すごおい、すごい!キョーコさんが、山本耕史さんのインタビューを見つけてくださいました。
超テンションあがります(笑)さすがの山本さんだなー。
松山さんは素でも対峙した、という感じです。早く読んでっ!!!
キョーコさん、ありがとうございました!
2012-04-05
『平 清盛』藤原頼長役・
山本耕史インタビュー
2012-04-05
摂関家の威光を取り戻さんと、勢力を拡大する清盛の大きな壁となり「悪左府」の異名を持つ藤原頼長。その頼長を演じるのは『新選組!』の土方歳三役の記憶も新しい山本耕史さんです。
見た目も行動もインパクトのある頼長を、どんな思いで演じられているのか、お話を伺いました。
ーー『新選組!』から8年ですが、久しぶりの大河の現場はいかがでしょうか?
「親しいスタッフの方から“おかえり”といってもらえて嬉しかったですし、当時若かった人がちょっと偉くなっていたり、時の流れは感じました。土方歳三として、一年以上過ごした記憶が鮮明に残っているので、帰ってきたなとは思います」
ーー時代も平安ですし、新選組とは正反対といえる、エリート集団である藤原摂関家の頼長を演じられていますが、演じる前はどんな気持ちでしたか。
「史実をみてもかなり個性的でくせの強い人というイメージがありました。エピソードも多いですし、それをどう膨らませていこうかなという、楽しみと期待のほうが大きかったです。頼長になって最初の撮影が、忠盛役の中井貴一さんとの場面だったんですが、“今までいろんな俳優さんのお公家さんを見たけど、日本一似合いますね”と言っていただけたのが嬉しかったです。こんな『おじゃる丸』みたいな格好、なかなか似合う人はいないですよね(笑)。公家顔ってことなのだと思うんですが……。おはぐろは、最初は塗っていたんですけれど、今はマウスピースみたいにはめるものがあって、若干滑舌が難しいのですが、もう慣れました」
ーーそんな頼長をどんな風に演じようと思いましたか。
「その人の背景や人間らしさよりも、(清盛への)ひとつの壁として、振り幅を見せないほうがいいと思ったんです。“実は、内面は傷ついてる”とか、この頼長にとってはどうでもいいことで、ただただ機械的に粛正に向かっていく感じを出したほうがおもしろいと思いました。最後、亡くなった後に“人間だったんだな”というほうが悲しい結末になるんじゃないかなと……何の迷いもなく、どんどん悪い感じになっていってますね。これから大東くん演じる家盛を誘惑したりしますからね……4月8日の放送をお楽しみに!(笑)」
ーーその家盛との場面はどんな撮影だったんでしょうか。
「頼長は男色家というのは知っていましたが、そういう場面はないと思っていたので少しフェミニンに演じようかと思っていたくらいだったんですけど……衝撃映像ですよ(笑)。男である家盛を押し倒して足をからめて……そこまでやる?っていう。大河ドラマでもこんなに直接的な表現は初めてだったんじゃないでしょうか。ただ映像を確認したときに、明らかに異質な感じを出せたので、いい場面になったんじゃないかなと思います。武士が陰と陽の“陽”だったら、この場面は貴族社会の陰湿な“陰”の部分が出ていて、ドラマ全体のスパイスのようになったんじゃないかと……」
ーー頼長はただの“悪人”ではないと思うのですが、山本さんの思う“悪人”のイメージとは?
「悪人は、人を利用する人、阿部サダヲさん演じる信西は悪人なんじゃないかな……。頼長は悪人というよりは、疎まれる覚悟があって、国を思うがゆえの正義感を持っていたんじゃないかなと思うんですよね。ただ人を利用できて、そうしていかないと大きくなれないと思っている人にとっては信西がカリスマだし、そういう意味では頼長は、かっこいいという人はなかなかいないと思うけど、清盛のいちばん最初に現れる大きな壁として、とても意味のある、やりがいのある役をまかせられたなと思います」
ーー山本さんご自身は頼長と信西のどちらに近いですか?
「頼長は不器用で、信西は器用な人というイメージなんですが、実は、この時代の生き方としては、信西のような人のほうが多かったのではないかと思ってるんです。頼長は今の僕と同じ、35歳で死ぬんですが、彼のような、まっすぐな人のほうが上にあがっていけないんじゃないかと……。僕も以前、三谷幸喜さんに”耕史くんて、手品とか歌とかなんでもできるけど、人づきあいはすごく不器用だね”と言われたことがあったので、どちらかと言えば頼長なんでしょうか……男色家ではないですが(笑)」
ーー最後に、松山ケンイチさんの印象を教えてください。
「松山くんとは2006年にNHKドラマ『マチベン』で共演したんですが、いい意味ででつっぱった子がいるなと。“僕はこうしたいです”っていう、芝居に対して信念を持っている印象がありました。ちょうど清盛を問いただす場面(第8回『宗銭と内大臣』)を撮影していたときに、合間に彼と将棋をやっていたんですが、長い時間をかけて僕がつめたんです。正直、もっと早い段階でつめられたんですが……そうしたら、松山くんが“今の、頼長との場面と同じつまれかたをしました。直接くればいいのに、ちょっとまわりから攻められて……僕はまだ、頼長さんには話術も将棋でも勝てません”と(笑)。次に会ったとき“勉強してきます”って言ってたから、また勝負できるのが楽しみです」
NHK大河ドラマ「平 清盛」
日曜日〈総合〉午後8時~
〈BSプレミアム〉午後6時~
再放送 土曜日〈総合〉午後1時05分~
(「一個人 一個人ニュース」サイトより)
>こんな『おじゃる丸』みたいな格好、なかなか似合う人はいないですよね(笑)。
いきなりですが、
山本さんの口から《おじゃる丸》なんて言葉が出てこようとは
想定外でござりまする(笑)
しかし、本当に似合っている^^
さかのぼって、土方歳三の断髪姿も美しかった!
