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バナナ:栄養素・効果と効能

2006-10-18 10:52:27 | Weblog癒し日記
*免疫力と善玉菌増強・大腸ガン防ぐ 成熟度により薬効が変わる*

1年中店頭に並び値段も手ごろなバナナは、手軽に食べられ誰もが好きな果物ですが、かつては贅沢品として珍重されていました。免疫研究の第一人者である帝京大学薬学部の山崎正利教授は「いろいろな果物のうち、ガン細胞を殺したり炎症やアレルギーを抑える白血球の働きを一番高めたのはバナナ。

これはドーパミンという物質によるが、人間の体内で交感神経を刺激する働きをするドーパミンをバナナによって摂取すると、高い抗酸化作用を発揮することがわかった。また一面に黒い斑点が出る完熟状態のときにバナナの免疫増強効果が最も強い」と語っています。このドーパミンはタンニンの一種で、緑茶並みの抗酸化パワーがあり、果肉100gにつき10~25gも含まれています。

また食物繊維も100gにつき1.1gが含まれており、発ガン物質を吸着して便量を増やす効果があり、疫学調査でバナナは大腸ガンのリスクを下げることもわかっています。

驚いたことにバナナは完熟度により効果が変わります。では、その効果的な食べ方を紹介します。

青みがかかった未熟なバナナ・・果糖やブドウ糖に分解される前の難消化性でんぷんが豊富。消化酵素によって分解されにくいため、大腸に届き善玉菌の餌になる。ヨーグルトや蜂蜜と一緒に食べるとさらに効果的。ちなみに、未熟なバナナは熟すにしたがい、でんぷんがブドウ糖に変化する。したがって未熟な状態であればでんぷんを多く摂ることができるため、腸で善玉菌が増える「プロバイオティクス効果」も高い。

黄色い食べごろバナナ・・カリウムやマグネシウムが豊富。ナトリウムが過剰だと血液の流れが悪くなるが、バナナはナトリウムの影響を抑えることで血液をさらさらにする。食べた直後に血流の流れが変わる即効性がある。

黒い斑点のある完熟バナナ・・・バナナが白血球の働きを高めて免疫力を上げる作用は、バナナの成熟度によって異なるが、免疫活性力は表皮一面に黒い斑点(シュガースポット)ができて完全に熟す10日目に最も高まる。黄色いバナナより最大で8倍もの違いがある。

「青」は便秘、「黄色」は血液サラサラ、「黒」は免疫力アップと、効果的に食べ分けてバナナの良さを最大限に有効活用したいものです。


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