小川洋子さんが、雑誌『Domani』に2年間にわたり連載したエッセイを中心にまとめた本。表紙や装丁が可愛らしいですね。
雑誌Domaniは、いつも行く耳鼻科に置いてあるので、そこで読んでいたりしたのですが、なんかイメージ的に、小川さんとDomaniって全然結びつかない!って驚いたんですよね。 学生時代、ファッションやメイクに興味があまり無かったというエピソードもあったりして、天然で素朴(悪く言えばあか抜けない)小川さんの姿が浮かんで来ます。
以前、雑誌camcanに、島本理生さんがエッセイ書いてるっていうのも、全然結びつかなくてびっくりしたけど
で、読んだ感想は?というと。
小川さん、優しいっ!!
こんな優しいまなざしの人、そうそういないよなぁ~って思いました。
どんな仕事の人や無職の主婦の人、とにかく全ての人へ、愛情ある言葉の数々。いやぁ~見習いたいものです。小川洋子さんって、ほんとに良いお人柄です。
中でも凄くインパクトがあったのは、電車でお化粧している女性に対してまでも、小川さんは眉をしかめるどころか、微笑ましく見てる・・・というのにはびっくり。
あと、靴がいかに大切か・・・というエピソード(五木寛之さんや、アウシュビッツ、藤原ていさん)も印象に残りました。
とはいえ、あっという間に読み終わっちゃうし、読み応えという点ではアッサリしているので3つ☆半。
2009-11-26出版
連載分24本+書き下ろし5本から一貫して伝わってくるのは、スポットライトが当たる人の周縁で密やかに、でもしっかりと生きる人々への、深い愛と感謝の気持ち。装丁・装画は『ミーナの行進』も手がけた寺田順三氏
小川洋子の偏愛短篇箱
猫を抱いて象と泳ぐ
「偶然の祝福」「博士の本棚」感想
妊娠カレンダー、貴婦人Aの蘇生、寡黙な死骸 みだらな弔い
薬指の標本 5つ☆ +ブラフマンの埋葬
「おとぎ話の忘れ物」と、「凍りついた香り」、「海」
「ミーナの行進」「完璧な病室・冷めない紅茶」感想
小川さん、人の悪口なんていわないだろうなぁ。全ての人のいい部分を見つけて、褒めそうです。
靴の大切さ。藤原ていさんの話はこの先ずっと頭の中に残りそうです。
確かに!
小川さんは悪口とか言いそうにないですよね。
この本の中で故郷の大学病院で働いていたとき、仕事の後仲間と喫茶店で愚痴や悪口とかになって・・・って部分がありましたよね。
その場で、小川さんは聞き役になってたのかな~、居心地悪くなかったのかな・・・ってちょっと心配したりもしました。
藤原ていさんの足の下に詰まった石を取り除く・・って描写には悶絶しそうでした・・・
この本、こちらで「かわいい表紙!」と思って、読んでみました。
すごくよかったです~。ホント、まなざしのやさしさを感じたわ。
latifaさんは、小川洋子さんの本たくさん読んでいるんですね~。
私は『博士~』と、藤原正彦さんとの対談本くらいしか読んだことないので、これから読んでみたいな。
あと、豊島ミホさんのエッセイもアップされているね~。私もリクエスト中なんだ。
休筆宣言の心情がわかるかな、と思って・・・。
読んだらまた伺いますね。
表紙、カワイイですよね。つい手に取ってみたくなります。
そーなんですよ。小川さん、優しいっ!!!
見習いたいって思いました・・・。
小川さんは、凄く優しくておっとりした部分と、実は結構グロテスク愛好者なのでは?という密かにブラックな部分がミックスしていて、そこが好きです。人の良い優しいおばちゃんってだけじゃない処が☆
豊島ミホさんのエッセイも面白いよ~。また全然小川さんとは違った(もしかして、ある意味ま逆?)感じで。
真紅さんも近々読まれるのね?!それは凄い楽しみー。またお話しようね
私も小川洋子さんの優しさにしびれました。
それも、どこか現代の喧騒とは無縁の、昭和の匂いのする優しさ、です。
このエッセーと彼女の書く小説とをつなげて考えてみると、あの孤高の気高さともいえる独特さの秘密がわかるような気がしてしまいました。
小川さん、凄く優しくて大好きです。
こんな風に心に余裕を持った生き方をしたいもんだと、自分に戒め?を持ちました。
小川さんの小説も大好きなのですが、エッセイも良いですね~。
わたしもこんな心優しい人になりたいなぁって思いながら読んでました。
小川さんの作品の中に流れている優しさは、ご本人からあふれ出してくるものなのでしょうねぇ!
こちらにもありがとうございます
表紙からして、とってもカワイイ本でしたが、内容の優しいこと!!
ちょっとした事でも、イラッと来てしまう自分を反省せねば・・って思わせてもらう内容でした。(特に電車とか混雑してる町を歩いてる時とか・・)
小川さんみたいな女性、とっても素敵ですよね。もちろん小川さんんお小説も大好きですが、エッセイも凄く良かったです。
台風は大丈夫でしょうか?
「カラーひよことコーヒー豆」を読み終えた日に
TVの旅番組でフィリピンの路上で売られているカラーヒヨコを見て驚いていました。
気分転換に読みやすい分量で毎日少しずつ読んでいたんですが、最後まで読んでしまうと、もう終わってしまったのか・・・という最終回を迎えた寂しさを感じていました。
それくらい、このエッセイ良かったです。
小川さんのエッセイは次のも買ったので、続いて楽しみたいと思います。
お返事遅れてしまって、ごめんなさい
カラーひよこ、読まれたんですね^^
読んだすぐ後に、そういう様子をテレビで見るなんて、すごい偶然ですね。
小川さんのエッセイも小説同様魅力的に感じられます。
ps 娘はYMOは聞かないです。坂本さんの曲は好きみたいなんだけど・・・。