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“秘密保護法反対デモは、テロ行為”--石破茂氏と自民党に抗議を!発言も秘密保護法案も撤回させよう!

2013-12-02 | 秘密保護法

 自民党の石破茂幹事長は11月29日付のブログで、議員会館前での特定秘密保護法案に反対する市民の行動に対して「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」と書いた。
 これに対して石破氏は12月1日富山県南砺市の講演で、「表現に足らざるところがあれば、おわびしなければならない」と述べたと報じられているが、同時に「人が恐怖を感じるような音で『絶対にこれを許さない』と訴えることが、本当に民主主義にとって正しいことなのか」、街頭デモは「(テロと)相通ずるものがある」と語ったと伝えられている。

※石破氏発言、与党も困惑 秘密保護法案、批判直結を懸念(朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201312010365.html?iref=comkiji_redirect&ref=nmail
※反対デモ「絶叫、テロと変わらぬ」 自民・石破氏、ブログで批判 秘密保護法案(朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201311300544.html?iref=comkiji_redirect
※石破幹事長 国会前デモ 重ねて批判(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013120202000114.html
※石破氏 秘密保護法案反対デモ「テロと変わらない」(テレビ朝日)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000017120.html
※石破氏、重ねて反対デモを問題視 秘密法案(信濃毎日新聞)
http://www.shinmai.co.jp/newspack3/?date=20131201&id=2013120101001508

 石破氏のブログは以下である。
「今も議員会館の外では「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量が鳴り響いています。いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。
 主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます。」
※沖縄など(石破茂(いしばしげる)オフィシャルブログ)
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-18a0.html

 石破氏は結局、スローガンを叫ぶデモがテロ行為に通じるという認識を変えていない。
 石破氏は、秘密保護法に反対しているのが、特異な「勢力」であるかのように語っている。だが、秘密保護法に反対する声は日増しに高まり、「「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量」とは、議員会館前に駆け付けた多くの市民の声が唱和したものに他ならない。石破氏はこれが見えないのか。

 しかもそのような反対の声は「世論の共感を呼ぶことはない」どころか、ますます世論の支持を集め、反対を強めている。朝日新聞の最新の世論調査(11月30日~12月1日実施)では、反対が50%で、賛成25%を圧倒している。しかも「継続審議にするべきだ」が51%、「廃案にするべきだ」が22%で、73%が今国会での成立に反対している。「議員会館の外の大音量」だけではない。日本中の世論の大多数が反対を叫んでいる。石破氏はこれがわからないのか。

 朝日新聞は12月1日に行われた“戦争はイヤ!御堂筋パレード”の参加者とそのメッセージを大きく掲載している。これらの人々はテロリストして取り締まりの対象となるのか。

 石破氏は、民主主義というが、怒号の中で、数の力によって強行採決することが民主主義なのか。慎重審議を求める圧倒的な世論に対して、過半数を超えた反対世論に対して、議員数の暴力で答えることが民主主義なのか。
※秘密保護法案、賛成25%反対50% 朝日新聞世論調査(朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201312010146.html?iref=comkiji_redirect

 石破氏の発言は二重の意味で、特定秘密保護法の危険と深く結びついている。
第一に、石破氏の発言内容は、特定秘密保護法第12条にある「テロリズム(政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し)」という規定にうり二つだということだ。官邸前デモような行為が、法案によってテロと認識されているのではないかと危惧されているが、まさに石破氏の発言は、法案を推進する自民党の中心人物がデモをテロと考えていることを明らかにしている。
※国会前抗議行動は「テロ」?! 報道、市民グループの企画会議は共謀罪!(10/31「そもそも総研」の紹介)
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/52dd9c2fbe03798a3eb2f2ecb8894597

第二に、議員会館前デモがテロと拡大解釈されるのであれば、テロに対する公安警察の警備は「特定秘密」に指定されることから、「デモ」への規制や逮捕といった公安警察の行為が特定秘密になってしまうことになる。つまり、“今度のデモ参加者=「テロリスト」は片っ端から逮捕する”というような恣意的な運用が、特定秘密保護法によって可能になるということだ。この危険は、反原発デモや麻生官邸に行こう「デモ」などで、全く無実の市民が逮捕・起訴されている事例などをみても決して誇張ではない。

 市民を敵視し、民主主義を踏みにじる石破氏に抗議の声を集中しよう。発言を撤回させよう。
 市民活動=スパイ・テロリストという危険な考えに貫かれた秘密保護法案を撤回させ、廃案にさせよう。

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1 コメント

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Unknown (みみま)
2013-12-03 00:30:01
特定秘密保護法の廃案を求める国民の声が圧倒的。
必要な情報を得られなくなることが心配。
特定秘密保護法は国民に知られず戦争参加への道すら開く悪法。
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