猫とのんびりブルガリア

ブルガリアで猫とのんびり暮らしています。知名度のまだまだ低いブルガリアンライフを広めるべく少しずつ紹介していきます。

署名にご協力を!-ソフィア 野良犬の殺処分が再開?

2012年04月21日 | 日記
今日は、あまりにも腹が立ったので書かせてください!

信じられないニュースが飛び込んできました。
EU加盟以来、野良犬は去勢して狂犬病の処置をすると、いう事をしていたそうですが、
ブルガリア農林水産省のトップが野良犬の殺処分再開を希望しているというニュースです。
ブルガリアは2007年EUに加盟した際に法律で野良犬、猫の殺処分を法律で禁止しました。
もちろんEUに加盟する際の必須条件としてです。

ソフィアに出向くと野良犬を見ない時はありません。未だに数は増え続けているのが現状で野良猫の
数は更に多いと推測されています。
こちらのテレビやニュースでは毎回野良犬が子供やお年寄りを噛んだ、というような偏った報道しか
されておらず、野良犬は悪だ!殺されてもしょうがない。と信じ込んでいる人も少なくはありません。
その影響か、野良犬、猫に対する虐待も多く、両足両手を切断された子犬が道に放置されると
いう事件がありました。 このニュースは国際的にも取り上げられ
遠く離れたアメリカでも署名活動と街でデモが起こるほどに。

前足と後ろ足4本を肉きりナイフで切断されたこの子↑(ミマ)は無事、ドイツの里親さんに引き取られ今は幸せにくらしています。この殺処分再開きっかけの発端となったのも、ソフィアのある地区で88歳の著名な教授が野良犬に襲われたといニュースが流れたのが始まりで、怒った住民たちが地区の代表に殺処分を嘆願したのが始まりです。このニュース番組ではやたらこの教授がいかに偉いかを強調しまくり、人々の感情を怒りへと仕向けていたように思います。恐ろしいことに怒った住民たちが自主的に野良犬狩りをはじめ、関係の無い犬が次々と殺されるという信じられない事態まで起こってます。

「国家の偉大さとモラルの高さは,その国の動物に対する扱い方で判断できる」マハトマ・ガンジーの言葉

ブルガリア人の中にもこういった無知をなくそうと動物保護活動している方もいますが、残念ながら
動物の命を簡単に考え、責任を持って最後まで、という感覚がある人が少ないような気がします。
そして国のトップである役人までもが・・・

多くのブルガリア人が悲しいことに野良犬、猫は凶暴でノミやダニと一緒、害虫だ、と信じ込み、
血統書つきの犬をこぞって飼う方が多いです。シェルターで救える命があるのにとても残念です。

ブルガリアでは役人がEUからの補助金を自分の懐にしまいこみ、受け取るはずの動物保護団体には殆ど行き渡っていないのが現状です。実際、わたしも以前怪我をした野良猫を助ける為ブルガリア国内の色んな動物保護団体に連絡しました。私が住んでいる地域で動物保護団体を数件見つけ、すべて連絡しましたが、代表者に連絡が取れたのがそのうちの1件のみ。
やっと話しができたその代表者が、政府からの補助金があって機能しているのはほんの一部で、
自分たちや募金で活動している団体が大部分だ、という話を伺いました。連絡がついたその団体も資金不足で存続できない状態でした。

ブルガリア政府が2008年以来動物保護法に基づいた努力をしていなかったのは明確です。
その上、国のトップが今更殺処分を再開しようとしているなんてとんでもないニュースです。

これに阻止しようと現在署名活動が行われています。
是非、署名にご協力してください!ごめんなさい。パーツの貼り付け方がわからなかったので
面倒くさいですが、オンラインで直ぐに署名参加できます。
署名サイト→(http://www.thepetitionsite.com/760/460/308/we-say-no-to-euthanasia-for-the-stray-dogs-of-bulgaria/#sign)


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こんなところに?鳥とウサギ

2012年04月19日 | 日記
今日は21度まで気温が上がったので買い物がてらにお散歩に行ってきました。
日本では気温に関係なく繁華街は常に人が多いですが、ブルガリア人、寒い冬は家に篭り
暖かくなると外に飛び出してきます。そんな訳で今日も街は人で
溢れかえりオープンカフェやメインでは人でごった返してました。

ところで、急に質問ですが、
この鳥がいるケージ、ここはどこでしょうか?

答えは・・・・病院です!
そしてウサギも!丸いシッポがかわいい!

病院の中庭がちょっとしたミニ動物園のようになっていました。
学校などではよく日本でも小動物を飼育していますが
病院で動物を飼っているのを初めて見ました。日本でもこういうところあるんでしょうか?

来院している人たちもエサを上げたり、眺めたりして楽しんでいる様子だったので
最初はビックリしましたが、動物と触れ合うことで癒されたりもするので、
とっても良いアイデアだな~と思いました。


復活祭のお供 コズナック

2012年04月17日 | 
ブルガリアでは先週の4月13日の金曜日から復活祭の4連休でした。
西欧で行われる復活祭は(主にカソリックなど)その前の週らしいのですが、
ブルガリアは正教の国なので1週間遅れての復活祭でした。

私たちは昨年と同じく、旦那のお婆ちゃんのお家でイースターのご飯頂いてきました。
ブルガリアではイースターの日に羊肉とお米をオーブンで炊いたものを食べるのが
習慣のようですが、今年はお婆ちゃん、羊肉の代わりに私の好物の
鶏肉とキセロ・ザレというキャベツを発酵させたものにパプリカで煮込む料理を
用意してくれていました!
酸っぱいキャベツの味と鶏肉の風味が私はたまらなく好きなのですが、キャベツが苦手な
旦那は一人でスーパーで買ってきたお惣菜を食べてました。

前菜とメインを食べ終わると、ここから感謝祭のメイン行事スタートです。
テーブルを囲んでいる客人みんなで好きなイースターエッグを選び、卵の先と先を
ぶつけ合い、どちらの卵が割れないかを競い合います。
最後まで卵が割れなかった人が今年、一番ラッキーな人!となるようです。
そして、割れた卵と一緒に最後に食べるのが・・・コレ↓
コズナックという菓子パンのような甘いパンです。甘いパンとゆで卵の組あわせ、
不思議な組み合わせですね~。

面倒くさがり屋の私。コズナックはスーパーで購入しました。イースターの1週間前ぐらいから
ずらっと店頭に並び、ブランドも様々な物が出回っています。一斤で結構な量があり、イースターの
ご飯に招かれた時などお土産としても持参したり、ご近所さんに頂いたりするので、
コズナックが余ってしまい、毎年消費に困ってしまうのですが、今年は余り物をフレンチトーストに
すると良いという情報を仕入れたので早速試して見ました。これが、コズナックの甘さがちょうど
合い、ぴったりでした!おかげで今年のコズナックはカビが生えず無事消費いたしました。ホっ。
私が購入したコズナックのパッケージにはロシアやギリシャ語訳でも書かれてました。
他の国もコズナック頂くんですね~

おまけ:本日のリリの寝姿。小さい箱に無理やり入って、箱が破れてしまいました。
それにしても、こんなに無理やりな体制で寝て苦しくないのかしら・・・と心配になりましたが、
正面を見たら、身動き一つせず、グースカ寝てました。