二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2017順位予想〈明治安田生命J2リーグ編〉

2017-02-24 | 蹴球
どこかの誰かの脳内1丁目にあるきょうえもんスポーツ編集部。
引き続きJ開幕前恒例の座談会(ZADN)が行われているようです…。



■J2戦国時代
デスク「さてJ2の予想だが、まずは皆さんにお詫びしないといけない」
記者A「何か粗相でも?」
デスク「去年のJ2、ギラヴァンツ北九州を優勝予想してしまい誠に申し訳なく…」
記者C「ああ…」
記者B「……」
記者A「…申し訳ございません」
記者D「“過ギラるはおよヴァンツごとし”とかって言うし、もう許してちょ。てへぺろ」
デスク「…では気を取り直して。今年はぐりぐり二重丸の本命不在の戦国時代だな」
記者B「本来なら名古屋に◎が並ぶはずだが、不安要素も多い」
記者A「風間監督が就任し、戦力も血液型が変わるくらいに血が入れ替わりました。ゼロからのスタートですからね」
デスク「風間サッカーを体得するには時間がかかりそうだ」
記者A「川崎でも就任初年は散々でした。しかもJ1とは質の違う、J2のサッカーへの対応も未知数です」
デスク「しかし前線は豪華だな。佐藤寿人にシモビッチ、永井龍、押谷、玉田、杉本竜士…」
記者C「一方の守備はちょっと薄いですかね。広島からレンタルの宮原がどれだけ使えるか…。ふぅん、やっぱイケメンね…宮原きゅん♥」
記者D「エンジンと車輪をつなぐシャフトがブレて、グラングランしないといいですね」
デスク「手堅く予想すれば昨季3位の松本が人気を集めそうだ」
記者A「守護神シュミットダニエルを返却した以外はおおむね戦力キープ。反町路線継続ですから最初から勝ち点積み上げてきそうです」
記者C「昨季途中加入の三島がブレイクしそうな気配。ギラギラした子、好きだわ~」
デスク「弱点らしい弱点もなさそうだ。外国人は当たる気配がないが。他に強そうなところは?」
記者B「降格組の福岡がいい。特に前線は充実している」
記者A「金森ら主力も失いましたが、補強の面々はそれ以上。NYCでも活躍した松田力は得点王を狙えるタマです」
記者C「やだー松田力のタマとか~。どんだけー」
デスク「…。他にもウェリントンがいてポッピがいて、石津がいて、ジウシーニョ…J1の下の方より豪華だ」
記者A「井原監督は2年前堅守でJ2を戦い抜いた経験もありますし、守備面もおろそかにしないと思います」
記者C「U-20の冨安はおそろしいほど守備能力が高いですね。今年J2最も注目したい若手ですよ」
デスク「福岡は有力だな…。もうひとつの降格組・湘南はどうだ?」
記者B「毎年のように戦力を奪われては積み直す賽の河原状態。今年は菊池や三竿雄斗、大槻らを失った」
記者D「去年はびっくりするくらい勝ち運に見放され、勝難ベルマーレと揶揄されました」
記者A「戦力は入れ替わってもブレずに同じサッカーを貫くチョウ監督はすごい。ただ、6年目でそろそろ組織が古くなってきてるのかもしれませんね」
記者C「シキーニョっての気になるなぁ」
記者D「シキにゃん!島村もいるし薫ちゃんもいるよ」
デスク「何の話だ…。あと強豪っぽいのはどこだ?」
記者A「…京都?」
記者C「“…っぽい”ですね。選手の名前を見ればまごうことなき強豪。昔の名前が多いですが。そこらへんはどうなんですか?デスク?」
デスク「闘莉王、エスクデロ、大黒、菅野と猛獣揃い。細かいことは関係ねーお前らハンマーで叩きつぶせ!って感じだな」
記者B「前線にタレントは多いが、中盤から後ろは手薄でバランスが悪い。何より新人の布部監督が未知数だ」
デスク「走るチームが多いJ2の中では走力面で劣るだろうな…」
記者D「京都の話が出たから千葉の話もする?」
デスク「なんでセットなんだ?千葉は監督がまた代わったな」
記者A「アルゼンチン人のエスナイデル監督は昨年12月から既に戦術練習を始めるなど相当意欲的ですね。しかしちばぎんカップでは惨敗」
記者C「スペインリーグで活躍したラリベイは、今季J2ナンバーワンの大物かもしれません」
記者B「熊本の攻撃を一人で支えていた清武もいる。今季は期待できそうな陣容だが…」
記者A「監督はやたらなハイプレスを志向するようですが、J2特有のごちゃごちゃとしたサッカーと噛み合うのかどうか」
記者D「ちょっと不安ですよね。フアン・エスナイデル監督だけに」


