鴨川日記

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若冲・チェンバロリサイタル

2007-05-20 18:36:38 | 京都・いろいろと
相国寺の承天閣美術館で一週間前から開かれている
「若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会」
http://jakuchu.jp/jotenkaku/ を見に行ったが、
あまりに混んでいるようなので、今日のところは
断念し午前中は図書館でゆっくりと雑誌を読んだ。

若冲の傑作・動植綵絵30枚すべてと、本来セット
である釈迦三尊像が120年ぶりに一堂に会する
とかで人気を集めている模様。

午後は、府民ホールアルティで開かれた井幡万友美
さんのチェンバロ ソロ・リサイタルへ。

曲目は
 ルティーニ ソナタ ハ長調
 コレット 第2組曲 ニ長調
 CPEバッハ ヴュルテンベルグ ソナタ イ短調

 JSバッハ 幻想曲 ハ短調
 西邑由記子 スウィート ダンス スイート
 JSバッハ フランス組曲

前半の3曲はいずれも18世紀の作曲家の曲だが
作曲家によって全く違うチェンバロの響きが面白かった。

後半は、幻想曲のあとの2つの舞曲、1つは現代風、
もう1曲は古典の代表作ということで、その対比が
面白かった。西邑由記子さんの曲は現代風なのだが
チェンバロの持ち味とすごくマッチしていた。

曲のあとに作曲者が観客席からあらわれて紹介された。
そんなこともありそうだなと思ったが、びっくり。

そのあとでバッハのフランス組曲が演奏されると、
さすがにバッハ。濃厚だがしつこくない料理を
いただいているような(変な比喩?)満足感が
沸いてきた。

チェンバロの多彩で繊細な響きを堪能した午後でした。

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