朝鮮中央通信によると、北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」は11日、「我々の強力な打撃手段(ミサイル)は発射待機の状態で、弾頭には目標座標が精密に入力されている」と主張した。
「ムスダン」などの弾道ミサイルの発射準備の動きが今月上旬に探知されて以降、北朝鮮が発射準備が整っていることを示唆するのは初めてとみられる。
同委は、最近の北朝鮮の「強硬措置」について、韓国政府などが実行を伴わない「心理戦」と見なしていると批判。その上で、発射待機状態のミサイルが「今や、ボタンさえ押せば発射されるようになっている」と強調した。
「目標座標」の詳細には触れていないが、同委は米本土や「太平洋上の各米軍基地」を狙った攻撃計画があるともほのめかした。
自衛隊トップの岩崎茂・統合幕僚長は11日の記者会見で、北朝鮮が弾道ミサイル発射の動きを見せていることについて、「かなり深刻な、挑発的な行動を取っている」と述べたうえで、自衛隊が厳戒態勢で臨んでいることを明らかにした。
防衛省はすでに、日本海に迎撃ミサイル「SM3」を搭載したイージス艦を派遣しているほか、首都圏などに地対空誘導弾「PAC3」を配置している。過去の発射実験とは異なり、北朝鮮は今回、飛行ルートや発射する時間帯を公表していないが、岩崎統幕長は、「いかなる事態にも対応できるように、万全の態勢を取っている」と述べた。
日本歴史学会(にほんれきしがっかい)は、「日本歴史の研究と歴史知識の普及を図ること」を目的に、高柳光寿を初代会長として、1949年(昭和24年)に設立された日本史研究の学術団体である。日本学術会議の指定する協力学術研究団体ではない[1]。主たる事業として月刊雑誌『日本歴史』の編集をおこなっている。現会長は東京大学名誉教授の笹山晴生。教師・院生・学生など全国の日本史研究者、および歴史愛好家等で構成され、約8,000名の会員を擁する。なお、その事務局を吉川弘文館編集部内に置く。
2000年(平成12年)には“日本歴史学会賞”を創設し、「日本歴史研究の発展と研究者への奨励」を行うため、『日本歴史』に所載の論文より毎年一編を選定、その研究者の業績を顕彰する。