■個性的な新監督とか
デスク「スペイン系の監督が千葉のほかにあと2チーム誕生した」
記者B「徳島のリカルドロドリゲス監督はTMでもいい結果を出している。チームを掌握するのも早そうだ」
記者A「橋内など守備の主軸が抜けたのはマイナスですが、岩尾やカルリーニョスが今年こそ本領を発揮すれば中盤は安定しそう」
記者C「191cmのCBと196cmFW、2人のニコラがいて、フィジカルは圧倒的ですね。あら、アシチェリッチさんってちょっといいオ・ト・コ♡」
デスク「外国人が当たれば昇格争いに絡みそうだな。ロティーナ監督が就任したヴェルディは?」
記者A「エスパニョールなどを率いた知将だとか。何やらインテリジェンスの高い戦術構築を行っているようですね」
記者B「戦力的にも永田、橋本英郎、梶川と“効きそう”な新戦力を補強できた」
記者C「どんな相手にも互角に渡り合うようなチームになりそうな雰囲気。ドウグラスヴィエイラってもっと点獲れそうじゃありません?」
デスク「うむ。ラストパスさえ出てくれば得点王争いしてもおかしくない」
記者D「心配なのはユニフォームの胸スポンs…うわなにをするくぁwせdrftgyふじこlp
デスク「…ふう。新監督で大型補強といえば山形は随分思い切ったな」
記者B「木山監督に加え児玉、阪野、瀬沼ら愛媛の主力。ほかにも加賀や菅沼、本田拓…戦力は大きく入れ替わった」
記者C「ある程度監督のやり方を知ってる選手はいるものの、戦力の融合、戦術浸透までは時間がかかりそうですね」
記者A「目指しているのは一昨年PO進出した愛媛の強化版みたいなイメージでしょうか。大型補強で忘れがちですが、去年フロントがゴタゴタしてた面が出て来なければいいのですが」
デスク「PO進出といえば、去年PO決勝で涙をのんだ岡山は?」
記者C「中林、岩政、矢島、押谷というセンターラインの軸がなくなりましたね。才能のある大竹や石毛が加入しましたが、矢島きゅんがもうJ2で見られないなんて…」
記者A「さらに開幕前に新戦力のチャンソグォンや魅惑のロングスロワー・片山らが負傷離脱。去年までのストロングポイントも無くなって監督も頭を悩ませそうですね」
記者B「去年の躍進によりマークされる立場になった。何よりメンタル面を支えてた岩政の不在がどう響くか」
記者D「もっと大きな穴がありますよ」
デスク「中林の穴か?」
記者D「違いますよ。ミサッキーを放出以降ボクの心にぽっかりと穴が空いたままなんです」
デスク「知るか!」

■昇格→躍進→翌年は?
デスク「去年はJ3からの昇格組、町田と山口が旋風を巻き起こした」
記者A「躍進の代償として山口はごっそりと主力を引き抜かれました。昨年の金沢ルートを歩まなければいいのですが」
記者B「超攻撃的上野サッカーの再浸透がカギだが、そういう意味では小塚の再加入は大きい」
記者C「ただ、前線は入れ替わりすぎて計算できないですね。機動力と切り替えの速さが魅力のチームですが、守備的な補強にベテランが多いのも気がかりです」
記者A「逆に町田は昨季7位から大幅な戦力の入れ替えなしで相馬体制の継続を選択しました」
デスク「大崩れはなさそうだな」
記者C「戦術の熟成度でいえばJ2ナンバーワンかもしれません。ただ肝心のJ1ライセンスはありませんが」
デスク「昨季8位の横浜FCは?」
記者B「イバは規格外。J1クラブに引き抜かれなかったのが不思議なくらいだ」
記者D「イバはヤバいじぇ」
記者A「てっきり移籍するものかと…。戦力的な損失も最小限にとどめ、最終ラインは町田からヨンアピンなどいい補強をしましたね」
記者D「イバはJ2でおお威張り」
記者C「といえばイバへのマークはキツくなります。元“東福岡のクリロナ”増山の成長がカギになりそうですね」
デスク「今年の昇格組は大分1チームだ。3年連続昇格組が旋風を起こす可能性は」
記者A「戦力的には見劣りしますね…。いや、2年前の金沢も去年の山口・町田もそう言われてたんですが」
記者C「でもFC東京でくすぶってた林容平は確実に点獲りそう。神戸から来た前田くんはとってもカワイイわ☆」
記者B「J3でも苦しんでいたチームだが、まだ外国人枠も余していて個の力も足りていない。よほどの強烈な組織力でもなければ躍進は難しい」
デスク「昇格即躍進の元祖・金沢は去年なかなか勝ちきれず、入替戦の末残留を果たした」
記者A「長期政権だった森下監督にピリオドを打って、ヤンツー監督が就任。かといって大型補強もなく、大丈夫かな?という印象」
記者B「中美とか山崎雅人とかいい選手はいるんだけど、層が薄いね」
デスク「加賀前田家がそうだったように、天下など望まず、コツコツやるしかないな」

