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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

自動販売機での「当たり、もう一本」

2006年07月27日 01時58分06秒 | Weblog
私の部屋の向かいには飲み物の自動販売機が並んでいる。
誰かが販売機で購入すると「抽選」の音がけたたましく部屋の中まで聞こえてくる。

さすがに「当たり」付きの販売機は人気が高いのだが、当たらない悔しさもつきまとう。
私もそうだがハナから諦めて「抽選中」でもさっさとその場を離れてしまう人も少なくないし、抽選の無い販売機から買って憂いを残さない人も多いと思う。

しかし当たった時には、昼夜、深夜の別なく嬉しそうな叫び声が聞こえてくる。
冬はいざ知らず、夏場は購入量が増えるせいか、週1ペースで当たりが出ている。
一人で 5~6本まとめ買いして帰って行く人もいるからだ。

前回は小さな男の子を連れた父子に当たった。
最初は気乗りせずに散歩に出て、ぐずる子に仕方なく買うようなお父さんの声だったが、当たるや否や、男の子もお父さんも「すごいね、あたったね」と二人で嬉しそうな声で話しながら帰って行った。

前々回は 下校途中の女子中?高?生 の二人組に当たったようだ。
当たり分を友達に譲る声が聞こえ、当てた本人の声も弾んで帰って行った。

いつも聞いていないと判らないのだが、当たりの時の独特の音があるのだ。
今夜、当たりが出た。
しかし、当たり分の缶が出てくる音が聞こえてこない。
「どうせ当たらない」と思ってか、抽選中にさっさとその場を立ち去ったに違いない。

以前、深夜のサラリーマン二人連れが当たったときも、どれにしようか迷っていて、時間内に購入しなかったので無効となり、ちょっと悔しそうな話し声で帰って行った。
その時の持ち越し分が、翌日の女子中高生に「当たった」ようだ。

つまり、今夜もタイムオーバーで「無効」となったのだから、たぶん明日の買い手に、再度「当たり」が出るはずである。
でも私は買わない。
私は当たっても決して喜びの声を上げない。だから、当たるのがもったいない。

明日、当たりを得た人が、どんな嬉しそうな声を上げ、私にも幸福な気持ちを分けてくれるのかが楽しみだ。


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