Lilac-Garden

写真で綴る日々の記録 & クラギ練習帳

イチョウの葉にとどくまで

2006年11月30日 | 香川県




子どもの頃に住んでいた公団住宅にはイチョウ並木の一角がありました。当時の団地には子どもの声が溢れ、公園のブランコはいつも満員です。高く、高く漕ぐと、もう少しで垂れ下がる木の葉っぱに届きそうな気がして、競いあってブランコを取り合ったものでした。雨の後もまた楽し。ブランコの水溜りには、鏡のように映った、揺れる空とイチョウの木。何もかもが楽しさに満ちた思い出です。時は過ぎ、私は中学、高校へ。公園は、だんだんと寂れました。ブランコは雑草に覆われ、公園の一角が集会所に変わり、気がつくとイチョウの木は切り倒されました。子どもの姿はとうに見えません。あの遠い日、一緒に遊んだ友はどこへ行ったのだろうかと、ふと思うことがあります。写真は先日の岩部神社。ちょっと暗いけど。



永遠の嘘をついてくれ

2006年11月29日 | レコード特集




中島みゆきと言えば「わかれうた」でしたよね。若い日の記憶にありませんか?「途に倒れて誰かの名を 呼び続けたことがありますか 他人事に言うほどたそがれは 優しい人好しじゃありません」ドカーンと乙女の私心を揺さぶりましたっけ。(笑)あれから時代は過ぎ、お互いに年をとりましたけど、彼女はとっても「いい女」になりました。よいですねー。。いつまでも輝ける女でいたいものだと思います。


「永遠の嘘をついてくれ」 かもめが空を羽ばたくように、大空にゆるやかなカーブを描いて…そんな感じで歌うのがとても気持ちのよい一曲です。先日の「吉田拓郎&かぐや姫・つま恋2006」で、中島みゆきは吉田拓郎と共に歌いました。これがまた特に良くてね、何度も聴きましたよ。…ふふ、これ、私の癖みたい。写真は香川・詫間からの夕景です。


こちらもどうぞ。レコード特集

艶やかに・秋

2006年11月28日 | 香川県
 

 



紅葉見てきました。ヤッター!艶やかなものですね。遠くの山々を染める景色も良かったけど、すぐ近くにも、こんなに真っ赤なのがありました!燃える秋!いいもの見つけたなー!あいにくの曇天空も何のその。とにかく嬉しかったし、今ひとつブレたけど、華があるから合格~!?こんなのもいいかなあと思って…サ。



福をなす南天。

2006年11月27日 | 庭の花*花だより


今年は暖かいね、なあんて思いながらも秋は進み、
ストーブのやかんがシューっと音を立て、
こたつでゆっくりレコードでも聴きたいなと思う空模様です。

南天の紅葉は下からゆっくり。
1枚1枚がきれいなまま紅く染まりました。
赤い実はどんな時にも、穏やかな顔で空を見上げています。
「福をなす南天」
根元のか細いとこが好きだったりします。


岩部神社・大いちょうの話

2006年11月26日 | 香川県


自宅から、山の方向へ車を走らせてみました。
讃岐のまあるい山々は、思い思いの色を並べて、むくむく。
秋深く、一段と柔らかくなった稜線を追いかけ、走ります。

一際目立つ黄色の大木と出会いました。
誘われるようにして小道を入ったのが、この岩部神社です。
樹齢600年の「大いちょう」。樹高55m、太さ8m。

黄色の花吹雪の下にもぐり込むと、
ふわっと明るい、穏やかな感覚に包まれます。
雪の朝のような、しーん…という音も聞こえます。
そんな感覚、しませんか?

もっと、ゆっくり、
話を聞いてくれば良かったですよね。
樹齢600年の話。


また明日。

2006年11月24日 | 庭の花*花だより


庭の楓。虫食いで、ちょっとみすぼらしいけど、
朝日を浴びると、一斉に手の平を広げて、元気よくバイバイと言ってました。
とってもかわいい子たちで、お別れをするのはすごく寂しいです。
またいつでも遊びに来てください。




昨日はちょっと久しぶりの休日。
少しの間に町はすっかり秋色です。
赤や黄色の葉っぱが、ちろちろ揺れれば、
それはまるで、ろうそくの炎が揺らめくよう。

あいにくの小雨で写真は撮れなかったけど、
まずいラーメンを食い、後からブーブー文句を言い、
中古のレコードをちょっと探し、
お目当てのCDがないかとレンタルショップをのぞき…
温泉も行こうかと思ったけど時間切れ。

そんなしょうもない休日です。
そんなしょうもない一日を過ごして
また明日。

感謝したい人はたくさんいます。

橋の向こうに・津嶋神社

2006年11月23日 | 香川県

10月のとあるお天気の良い日、香川県三豊市にある津嶋神社へ行ってきました。赤い橋の奥に見えるのが子どもの守り神として知られる、津嶋神社本殿です。でも、なんだかちょっと…おかしな気もします?