■低予算クラブの未来はどっちだ?
デスク「あとは水戸、群馬、岐阜、讃岐、愛媛、長崎、熊本の話がまだだな」
記者B「讃岐をダークホースに推したい」
デスク「毎年脅威のコシの強さで残留争いを勝ち抜くうどん軍か」
記者B「北野監督は8年目の長期政権。堅守の基本路線継続しつつ昨季はやや攻撃面にもテコ入れを計り、それが少し裏目に出た」
記者A「原一樹の加入は驚きました。カウンター戦術とは相性が良さそう」
記者B「市村やリヨンジも限られた予算内でのいい補強だ」
記者D「うっ…どんどん讃岐が良いチームに思えてきた。持ち前のコシの強さにだし旨みが加わるかもー!」
記者C「岐阜はどうですか?デスクもお好きな大木監督ですよ」
デスク「大黒柱だったレオミネイロらを放出し、徹底的に大木監督好みの選手を集めた印象だな。監督のやりたいサッカーと選手構成は合致してるんじゃないか?」
記者A「GKにスペイン人のビクトルってのが独特ですね。あとMFシシーニョ、FWクリスチャンあたりも未知数だが何か面白そう」
デスク「京都時代のドゥトラ役がクリスチャン、工藤浩平役がシシーニョになりそうだ。福村もいて田森もいて、大木サッカーの伝道者がいるのは心強い」
記者C「語りますねぇ~。京都からレンタルの永島君の抜擢もありそう。問題は流動的に動く大木サッカーが浸透するスピード、ですね」
デスク「京都の1年目も前半戦は散々だったからな。複雑なサッカーだけに今年は種まきのシーズンになりそうだ」
記者B「西ヶ谷体制継続の水戸は手堅い。兵働やロメロが出て行ったが、橋本晃司や林陵平、J3でブレイクした田中恵太らを獲った」
記者A「FWはやや迫力不足ですかね。田中がJ2でも通用すれば状況は変わりそうですが」
デスク「上手くいけば一桁順位も狙えそうだな。熊本はどうだ?」
記者C「清武は大きすぎる損失ですね。まぁ借り物でしたけど」
記者A「安柄俊とグスタボ、岐阜に貸していた田中達也の復帰かぁ。放り込みサッカーでもしますかね?」
記者B「NYCではJ3の鹿児島に歯が立たなかった。チーム作りには課題がある」
デスク「去年は震災があってサッカーどころじゃなかったからな。今年はしっかり腰を据えて踏ん張ってもらいたいものだな」
記者D「デスク、愛媛方面からはエー?ってヒメーがあがってます」
デスク「木山監督はじめ主力がごっそり抜けたもんな。悲鳴FCになるのも無理はない」
記者A「目立つ補強は有田と小池くらいで、選手層そのものが足りてない印象ですね。しかも率いるのは間瀬監督!」
記者C「秋田を躍進させた独自の理論家ですね。なにやら数学を持ち出したり…」
デスク「財布をすられた話をサッカーに置き換えたりな」
記者B「間瀬氏の手腕がJ2で通用するかどうかは見もの。ただ、戦力は本当に薄い。特にGKとFW」
デスク「サッカーで一番大切なポジションじゃないか。有田には頑張ってほしいものだが」
記者D「なーんかぁ~、長崎がぁ~、ゴタゴタしてるみたぃ~。 …ヴィヴィくんっぽくしゃべってみたよ☆キャハ☆」
デスク「ヴィヴィくんはしゃべらんわ!…長崎は赤字決算で経営危機、役員辞任など深い闇を抱えたまま開幕を迎えなきゃならなくなった」
記者A「戦力も守護神大久保やエースの永井龍をはじめ、主軸を失っている」
記者B「選手以上に大きいのがスカウティングに長けた安達ヘッドコーチの退任かな。後任には岐阜にいた吉田恵氏だ」
記者C「吉田さんっていつも火中の栗拾わされてるよね」
記者D「でもスペイン人入ってきましたよ。ええっと…バジャルドとファンマ?二人合わせてバジャマだね」
デスク「合わせるな。ともあれ経営のゴタゴタが士気に関わらなければいいが…。あとどこだ?群馬か」
記者A「またも高崎線ルートで大宮に大卒ルーキー引き抜かれました。瀬川を。その他イキのいい若手が次々にチームを去りましたね」
記者C「そしてまた有望な大卒をたくさん仕入れ…。大卒の促成栽培組織のようですね」
記者D「大■の促成栽培…!こわいっ!」
デスク「伏せ字にするな。そこそこ求心力のあった服部監督も去って、後任は森下仁志氏か…」
記者A「なぜか実績残せてないのに次々と監督する人っていますよね…」
デスク「情熱家で体育会系で、人あたりがいいんだろうな」
記者A「逆に戦術家って基本変人ですもんね」
記者C「選手のキャラ的にはすごい面白いんですけどね、群馬は」
デスク「盛田師範とかな!どんなラーメン出すのか楽しみだ」
記者D「野生の川岸が見られるのも群馬だけ!」
記者C「あら、川岸はよくよく見ればなかなか男前なのよ。結婚しちゃったけど。きっ」
デスク「J2は本当に戦国時代だな。群雄割拠でどこが強いのやら。本命候補の名古屋ですら評価が定まらんぞ」
記者D「なごやは7位か5位か8位でいいんじゃないんですかぁ?」
デスク「758だけにか!また名古屋をオチに使うのか!去年と一緒じゃないか!」
記者D「これにておーわり~」




