めたら・・・失業保険もらうのに3ヶ月はかかるわ、3か月分しかくれないわっていうのは有名ですよね)
「おお、まぁある意味よかったやん・・・向こうから言ってもらったら失業保険はすぐ手に入るし」
って言ったら・・・・
「いや、一身上の都合扱いで辞めさせられたんだ」
って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
え゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ
向こうから辞めろ言われてしかも一身上の都合・・・・・・
未だにそんなふざけた会社あったんだ・・・
私が社会人になったばかりの頃の超不景気の頃の話だと思っていました。
どんな流れで話のやり取りをしたんだって聞いたら・・・
・
1ヶ月前の朝、個室に直属の上司に呼び出され・・・・・・いきなり「10月20日付けで辞めてくれ」と宣告。
ちょっとパニクっている最中にその直属の上司に本人曰く高圧的に「ここに一身上の都合で退職しますって今すぐ書け」って言われる
その流れにまかせるままに「一身上の都合により10月20日付けで退職させていただきます」とツレ記入。
書いた後「じゃ、10月20日付で退職。これでいいよな」ってさりげなく言ってきて
絶望のどん底に陥った彼は一気に力も思考回路もなくなり「はい」って・・・・・。
それを聞いて上司「じゃ、残り5日分の有給休暇があるから消化したらいい。10月15日までは働いてそこからは有休扱いにしてやるから来なくてよし」
とのこと・・・・・・・・・・
それで昨日そう言う話の電話を彼は私にしてきた・・・・と。
めっちゃヒドイ話
なんですけど・・・・・・・・
基本なす術なし。
なんです。
だって・・・
本人自筆の一身上の都合による退職願っていう物的証拠を向こうに渡しちゃっているのだから・・・・・
何でそんなもの書くねん・・・っていう感じなんですけど。
まずはダメ元で
「まずは穏便に上司に『一身上の都合って書きましたけど、やっぱりあれは一身上の都合じゃないし解雇扱いにしてくれませんか・・・3ヶ月も失業保険なかったら生活出来ないし』ってまずは話してみたらその後はそれから考えようよ」っていう話をしたら本日電話を彼はしたのですけど・・・・・・
会社には
「一身上の都合ってあなたが書いたんじゃないの。しかも書き上げた直後『それでええねんな』って聞いたでしょ?そしたら『ハイ』ってあなたもちゃんと答えた。ってことはちゃんと最終確認も私はした。どうしても納得いかないのであれば『頑張りますのでここにいさせてください』って言うべきだ」
って言われたのですって・・・・・まぁ・・・ほぼ予想通り
こんな会社があるから、世の中詐欺的な会社が減らないのだって感じですけど
(実際この会社キャッチセールスのまがい物みたいな会社らしいのでこういう詐欺的な返答はお手ものもの)
でも、ほぼ磐石の態勢でやってのけてます、向こうの上司は
ってか彼が引っかかりすぎな感じがします
(一度彼とはここではないけどお互い過去の職場となっていますが、同じ職場で働いたこともあるのですけど普段は上司にも同僚にもツレにも反抗的なのにコイツは。だからこんなバカ正直に書いたのは意外)
言われた時に連絡くれたら、もう少し手を打つ方法もありますけど・・・・・
もう会社にいない状態だし・・・本当に難しい
最初に言われたらこっちも脅迫まがいの交渉も出来たのに・・・・・
この会社
残業手当はちゃんとおりていないし・・・
聞けばそこで2年半働いてまったく使っていない有給休暇を5日分しかないって言うのはどう考えてもありえない(2年半まったく使っていないのなら最低23日はもらえるはず・・・労働基準法上の最低日数です。つまり23日未満は法律違反です)
最初に言ってくれたら・・・
消化中に自身のタイムカードコピーを取って残業代降りてないって労働基準監督署に告発するぞ、いやなら解雇にしてくれ。してくれたら他のことは言わんって言うことも可能だったけど・・・
会社にいないから今更コピーを取れる状態にあらず
たとえ行ったとしても辞めた人のタイムカードなんてすでに総務だのその辺りが回収しているだろうし・・・・
じゃぁ・・・
残りの有給休暇をちゃんと与えてない会社だぞって告発するぞっていう交渉を使ってみようって思いましたのでツレに
