ルールーのお気に入り

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お気に入りをツラツラと…

MY FAVORITE MOVIE 2005

2006-01-09 23:50:57 | 恋する映画
いまさら2005年を振り返るシリーズ第2弾!(^^;;;
(昨年前半8月3日現在の上半期映画ランキングは→コチラ


ということで2005年に劇場で鑑賞した映画の中でのお気に入りをピックアップ!
といっても劇場で観た映画はたったの25本だったのですがー

25本の内訳は、邦画が12本(内アニメ本)、外国映画が13本。
そのうちデジタルリマスター版など昔の映画のリバイバルが、邦画本、外国映画本でした。

どうも最近のわたしは昔の映画に郷愁を感じてしまうのか、60~70年代の映画を多く観ました。
それと超大作映画をほとんど観てなーい!(笑)
一昨年見逃した『ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還完全版』くらいでしょうか?
単館系(インディペンデント系)の方がどちらかというと多かったので、見逃したイイ映画もいっぱいありそうです。

それでも2005年は、わたしの生涯の中でもベストと言える作品に本も出逢えました♪

『黒部の太陽』『砂の器』本♪

でもこの2本は昨年公開された新しい映画ではないし、それに“あまりにも別格過ぎる”…
ということで他のリバイバル6作品とともに今回のランキングの対象外としました。
あとレビューを書いた時と評価が違うのもご愛嬌♪(^^;;;;;;;;
ちなみに過去にレビュ-を書いた作品は、映画タイトルをクリックすると記事に飛べます♪
では早速…



MY FAVORITE MOVIE 2005

第1位
『パッチギ!』



上半期でも(『砂の器』を除けば)1位でしたけど、年間通してもダントツで1位♪

思えば2005年初頭、この映画の公開が昨年ひさしぶりに熱かった日本映画復活の幕開けとなったのではないでしょうか
今でも映画の数々の場面を想い出すだけで、胸に熱いモノがよぎります。

やるせない気持ち、若いエネルギーがはち切れんばかりにぶつかり合って、熱い思いは河さえも越える…
在日をテーマにした映画は他にもあったけれど、『パッチギ!』ほどリアリティがあって、しかも笑いに涙に感動に、メチャクチャ心が熱くなった映画は他にはなかった。
沢尻エリカ、『春の雪』でも好演した高岡蒼佑など若い俳優たちの熱い演技も忘れがたく、オダギリジョーや大友康平の存在感もバツグン♪
ラストの爽やかな感動も本当に心地よかったー

この映画はいずれ「2005年の~」という枕詞は外され、生涯通してもマイベストムービーの仲間入りすると思います。
ぜひぜひ日本アカデミー賞取って欲しーい!


第2位
『運命じゃない人』



いや~この映画は本当に文句なしに面白かったです!
低予算でも脚本が良ければこんなに面白い映画ができるんだ!というお手本のような作品。

「日本一イイ人」宮田くんがちょっぴり勇気を出したハートウォーミングな一夜に起きた、あんなことやこんなことの本当の理由と意味とはいったい…!?
同じ時間、同じ場所、共有の出来事だったはずなのに、別の視点で見てみたら、全く違った出来事だった…
まるでテープを巻き戻すように、観客にそのとき起きた出来事を、別の人間達の視点でまた最初から見させるという、絶妙の時間軸を使った物語の構築の仕方にまず脱帽!
アノ場面では全く存在感のなかったアノ人が実はこんな重要人物だった!なんて伏線がところどころにちりばめられていて、普通時間軸をずらすと物語や登場人物がこんがらがりそうなのに、まったくそんなことがないどころか、最後にはキッチリ物語を収束させ、爽やかな感動まで与えてくれる…
内田けんじ監督の脚本は、ニヤリと笑ってしまうセリフもすごく知的でユーモアがあって秀逸でした。
それから唯一と言っていいほどのメジャーどころの山下規介さんが、トボケた味のヤクザを好演していてすごくいいんですよー
DVD化されたようなので、見てない方は見て見て~


第3位
『ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還完全版』



正確には2005年の公開作品ではありませんが、完全版は初公開ということとわたしは初めて観たってことでランクイン♪(^^;;;

わたしは自分で言うのもなんなのですが、けっこう理性的な人間です。(^^;;;
「イヤなモノはイヤなのっ!」的な感情で物事を判断したり言動することはまずありません。
でもこのシリーズにいたっては、とにかく
「面白いって言ったら面白いのっ!」(爆)


第4位
『皇帝ペンギン』



可愛いだけじゃなく、厳しく辛い場面もあってとても胸を締め付けられましたが、皇帝ペンギンたちの健気に生きる姿は涙が出るほど美しかった。。
そしてロマーヌ・ボーランジエ達の抑揚のあるフランス語のセリフが、まるでポエムを語るかのように耳に心地よく響いたのでした…
本家アカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされているんですよね?
極寒の中撮影したリュック・ジャケ監督と、なにより皇帝ペンギンたちのために取って欲しいなぁ~


(実は4位から5位の間にはけっこう深い河が流れていて…
 つまり上位4作品とちょっと差があります^^;)


第5位
『マダムと奇人と殺人と』



シュールな笑いとキッチュな舞台装置や小道具たち(というかインテリアとかファッションとか)。
奇人たちを大きな愛?で包むレオン警視がなんとも素晴らしい。
ビストロの名前(実はビールの名前でもある)が「突然死」なんていう、ベルギー人の毒舌的ユーモアにも脱帽です♪
嗚呼、愛すべき奇人たち!奇人万歳!