〈明治安田生命J2リーグ予想順位〉


1位予想 アビスパ福岡

→実績のある守備構築+超強力攻撃陣。ゆかり王国ってなぁに?


2位予想 松本山雅FC

→徹底的に相手の長所を封じる絶対相殺マン反町。穴は少ない。


3位予想 湘南ベルマーレ

→それでもチョウ監督は賽の河原の石を積み直す意志。やや層薄し。


4位予想 東京ヴェルディ

→知性あふれると噂のロティーナサッカー。地味に強いんじゃない?


5位予想 徳島ヴォルティス

→新監督の手腕は順調か。Wニコラが当たってニッコリできるかな。


6位予想 カマタマーレ讃岐

→持ち前のコシのある守りに昨季仕込んだ攻撃意識が原一樹で爆発。か。


7位予想 名古屋グランパス

→風間体制1年目+戦力総シャッフルでわかんない。7位か5位か8位で。


8位予想 横浜FC

→戦術兵器イバ搭載。残念そこはヨンアピンしそう。増山朝陽に期待。


9位予想 FC町田ゼルビア

→堅実な編成+手堅い監督で戦術もじっくり熟成。大崩れはさなそう。


10位予想 モンテディオ山形

→名将木山スターターキットが組み上がるには少し時間もかかりそう。


11位予想 ファジアーノ岡山

→主軸&精神的支柱を失ったダメージは大きい。特にGKが弱点か。


12位予想 ジェフユナイテッド千葉

→エスナイデル新監督の評価が定まらない。京都とはおともだち。


13位予想 京都サンガF.C.

