息子の『ピアノ発表会』に行って来ました。
音楽教室の各支部合同の発表会でしたので、全体の出演者は100人を超す大人数でしたが、時節柄(コロナ禍)、全員を一堂に会する事はせず、10数人程度のグループに分け、その都度、入場者の入れ替えを行うという方式がとられました。
舞台も無い小さなホールでしたが、ピアノを囲むように椅子が並べられ、演者も観客もリラックスして、それぞれの演奏を楽しむことが出来たと思います。
息子のグループは、高校生からシニアの方まで、年代は様々。
しかも、息子のように長いブランクがあったり、あるいは、仕事をリタイアしてから初めて鍵盤に触れたのではないかと思われる人など、それぞれのピアノの経歴も様々。
もちろん、腕前も様々。。。。 (*^_^*)
でも、私達は上手な演奏を聴きに行っているわけではありません。
発表会は、その人の、日頃の練習成果を披露するところですから。
私は、ショパンの『別れの曲』を弾いた年配の女性の姿が印象に残りました。
曲は、優しくアレンジされていましたが、私が聴いても、その方がピアノ初心者だと言うことは直ぐに分かりました。
でも、その方は、緊張することも無く、ミスタッチを気にすることも無く、堂々と、そして実に楽しそうに(嬉しそうに)弾いているのです。
決して、上手ではないけれど(🙏)心に染みる良い演奏だったと思います。
きっと、この方の辞書には『老後』なる言葉は無いのでしょう。
いつまでも青春。
いつまでも現役。
私もそんな風に、これからを生きていきたいと思います。
息子の演奏にドキドキもしましたが、それよりも、シニアの方々の演奏に沢山の勇気と力をもらった、今回の『ピアノ発表会』でした。
30年前の息子です。 (*^_^*)
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