ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

<団塊世代> ひとくくりで語ってはいけない理由(わけ)

2007年02月11日 00時08分42秒 | Weblog
今夜(10日)の NHK では 団塊世代をテーマにした討論番組があった。

番組とは別にしても今年は 『2007年問題』 とたいそうなネーミングを付け、団塊世代の大量退職に伴う企業等での様々な問題が語られている。
そしてまた日本政府までもが 団塊世代の大量退職が始まる今年を、 『日本経済が好景気だから企業の募集は昨年を大幅に上回る』 などと ”大本営発表” のごとく 政権功績に活用 している。

<団塊世代への誤解>
団塊世代が 戦後日本を作ってきた との誤解が一人歩きしている可能性もあるが、 実際には、 戦後復興を支えた団塊世代と、 復興し、好景気に湧く日本経済を享受しただけの団塊世代が存在しているのであろう。

戦後世代(団塊世代)もリタイア(退職)組が多くなってきたせいか、街中や(最近訪問回数が多くなった) 病院の待合室などでも 一目で 「団塊世代?」 と感じる ”おしゃれなおじさん” たちをよく見かけるようになった。

国が好景気な時期には、文化・芸術に多くおカネが使われる。 その意味でも 団塊世代は ”消費世代” として戦後日本の社会文化を支えたと云っても間違いではない。

だが、日本の戦後復興に絡む団塊世代は別にいる。
地方の貧しい農村を中心に 中卒学歴で 集団就職し、 劣悪な労働環境下で働いた低賃金労働者がいた。 あるいは 劣悪ではなくとも 戦争を生き抜いた戦前生まれの世代とともに働く低学歴の団塊世代。 かれらこそが 戦後日本の復興を支えた団塊世代である。

その経済復興を支えた団塊世代だが、いまでも大手企業や公務員等で勤務し、退職の日を待っているのだろうか? いや、その多くはリストラや中小企業の倒産などをきっかけに 公園などをねぐらとするような辛い日々を送っている気がしてならないのだ。 彼らには 今夜のNHK番組でも論じられたような 年金受給 にも縁がなさそうである。


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