この本殿は、海の向こうの小さな島にぽつんと建てられていました。遠いでしょ?この橋は250mあるそうです。泳いでも渡れますよね。。はは。は。




そして驚いた事に、毎年8月4~5日の2日間だけが通行を許され、それ以外は橋桁に敷かれる板も取り外されます。ほら、ご覧のとおり。三豊市と言えば、香川県でも西。瀬戸内に見える島々がうっすらと見渡せます。こういうのを風光明媚な所というんでしょうね。ぼーっと静かに、ただただ海を眺めていたいなあと思うのに、やっぱりカメラ抱えてちょろちょろしてしまいました。至福のひと時って…難しい?満足な一日でした。

やさしいよね。

2006年11月21日 | 薔薇スケッチ


ちょっと忙しかったので、庭のバラが咲いているのに振り向きもしませんでね、気がついたらこんなにきれいなバラが咲いてました。ふっくら柔らかく膨らんで、やさしいよね。バラはいつも待っててくれます。どんよりグレーの雲の合間から、少しの青空がのぞいては消えた、そんな空でした。今日はいいお天気になりましたよ。

昨日良かった歌。「幼い日に」

2006年11月18日 | レコード特集


昨日、一番良かった歌です。南こうせつの「幼い日に」という歌。一枚の絵を見ているように、ほっとしてきます。いいんですよー、この歌は。あまり有名ではないかな?かぐや姫「神田川」とか「妹よ」、少し新しいのでは「愛する人よ 眠ろう~♪」なんか歌った人です。若い頃は、まあるいめがねかけて髪くしゃくしゃにして、ちょっと歯が出てたかな?(笑)のんびりゆっくりでね。きっとおばさんはやさしい人なんでしょうね。南こうせつさんも、あったかくて、とてもいい人のように思えます。

  

あった、あった。探してみればありました。視聴サービスだからちょっとしか聴けませんけど、懐かしい曲もいっぱいでしたよ。
よかったらお試しに。→→→No.15「幼い日に」

豊稔ダム

2006年11月15日 | 香川県


これ、何だと思います?ヨーロッパの古城みたいな趣きもある?日本最古、唯一の石造りアーチダム「豊稔ダム」です。なんてね。私はブログを始めて以来、香川県、あまりに知らない事が多すぎだったなと反省しきりなのです。ネットを調べ、錆びた頭をフル回転させて書いておりますので、どうぞお手柔らかにね。




香川県には「ゆるぬき」という言葉があります。毎年6月頃に池の取水栓を抜く行事を言い、豊作を願う意味からも、初夏の風物詩としてニュースを賑わせます。豊稔池から毎秒4トンもの水が放流されると、田畑の水路が一気に活気づくのを感じ、毎年元気の出るニュースでもあります。是非この「ゆるぬき」の放流にも訪れたいです。




上から見たアーチ、豊稔池はたっぷりと水をたたえていました。改修工事はされていますが、着工は大正15年と古いものです。そそり立つ石の壁は沈黙を守り、私を寄せ付けないような重々しさを感じてしまいました。コンプレックス???少し紅葉の始まったばかりの10月末の撮影です。



豊稔ダム

オキシペタラム?タルム?

2006年11月13日 | 庭の花*花だより

オキシペタラムとかオキシペタルムと呼ばれている花。もう少しいい名前はないのかしらと思ったら、別名「ブルースター」。なんだあるじゃない。水色がとてもきれいでしょ?おもちゃの指輪を連想する私です。調べてみたら半つる性宿根草で、暖地では冬越しできるそうですよ。私も何年か前、植えた事があるんだけど、ちょっと匂いが…妙な匂いだったと思います。見てるだけだったらかわいい花ですよねー。
ちょっと失敗しました。これは10月16日温室撮影の花でしたが、花期は9月までと書いてありました。もう咲き終わっているかもしれませんね。すみませんっ!

