りんりんブロ具

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こどものおべんとう

2006-03-10 | 香港の小学生
こどもは幼稚園の時は午前中半日だったから毎日家に帰ってから昼食を一緒に食べていた。
小学校へ通うようになってから、はじめて親と離れての食事。

香港の小学校は日本のように皆一律給食を食べるのではなくて、給食か持参弁当かを選べるようになっている。
給食とはいっても学校が契約した業者からの仕出弁当。
通常3種類くらいのメニューがあって、毎月初めに好きなメニューを選んで月単位で申し込む。
うちのこどもの学校の給食は1食15ドル(約230円)。
日本でも給食はビッグビジネスだけど、ここも業者は大儲かりだなー。

一般で売られているほか弁もそうなんだけど、香港のお弁当はおかずの種類はたいしたことなく、とにかくご飯の量がものすごく多い。
小1から小6、先生の分も全く同じ物なので、小1生にはとても食べきれない量だ。
それでも食べきってしまうツワモノがクラスに1人か2人はいるようだが、それはほめられるどころか身体に悪い。
学校の先生からは「ご飯は残しなさい」と指導が入る
毎日、毎日ほとんどの生徒が残す大量の白飯…香港全体だととんでもない量だろう。なんとかならないものかねー。

うちのこどもは弁当持参組。
前にも書いたけど、肉魚系はこどもの希望で入れていない。
9月当初は、日本式のお弁当箱で持っていってた。一度だけ、日本のママがつくるようなキャラ弁「シナモン弁当」を作った。
とても喜んでもらえたし、学校でも周りが大騒ぎだったらしい。
でも作ったのは後にも先にもそれ一度だけ。

こどもは私のシンプル日式(広東語で日本式を日式という)弁当を気に入って食べていたが、あるとき夫が気づいて一言。
お弁当は、温かくなくちゃダメだよ!

そう、香港の人は絶対「冷たいご飯」は食べない。
弁当であっても必ず温かくなくてはいけない。
夫は結構例外的な香港人だと思ってたけど、こどもに関しては違うのね。
そういえば、友人の旦那様は会社でお弁当を温めるために電子レンジの列に1時間近く並んだとか…。

ということで、ランチジャーを買った。
メーカーは「バッファロー」。たぶんローカル物?友人のご子息命名「うしのごはん」ブランド。
こどもはまだお茶碗1杯食べるか食べないかなので、お茶碗1杯分の一番小さなサイズを購入。おかず入れはないので、おかずは上にのっけるどんぶり飯状態になる。

はじめてみたらこれがま~楽チン。
まず今まではお弁当を詰めたら冷まさなくてはならなかったが、これはもちろんそのまんまでOK。
暑い日でも腐る心配はないし。
どんぶり飯なので、上に乗せるおかずは多少つゆだくでもいい。
子供の大好物日式カレーなどはご飯の中に埋め込む。(ちょうど「饅頭のあんこ部分がカレー」状態)
焼きうどんなんて入れちゃう日もある。
プチトマトやフルーツなど冷たいものは別に小さなタッパーに用意する。

はじめは朝作ってこどもに持参してもらっていたが、保温力がいまいちなのか朝6時に用意するせいなのか
「食べるときはぬるい」
と意見があり、ランチタイム直前に学校へ届けることにした。
(これは温かい弁当命の香港人にとっては当たり前のシステム)
これも朝早くから用意しなくてよくなったので楽々。
友人のアドバイスでランチジャーをダイソーで売ってた保温袋に入れて保温力アップ。
おかげで今はこどもは毎日熱々ほかほかのランチを食べている。

今日のメニューは、三色弁当。
甘い炒り卵と超みじん切りの人参の蒸し煮と凍り豆腐のミンチで作るそぼろ。
そぼろは豆腐を数日凍らせたものを解凍し、プロセッサーでみじん切りにしてから普通のそぼろと同じくおろし生姜と酒と醤油と砂糖少々で炒り煮する。
人参はほんの少量の酒と塩だけで蒸し煮すると十分甘みが出る。
ご飯の中ほどはいつも海苔をちぎって醤油をちょっとまぶした海苔弁にしてある。
子供の好物だが実は私の都合で多めに作ったおかずだ。
まだ歯が痛いので、お粥に混ぜて食べられるから…。

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