「有給休暇の全体の日数は給与明細なんかに表示されているよね?これをダシに使えるかも」
って勧めたら
「給与明細みんなどこ行ったか分からない」
ってさ。忘れてた・・・・
こいつ超ガサツだっていうことを・・・・・
先述させていただきましたけど・・・・5年程前に彼の紹介で彼と同じ職場でいっしょに働いたことあるのです。
(今となってはその職場はお互いもう退職済みなんですけど・・・・。)
事務職にありえないくらいめっちゃ書類を散らかしてゴミの山で主任に何べんも怒られたけど・・・一向に片付けない子だったわ・・・・・そんなやつに書類を保管しているのを期待すること自体無謀だった・・・・・
なす術が見つからないので先生らに相談してみると・・・・・
うちの女性の先生は
「そりゃダメだ。退職願『一身上の都合』って書いちゃっているのでしょ・・・・しっかりとした物的証拠じゃん」って・・・私もまったく同意
一応うちの事務所所長にも相談してみたら・・・・
「そんな脅迫で退職願を書かされていたのだったら、その願いは全くの無効だ。過去に何度かそういう裁判がおきていて結果労働者がほとんど勝っている。」って。・・・・・
「仕事、手がすいていたらこの本を貸すから勉強しなさい」ってそういう解雇や退職にまつわる裁判所の判決等が書いてある本を借りて、帰ってからも勉強中
そして、写真の通り六法全書も読み漁っていますが・・・
本を読んでも確かにこの退職は不当だ
しかし・・・・・・
個室で書かされているからまわりに証人もいないし、退職願も一身上って書いてある文章が向こうに取られているのに脅迫ってどうやって証明するんじゃい
っていうのを頭痛めながら考えているのであります。疲れたのでこのネタをこうやって記事にしているのですけどね・・・・・・
一応、今のところ彼には
「まずは会社が自分を辞めて欲しい理由をちゃんと聞け。」っていうのと
「どうしても諦めずに会社と交渉したいのだったら・・・『タイムカードと有休の日数が書かれている給与明細を持って(いるふりして)監督署へGOするぞ。いやなら解雇処理にしろ』って交渉するしかないですよ」
って言うことをアドバイスしましたけどね。
会社は必要以上に解雇っていう言葉を嫌いますけど・・・・・
職業安定所から「雇い続けたら助成金を支払う」っていう申請をしていない限り・・・
会社にとって解雇はそんなにデメリットはないのに・・・・・
(そんなに助成金の申請をしている会社ってそんなにないと思う)
(解雇予告手当っていうのを労働者に支払う義務はあるけど・・・1ヶ月前に『辞めてくれ』っていったら支払う必要なし)
社長等のクセしてそう言うところをしらない社長って結構いるのですよね。
よく依頼人の会社から聞かれます「解雇でこっちが不利益ありますか」って・・・予告手当以外はなし。
あとで揉めるくらいなら解雇を要求している以上、素直にやってやったらいいのに・・・・
って・・・まぁ思わぬところから労働問題のデビュー戦を持ちかけられました。(報酬ゼロだけど)
この友人の彼、確かにいっしょに働いていた時も協調性はないわ、遅刻の常習犯だわ・・・そのくせ上司相手に意味もなく反抗的だわでどうしようもない奴なんですけど・・・・・
かつて私は彼の紹介で就職できたのも事実
この恩に報いるべく彼にいい結果をもたらせるように頑張りたいです。
・・・・・・・・・・・・・・が、
私の力で勝てる見込み全くなし
(労働基準監督署も基本物的証拠を第一とするので会社が一身上の都合って書いてある退職願を監督署に提出したらほぼこっちは負ける・・・・・しかも上司が「これでいいな」っていう問いに「ハイ」って答えたことを本人も会社も認めているし・・・・・・理不尽な世の中ですけど)
なのでもうちょっと法律本を眺めてから寝るとします
みなさん・・・・・
会社辞める際には何でもかんでも「一身上の都合」って書いてはいけません。
クビなら退職願を断るべきです。
何か嫌な会社だって予感したら・・・
こっちが有利に運べるように給与明細は保管するべきだし、チャンスがあればタイムカードもコピー取るか手帳に控えたらいいと思います
この2つがあればもうちょっといい感じで進める事が出来るのですが・・・・・
堅苦しいし、面白みに欠ける記事をご覧いただき、誠にありがとうございました