イメージの詩、今もここに。

2006年11月11日 | レコード特集

最近、昔のフォークソングがやたらと聞きたくなる。
世の中には暗い歌が流行り、一方ではそこから脱出しようとする若者たちが
声を荒げて叫んでいた。そんな歌が今、妙にスーっと入ってくる。

最近の若者たちは・・・と思う年齢になってしまったなーとは思うけど、
パワーハラスメントなどと、言葉にもしたくない理不尽が見逃されている現代。
ストレスのはけ口は弱い者、小さな命へと掃き溜められていく。

せめて、自分を守る術を、と親心は思うのです。
我が子が、まだ見ぬ孫が、社会のゆがみに押しつぶされないように・・・。
願わくば、昔のようなメッセージソングが世に流行り、
若者たちを力づけてくれたらなーなどと思うのです。

長いけど、昔よく聞いたこんな歌。

ちょっとひねた私だったかな。当時はありのままでスゴイと思ったけど、
今は静かに、坦々と、“ことば”が私の心に流れてく。
伝えてあげたい、息子たちに。
闘えなくてもいい、ちょっとだけ気持ちを出そうよって、ね。

新しい船を動かすのは古い水夫…
今は古い水夫も必要かもしれない、なんて思ったよ。
31年前のつま恋よ!永遠に!


イメージの詩
吉田 拓郎

これこそはと信じれるものが
この世にあるだろうか
信じるものがあったとしても
信じないそぶり
悲しい涙を流している人は
きれいなものでしょうネ
涙をこらえて笑っている人は
きれいなものでしょうネ
 
    ・
    ・
    ・

いいかげんな奴らと口をあわせて
おれは歩いていたい
いいかげんな奴らも口をあわせて
おれと歩くだろう
 
たたかい続ける人の心を
誰もがわかってるなら
たたかい続ける人の心は
あんなには燃えないだろう
傷つけあうのがこわかった昔は
遠い過去のこと
人には人を傷つける力があったんだろう 
 
    ・
    ・
    ・

長い長い坂を登って
うしろを見てごらん 誰もいないだろう
長い長い坂をおりて
うしろを見てごらん 皆が上で手を振るサ
きどったしぐさがしたかったアンタ
鏡を見てごらん
きどったアンタが映ってるじゃないか
アンタは立派な人さ
 
    ・
    ・
    ・

古い船には新しい水夫が
乗り込んで行くだろう
古い船をいま 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へ出る
古い水夫は知っているのサ
新しい海のこわさを
 
いったい おれ達の魂のふるさとってのは
どこにあるんだろか
自然に帰れっていうことは
どういうことなんだろうか
誰かが行ってたぜ
おれは人間として 自然に生きてるんだと
自然に生きてるって わかるなんて
何て不自然なんだろう
 
    ・
    ・
    ・

それでも いつかは
いつものように 慰めあっている

1996年「LIFE」より。



五色台から

2006年11月09日 | 香川県
 

10月にはたくさんの風景写真を撮りに行きました。お天気の良い日を狙って車を走らせます。山道ドライブは気分爽快!ストレス解消!「お前ストレスないだろ…」と言われそうか。。。紅葉を始めた秋色がフロントガラスに次々と登場してきて、心の中は拍手喝采!「車停めようか、いやまだいいとこあるかもしれないよ…」そんな葛藤を楽しみながら、ビクビクへたっぴ運転でたどりついた景色はこんなふうでした。瀬戸大橋のたもと、坂出方向を望んでいます。ぽこぽことまあるい小さな山、のんびりしますよねー。※運転は超初心者向けの山道です。どうぞためらわずにね。。。エヘ!

金時人参でございます。

2006年11月07日 | 香川県

金時人参は食べたことがありますか?西洋人参より長く、色も味も濃い人参です。これはその金時人参畑。砂地で栽培されるそうだから、乾くのでしょうね。ちょうどスプリンクラーがフレッシュに回転してました。

「坂出三金時」ってあるんですねー。その正体は「金時みかん」「金時いも」「金時人参」。味が濃くて、栄養たっぷりです。色どりも良いので、おせち料理などに使われる…ようですね。
↓↓↓
ちなみに私は人参が嫌い!
西洋人参でも苦手なのに…味が濃いと来たらねえ…。
いたらぬ嫁でして…ホホ!



いろんな花がありますね。

2006年11月04日 | 庭の花*花だより

チョンチョンと飛び出して、かわいい花でしょ?花は全体でも3cmくらいかな。中ぐらいの高さの木に咲いていました。撮影は10月中旬、もう終わりかけのようです。この下は崖なので、回る事が出来ずに、後ろ姿だけ。ピンクがいい色で、コブシの花にも似た形?こんな小さな花が大きな木にひっついて…。なんか好きなのよねー。。。きっとポピュラーな木でしょうけど、名前は分かりませんでした。