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『必殺まっしぐら!』スーパーマリオなら火を吹いたりしてもよかったと思う

2010年06月17日 | ドラマ
【必殺シリーズ】



「必殺まっしぐら!」(1986年制作)終了。んんん……1話録り逃し。当時、大人気だった「スーパーマリオブラザーズ」を意識して作られた「必殺」と言われています。そのため、多少色物の「必殺」作品のように思われ勝ちな作品ではあるんですが……どうなんでしょうね?
確かに、かんざしの秀(三田村邦彦)がマリオで、遊女・若紫がピーチ姫?…で、マリオが吉原の遊女・ピーチに入れ上げて身請けするために、せっせと“仕事”(無論、殺しの報酬)に勤しんで日本各所を飛び回る。(う~ん、考えてみると恐い設定だw)それで最後の敵は火は吹かないけど、ハンマーをぶんぶん投げてくるんですよね。…まあ、実際、本当に意識して作られたみたいですが言われなきゃ分からなくもありますね。

…これ若い頃の秀って事ですよね?行く先々で商売敵の組織の仕事人たちが、秀たちの命をつけ狙うんですが、前半こいつらとのアクションで後半“標的”への仕事と、毎回小気味良く展開してけっこう観ていて飽きなかったですね。
“標的”も明らかに悪い連中には違いないんですが、仕事上の“標的”と割り切っている感覚……仕事人たちと依頼人が変にべったり関わらない構成が、けっこう僕好みだったです。
この構成は、必殺の一旦の最終作「必殺仕事人・激突!」の前半の展開にも生かされています。逆に闇の仕事人同士の戦いが希な作品では、相手も一くせ二くせあって、すっごい楽しみというか緊張感を煽られたんですが、「まっしぐら!」や「激突!」みたいだとちょっと戦闘員臭が強くなってしまっている面がありますね。

あと、この話、滝沢馬琴の日記に合わせて時評を語り、この時代の歴史的人物(高野長英とか、少年時代の西郷隆盛とか)なんかをちらちら出しているのも特徴ですね。しかし、日記の日付を追う限り、きっちり一週間毎に次の仕事を依頼されている形だと分かるんですが。果たして、長崎や、徳島や、佐渡を7日間で行ってかえってこれるもんなんでしょうか。秀も麻呂もすごい健脚です。(´・ω・`;)


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3 コメント

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ロヒキア (Unknown)
2010-06-17 13:37:29
『必殺まっしぐら』は殺し道具がストレートなのと秀の復活というトピックで、直前の『必殺!3 裏か表か』のような殺陣を期待したんですが、そんな事は無かったゼ!後半、殺陣は工夫があったと思いますが。

でも最後に「仲間」という最高の頼み両を得たところは『必殺3!裏か表か』のラストを彷彿させましたが。その辺を踏まえると『必殺!4 怨みはらします』の秀の台詞は合点が行くってモンです(w
Unknown (hakai)
2010-06-17 20:26:16
なぁにうらごろしに比べればどれもまだまだw
(んなこと書いているけど、うらごろし大好きです

仕事人と依頼人との関係というと、チーム外で活動していたという設定の激闘編はぐれ仕事人の設定をもっと掘り下げられれば面白かったと思う。
Unknown (LD)
2010-06-19 17:51:22
Re:ロヒキアさん

けっこう色々な事を盛り込んでいる作品で、アクションもある…という“も”の部分で、工夫はどうしても薄くなるかもですね。でも、毎回、バトルがあるのは単純に良かったと思っています。

Re:hakaiさん

http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/714e8fc7a05627a93725e1b4ff1061b1

僕も「うらごろし」は相当好きです。(↑)ここに記事書いているのですが、内容もそんなに色物でもないと思っています。
どうも、ここらへんは旧来(非主水)の必殺ファンから嫌われて、あまり中庸な評価を得られていないような気もします。

…でも「剣劇人」は狂っていると思いますけどね(汗)あれば一番狂っているのではないでしょうかw

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