そんな○○に魅せられて

アカデミー賞2022

今日のNYCは1日中氷点下で真冬のように冷えています。
春の始めは「三寒四温」と申しますが「厳寒高温」といった方がいいような気温の上下差です。

昨日は、映画界でもっとも権威ある賞の一つである、
アメリカのアカデミー賞の発表と授賞式でした。
作品賞に選ばれたのはCODAで、ストリーミングによる配給作品では初受賞だそうです。
CODA、というのはChild of Deaf Adultsの頭文字をとったもので、
「聴覚障がいのある家族の中で、唯一、耳が聞こえる子ども」という意味なのですね。
私はこの映画は未視聴で、公式動画を見ましたら、主人公の10代の少女はいわゆる「ヤングケアラー」。
自分の将来の夢と家族の世話との間で葛藤する様子が描かれていました。

CODA — Official Trailer | Apple TV+
https://www.youtube.com/watch?v=0pmfrE1YL4I

最近はゆっくり映画を鑑賞する機会もなかなかなく、昨晩、
「そういえば今日はアカデミー賞の発表だね!」
と子どもに言われて、ああそうだった、と慌ててネットでチェックしたのでした。

しかし。

「Academy Awards 2022」で検索してみると、
壇上で司会のクリス・ロックがウィル・スミスに思いっきり顔面を殴られている写真ばかりが出てくるのでした。
これは何か作品に関係あるのだろうか?と訳が分からず、結局、アカデミー賞の放送はそのまま見ずでした。
私が番組を見ようとした少し前に、その事件は起こっていたようなのでした。

今日改めてニュースを検索したら、クリス・ロックが、ウィル・スミスの奥様の容姿をジョークのネタにして、
それを公衆の面前での侮辱と受け取ったウィル・スミスが壇上に駆け上がって顔を平手打ちしたのですね。

Will Smith hit Chris Rock on Oscars telecast
https://www.cnn.com/2022/03/27/entertainment/will-smith-chris-rock/index.html

これにはせっかくの授賞式の場が冷えっ冷えに凍りついたことでしょう。
芸風とはいえ、多くの人が注目する番組でそんなジョークを言うクリス・ロックもクリス・ロックだし、
そこでいきなり平手打ちを喰らわすウィル・スミス(主演男優賞受賞)もウィル・スミスで、
なんでこんなことに…。まさかやらせ、とかではないんですよね?

日本の濱口竜介監督の「ドライブマイカー」は国際長編映画賞を受賞という快挙。
ですが、各賞の受賞の話題よりも、この「平手打ち事件」がメイントピックになってしまった感があり残念です。

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