小さな癒しの海へ

~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

スイカ:栄養素・効果と効能

2007-07-29 08:31:40 | Weblog癒し日記
活性酸素の働きを抑える・腎臓に効果

暑い夏がやってくると果汁たっぷりの冷えたすいかを食べたくなります。すいかは果肉の90%以上が水分ですが、ビタミンやミネラルなどがバランスよく含まれています。昔からすいかの効用としてよく知られているのが「体のむくみをとる」「腎臓によい」などですが、これはすいかに含まれるカリウムが作用しています。

カリウムは利尿作用が高く、塩分を腎臓から尿中へ排出する働きがあります。また、すいかの赤色はカロチノイド色素の一種であるリコピンです。リコピンには強力な抗酸化力があり、体内に発生した過剰な活性酸素の働きを抑えます。実はすいかにはトマトの薬2倍ものリコピンが含まれています。

熱を加えてもリコピンの効果は壊されないので、ジャム(レモンと砂糖を加えてトロトロになるまで煮詰める)や「スイカ糖」(果汁を絞り布でこし、弱火で煮詰める)にして利用するのも1つの方法です。

ジャム小さじ1杯でトマト1個分のリコピンが摂れます。すいかは体を冷やす働きがあるので、冷え性やお腹の弱い方にはジャムやスイカ糖で食べる事をお勧めします。その他にすいかに含まれる果糖・ブドウ糖は疲労回復作用を持っているため、即効性のあるエネルギー源として最適な食べ物です。

あまり知られていませんが、すいかは果肉以外の皮や種にも栄養が含まれています。種に含まれるリノール酸はコレステロールを低下させます。種を煎じて飲むだけでも効果があるといいます。またフライパンなどで炒めると香ばしくなり、ナッツのように食べることが出来ます。

また皮(白い部分)は果肉よりも利尿作用が優れているだけでなく、抗脂肪肝ビタミン・イノシトールが多く含まれており、肝臓に脂肪をたまりにくくする作用があります。炒め物や煮物に利用する食べ方もありますが、和歌山県や鳥取県では漬け物専用のすいかがあり、奈良漬やしょうゆ漬けにして食べています。

すいかは冷蔵庫で冷やしすぎると味が落ちてしまいます。食べる2~3時間前に冷やす程度が、もっとも香りと甘さが感じられます。天然塩をふりかけて真っ赤なすいかにかぶりついたら、暑さにほてった体も冷えて、水分ミネラルの補給にもなります。暑い夏をすいかで乗り切っていきましょう。


体を癒す食材の力:栄養素・効果と効能 TOPページへ

最新の画像もっと見る