真っ青なテーブルに、真っ白なピース。
日が昇ってから、暮れるまで。
もう何年、こうしているんだろう。
今日もほら、埋まりそうで埋まらない。
手のひらに、最後のカケラ。
いつになったら、答えが見つかるんだろう。
ふらりと現れた、風の旅人。
あなたは「答えなんかないよ」と微笑んだ。
「君の望むものが、答えだ」と。
最後のカケラが、カタチになって。
埋め尽くしたテーブルに、光が射して。
果てだと思っていた世界に、終わりはなくて。
私は今日も、パズルのピースに手を伸ばす。