第6位
『親切なクムジャさん』



美しくて演技も巧い!
韓国の女優さん俳優さんたちは本当にそういう「天に二物」的な方が多いですね。
とにかくイ・ヨンエの圧倒的な存在感に脱帽!
「うまいっ!もう1杯!」(違


第7位
『ファースト・キス』



韓国での公開は1998年と少し前の映画ですが、日本での公開は初めてのような?ということでこれもランクイン♪
ご存知韓流トップ女優チェ・ジウ姫と、ドラマ『星に願いを』で歌手の役をやって本当に歌手にもなってしまった、アジアでの韓流ブームの火付け役アン・ジュウク主演のロマンチック・ラブコメディーです。

これは面白かったというよりも、好きな映画♪
奥手なのに妙に意地っ張りな女性編集者と、プレイボーイなんだけど実はかなりウブなカメラマンの恋の行方が、微笑ましくてハートウォ-ミングな気分に。
お互い惹かれながらなかなか自分の気持ちを相手に言い出せない…もうじれったさ満載のお話ですが、胸がキュンとなりました。
この手のお話は、とにもかくにも主役の俳優さんたちの魅力に尽きますが、この2人だったら文句なし!
それから2人が取材する芸能人役やミュージカルシーンに、なんと!イ・ヨンエやチャン・ドンゴンなど韓国のトップスター達が出ていたりしたのも嬉しいサプライズでした。


第8位
『ウィンブルドン』



キルスティン・ダンストはどうしてビミョ~な顔なのに、映画となるとこんなにも魅力的なのでしょう???
わたし自身テニスが好きだということでかなり点は甘めですが、ウィンブルドンの街の美しい風景と独特の雰囲気にも魅入った作品でした。
テニスシーンもまぁまぁだったし、なによりプロの選手の大会時の様子を垣間見れたのも収穫♪


と、ここまでで、うぅむ…
残りの映画は、正直リバイバルで観た『黒部の太陽』『砂の器』はもちろん、他の6本(ちなみに『張込み』『ゼロの焦点』『疑惑』『事件』『影の車』『ロバと王女』)と比べても、それらの方が全然勝っていたというか印象深かったというか…(^^;;;;;

次点としては、『モディリアーニ~真実の愛』『理想の女』『トゥルーへの手紙』『カーテンコール』『大統領の理髪師』などが挙げられますが、どれも(あくまでわたし的には)インパクトが少し足りなかったかな、と思います。

ということで、ぶっちゃけわたしがただ単に劇場で感動した順♪
というかなりの独断と偏見に満ちた“MY FAVORITE MOVIE 2005”でした~

今年はもっとたくさんの映画を観て、もっとたくさん感動したいです。
とりあえず今週から行動開始、しようかな?


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4 コメント

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一緒だぁ~ (cyaz)
2006-01-10 12:26:05
ルールーさん、TB&コメントありがとうございましたm( )m



『パッチギ!』、1位で嬉しいです。 僕は『ALWAYS~』と甲乙つけがたかったので、両方共1位にしました(笑)

『運命じゃない人』、残念ながら観てないんですよ><

今年は単館にも足を運ぶようにしたいと思っています^^

『皇帝ペンギン』ももちろん良かったんですけどね!
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cyazさん♪ (ルールー)
2006-01-10 17:34:44
早速のコメントありがとうございます~



わたしは逆に『ALWAYS~』は観てないんですー

年末もなんだかんだ観に行けなかったし、新年に入ってやっているうちに、と思っていたらあまりの寒さでまだ行けず…

どうやらほとんどのところが先週で上映終了、一部では今週金曜日までやっているようですが、行けるかどうか微妙です。(^^;;;

『運命じゃない人』はどうやらDVDが出たようなので、そのうちレンタルも始まると思うので、そうしたら見てみてくださいね~
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TB&コメントありがとうございました! (睦月)
2006-01-10 21:17:46
こんばんわ!『カリスマ映画論』管理人の睦月です。

おお!2005年の総決算ですね!ほとんど睦月は観てない作品ばかり・・・。睦月は昨年4月にに東京でてきたばかりで、東京での映画の見方がよく分からなく・・・前半の公開作品はほとんど見逃しています。なので参考になりますわ!『マダムと~』はかなり睦月のお気に入りです。なかなか観ている方が少なかったように思うのですが、素敵な作品でしたよね。『皇帝ペンギン』はDVDで観ました。ホントに素晴らしい作品だった!!

では。遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いいたしますね!!
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睦月さん♪ (ルールー)
2006-01-10 23:46:07
コメントありがとうございます♪

そうでしたか、睦月さんは東京に出ていらしてまだ1年も経ってなかったんですね。

昨年の前半には、韓流ブームのあおりで韓国映画ばかりを集めた映画週間やらいろいろあったり、あとデジタルリマスタ-版流行りで古い映画がいろいろリバイバルされたり、けっこう普段観れないような映画をやっていたかもしれません。

『マダムと~』は、ホント観た方かなり少ないと思われるけど、けっこう面白かったですよねー

今年も素敵な映画にいっぱい出逢えるといいですね~

こちらこそ今年もよろしくです~
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