山本さんの土方歳三は飛びぬけた人気でしたよね。
その土方は武士に成りたくて京都に上ったわけで、
藤原頼長とはまったく違う境遇ですけれども、
迷いなくわが道を進んでゆく姿はとても近いものがあると思うし
(土方も近藤勇を頼みとするというよりは、
自分の力だけで組織を運営したような印象がありますしね)
その最期も似ていますよね。
ネタバレですけど(って歴史上の人物なのに^^)
追われてゆくなか、首に矢がささって失血死する頼長と、
五稜郭で馬上で射殺される土方とは、
やっぱり似ているなあと思います。
敗走しつつも果敢に前のめりな生き方で。
しかし、頼長は土方とちがって?
男色で有名らしいんですね^^
それは次週の予告編でもあってびびりましたけど
(やるなあNHK!?)
彼の日記「台記」には実名と役職名で、
実にさまざまな男性が登場してくるらしくて、
しかも当時のひとたちは基本リバーシブルだったそうです(はぁ~^^)
ちなみに白河院と忠盛も関係があったそうですよ(汗)
忠盛と平家が引き立てられたのはそのおかげでもあるとか←
人の登用とかにもかなりそっち方面は重要だったそうで、
だからこそ、日記にも当たり前にしたためられているとかです。
なるほど、女性に取り入っても権力の中枢にはなかなか届かないですよね。
と付け焼刃ですが、
そっち方面のお話でありました。
ところでところで、
このインタビューですごく面白いと思ったのは、
山本耕史VS松山ケンイチ、というような・・
昔あったぞ、《キラ VS L》の図が!!!
あれはチェスでありましたが、「将棋」って図柄が、
いかにもカメラ度外視のリアルレジェンド!!!(笑)
その手の読み合いというか、
相手の探りあいというか、
そのあたり、
今までの松山さんの、
ほかの監督さんや俳優さんにたいする姿勢とは違うと思いませんか?
きっと山本さんには美辞麗句は通用しないし、
それを許さないし、
そういう相手なら自分も殻を脱いで生身でぶつかるけど、
でも決して負けたくはないし、
手心を加えられたくないぞ、
なとどいう、むしろ松山さんの思いが、
この山本さんのインタビューで、見えてしまったという気がしたのです。
俳優さんはたくさんいらっしゃるけれど、
松山さんにとって、山本耕史さんは
平清盛にとっての藤原頼長みたいな、
でっかい壁なんでしょうね。
あー、なんだかぞくぞくしてきました。
やがて、山本さんは大河ドラマから退場なさると思うけど、
そのあともなお、
頼長の目が松山清盛をじっと見据えていそうな気がします。
それからずっとずっと・・
松山さんも次に逢うまで、内なる刃を研ぎ澄ませていくのかな。
すごい書き方しちゃいましたけど、
山本さんとはそういう対峙のしかた、しそうな気がするのでした。
わー、頼長の真骨頂、
どんどん鬼畜化する次回、
楽しみすぎます。
キョーコさん、
素晴らしい記事のご紹介、
どうもありがとうございました!
今回も、日本一まろが似合いますし(私は國村さんのまろも好き)、神経質で美しい。
頼長は男色で有名ですが愛妻家でもあるんですよね。今回は姿形もありませんけど(笑)
歴史に残る「頼長」になりますね!
さてさて、将棋の件。どう頑張っても越えられない壁。「正直、もっと早く詰められたんだけど」の余裕綽々。完全に頼長VS清盛(笑)
いつか演技でも将棋でも、丁々発止とやりあってほしいし、定期的に共演させていただきたいです。
こんにちは。
昔は新撰組に感情移入してまして、早乙女貢さんとか、《天まであがれ》とかの漫画を読んだ派なんですが、
土方さんをあんなに若い人がやるなんて、と
驚いたのを思い出します。
ブレのない土方さんを演じて素晴らしかったですね。
今回、役柄から松山さんとの絡みはないんですよね(笑)
Lでなら見たいけど、清盛のがたいでは(笑)
デスノートばりの心理戦、
しかもそれを隠さないで相手にぶつけるところがたまりません。
定期的に、むしろ休憩時間のために、共演してほしいですね(笑)