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~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

レンコン:栄養素・効果と効能

2006-10-11 13:29:03 | Weblog癒し日記
*美白・風邪予防・滋養強壮*

レンコンとは、ハスの地下茎の先端部が肥大した部分を指し、冬から春先にかけて収穫されます。原産地は中国あるいはエジプト、インドといわれてます。しかし、昔は花を観賞用として育てるだけで、食用として本格的な栽培が始まったのは、日本では明治以降です。

レンコンには葉柄に(ようへい)に酸を送るための通気孔として、十個程度の穴があります。この独特の形を「見通しがきく」縁起のよい食べ物として、正月などのおめでたい席の料理に用いられてました。

主成分は炭水化物で、タンパク質、ミネラルは少ないのですが、ビタミンCは豊富です。ビタミンCは肌の新陳代謝を活発にして、シミ、ソバカスを防ぎます。また、タンパク質とともに働いてコラーゲンの生成を促進したり、粘膜を丈夫に保つ働きもあるので、風邪の予防にも効果的です。さらに便秘に有効なペクチン、ヘミセルロースなどの食物繊維も豊富なので、腸内細菌を整えて便通をよくし、また、食物繊維は腸内でコレストロールを吸着して排出する働きもあるので、動脈硬化予防にも役立ちます。

レンコンを切ると糸を引きますが、これはムチンという成分で、胃腸の粘膜を保護する働きがあります。さらに、消炎作用や収れん作用のあるタンニンが含まれているので、胃の負担を軽減し、疲れた胃腸のトラブルを解消します。タンニンは血圧降下作用、止血作用、抗酸化作用にも効果が期待できます。

ハスは夏に大型の美しい花を咲かせます。果実は楕円形で肥大し、ハチの巣のような形をしています。この形からハスの名がついたともいわれています。10~11月に果実を採集し、天日で乾燥させて利用します。

中国ではハスの実を「蓮実」(れんじつ)と呼び、強壮作用のある生薬として利用します。薬効としては滋養強壮、下痢止め、口の渇きなどに効果があります。


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