めくりちゃんグラフィティ

目次めくり(名前です)と、その一族の活動。
【サウンド千一読本】
小説【江守友和の冒険】

参照太夫プロフィール

2009-11-18 04:46:47 | Weblog
 俺の名前は参照太夫。

 HBEロッカってオヤジが作った狂言回しだ。

 狂言回しって何だって?

 つまりだな、歌舞伎狂言などで、主人公ではないがその狂言の進行に重要な役割をつとめる役。と辞書に書いてある。

「──を演ずる」とも書いてある。

 ──部分には、「狂言回しを演ずる」と入るのだ。

 だから、俺は狂言回しを演じている。

 元々は小説の中で〝さくいん〟の代わりとして作られ、いつしか擬人化されたのだ。

 さくいん(索引)って何だって?

 書物の中の字句や事項を一定の順序に配列して、その所在をたやすく探し出すための目録。インデックス。と書いてある。

 まあ、ロッカが説明の重複を避けるためと、自作の宣伝のために考え出した、ようするに楽をするためのキャラクターなのだ。

(ロッカ小説 参照。)と繰り返しやってるうちに何故だかキャラ化したのだ。

 使う言葉だって〝山椒大夫〟の時代にひっかけて、自分の事は〝みども〟と言わせて、更にワルノリして、語尾は太夫(おいらん)にひっかけて、〝ありんす〟と〝くんなまし〟なんて、超ウザイ言葉を使わされているのでありんす。

 さて、参照太夫を演じているみどもでありんすが、実はドラムが得意なのでありんす。

 だからHBEロッカバンドのドラマーをやってるのでありんす。

 聴いてみてくんなまし。

 え? 素朴な質問? どーじょ。

 ロッカは歌舞伎と狂言を書いているのかって?

 うーん。そこから一歩も進んでなかったのでありんすね……。


参照太夫  目次めくり  小野寺(エステボー)善行

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 その後みどもは、HBEロッカの書生という設定に落ち着いたのでありんす。

 売れてもいないくせに、ずうずうしい設定でありんすな。

 書生は住み込みでありんすからね。ますます使いやすくなった訳でありんす。

 年の差も生じたので「ロッカ先生」と呼ぶのでありんす。

 アッタマきちゃったから文句を言ったら、恋人を作ってくれたのでありんした。

 目次めくりって名前で、みどもと同じ「盆の蔵大学のロッ研」の出身でありんす。

 ちょっと妖怪じみているのでありんすが、バーチャル世界の中では、それなりに可愛い元気娘でありんすよ。


 そうだ。ついでにロッカ先生も「プロフィール」どうじょ!







 HBEロッカ。プロフィール。

 え~。なんだかテレルな。

 生まれたのは東北のイナカ。しかもムカシだ。

『小野寺善行 青春編1、2、3』を読んでもらえば、ナントナク……。ね。

 あの話は体験が元になっています。半ば自伝的。

 半ばって事は勿論、ずいぶん違うって事。そのまま書いたらもっとシビアで、つまんないからね。

 それに、もっとクサイ話が多くなるしね。クサイ方が、もっと小説的かもしれないが、なんだかね。

 実際、「駒」の女将とデキルカデキナイか悪友連と賭けをして、証拠の為に指にマン汁臭をなすりつけて帰って、皆に嗅がせる。とか、ほら、かなり〝引く〟でしょ?

 わははは。事実の方が遥かに奇なり。

 時代が、東映的だったからね。

 とにかくムカシは、お下劣だったんですよ。馬鹿丸出しって感じで。

 バブル期以降の若者は、いろんなことを知ってるし、お上品だと思います。

 私のムスコだって私よりはかなり上品です。

 ムカシのヒトはどーしても経験論的になっちゃって、だからクサイんですよ。

 ま、どーせみんな死んじゃうんだけどね。

 生きてるうちは……好きな事をやりたいな。

 てな具合のオヤジが私であります。


 ちょっとボケ入ってきてるんですよ。実際。

 あ、もーすぐバラ色の世界が!



  お見舞いに行ってきたが、
 何の役にもたたなかったな。

 申し訳ない。

 とにかく、
 元気だけは出しましょう。
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