第15回目は、サイド溶断シールの強度を向上させる装置。
「予備シール装置」「プレシール装置」「プレスシール装置」「疑似シール装置」等と色々な呼び名で呼ばれております。
この装置は、半折された2枚のフィルムを溶断シールする前に5mm幅ぐらいの熱刃でプレスします。(シールしないぐらいの熱温度と圧力で)
すると2枚のフィルムが密着します(シールはしていない)、そこを溶断することで、フィルムの偏肉、捻れによるシール部のピンホール等による破袋を防ぎ、シール強度を向上させる装置です。
結論として「シール強度が向上する=製袋速度が速くなる」ということで、ご採用になる製袋加工業者様がいらっしゃいます。
弊社では、この装置を機械的に連動させたクランク式とエアーシリンダーで駆動させた空圧式との2つの方式を採用致しております。
サイド溶断シールのシール時間、温度の調整等でもシール強度が安定しない場合は、1度ご検討下さい。
弊社では、お試し「空圧式プレスシール装置」として貸し出し品もございます。
(今現在、相当の待ち時間がございます。)
どの程度、シール強度が向上するのか? 効果をお試しください。
ちなみにこの装置のシールのプレス圧を上げ、温度を上げてシールすると、太線シール袋・補強シール袋等シール幅のある袋の製袋ができます。