→強い個が溶け合うことって実際難しい。千葉とはおともだち。


14位予想 水戸ホーリーホック

→地味にチーム作りの上手い西ヶ谷監督。他がコケればもう少し上も。


15位予想 FC岐阜

→複雑怪奇な大木サッカーが機能するのは夏以降か。ダークホース。


16位予想 レノファ山口FC

→まるで禁門の変後の長州藩のような草刈り場に。レノ丸は丸い。


17位予想 大分トリニータ

→林容平は高松、デカモリシの系譜を継ぐ大分型CF。ニータンも丸い。


18位予想 ロアッソ熊本

→とてつもなく大きな清武の穴。NYCもイマイチ。ロアッソくんは黒い。


19位予想 Vファーレン長崎

→長崎に南蛮人はよく似合うが、クラブ経営が闇。ヴィヴィくんが心配。


20位予想 ザスパクサツ群馬

→何で森下仁志なんだろう?そればかりが頭を横切る。湯友は集中線。


21位予想 ツエーゲン金沢

→長丁場を戦うには戦力不足。コツコツと勝ち点拾えれば。ゲンゾー好き。


22位予想 愛媛FC

→質量ともに戦力不足。間瀬監督は未完成。オ~レくんはみかん星人。



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2017順位予想〈明治安田生命J1リーグ編〉

2017-02-23 | 蹴球
どこかの誰かの脳内架空新聞社・きょうえもんスポーツ。
性懲りもなく今年も編集部内の座談会を始めちゃったようですが…。

■ACL組どうよ?
デスク「今年もNNZKはじめるぞー」
記者C「NNZK?」
デスク「N(脳)・N(内)・Z(座談)・K(会)」
記者A「…やっぱりこの人頭おかしいと思われてますよ?」
記者C「もう3回目ですか。そろそろ飽きられる頃ですよね」
デスク「すべこべ言わずにちゃんと予想しろ。J1は今年から賞金が大幅アップして各クラブ鼻息も荒い」
記者D「いわゆるダ・ゾーンマネーだぞーん」
記者B「やはり注目を集めるのは“世界2位”の鹿島だ」
記者A「柴崎とファブリシオが抜けましたが、補強がものすごい」
記者C「レオシルバにペドロジュニオールに、元ブラジル代表のレアンドロ、韓国からGKも獲って、あとイケメン金森くん♡」
デスク「売り出し中の鈴木優磨もうかうかできないほど層が厚いな。だがACL組はやはり疲労が気がかりだ」
記者B「今年の陣容ならACLもリーグも戦える。ただ、鹿島で心配なのは石井監督」
記者A「CWC以降は名将扱いされていますが、カリスマ性のある指揮官ではないですからね」
記者B「今年の鹿島は超高性能エンジンを積むF1マシンみたいなもの。安全運転ドライバーの石井監督が扱いきれるかどうか」
記者D「救世主としてスペインから柴崎岳がカムガックしてりして」
デスク「その鹿島より昨季勝ち点15も多く稼いだ浦和はどうだ?」
記者C「2ndステージの安定感は抜群でしたね。基本的にそこから大きく戦力も変わっておらず、計算は立てやすい」
記者B「ミシャ監督もルヴァン杯でようやくタイトルを手にし無冠を返上した」
記者A「しかし浦和は大物を補強しなくなりまたね…。他に比べると地味だし、層も厚くない」
記者C「ACLでも過酷なグループに入ったんですよね。固定起用傾向のある監督だし、怪我人も抱えてるみたいだし、シーズン序盤の疲労は心配」
記者B「ゼロックススーパーカップでも勝負弱いところを見せてしまった。興梠や柏木を欠くと途端に苦しい」
デスク「浦和に死角あり、だな。風間監督が去った川崎はどうだ?」
記者A「大久保が移籍したものの、小林悠が残留したのは大きいですね」
記者D「川崎界隈ではあんぱんを崇める新興宗教・あんぱん教団が成立しているとか…」
記者B「家長や阿部が加入した中盤はかなり充実している」
記者C「あとは鬼木新監督の手腕ですね…。八宏離れして、ACL並行で戦うチームをマネジメントできるかどうか…」
デスク「ACL組みは大変だな。プレーオフからACLを戦ってるガンバは?」
記者A「日韓の代表クラスのFWにフラれ、阿部や大森も流出し、補強は上手く行かなかったようですね」
記者B「主力はしっかりしているが、ACLを視野に入れれば戦力層は薄い。特に前線は破壊力不足だ」
記者D「ドウグラスを狙ってるという噂がありますねー。一発逆転の一手をどう繰りだす?」
記者C「今のところは獲らぬ狸の皮算用ですが…。長谷川監督もそろそろマンネリ気味で、堂安あたりの成長は必須かと」
記者D「また宇佐美が帰ってきたりしてー。ぴょん☆」
デスク「ウサミミの仕草とかいいから」


■補強に積極的だった勢
デスク「今オフの話題をかっさらったのは神戸だった」
記者C「ポドルスキ様!見たかったわ~夏には来るのかしら?」
記者B「ポドルスキ抜きにしても神戸はしっかりと補強した。特に渡部と田中順也はネルシーニョサッカーを知り尽くす」
記者A「カギはレアンドロの相方ですね。田中順也の復調もしくはウエスクレイが当たりなら破壊力は抜群。ダメでも夏にはポドルスキ」
記者C「去年の2ndステージ2位だった。これをベースに的確な補強ですから穴が少ないんですよね。高橋秀人とか田中順也とかハンサムも多いし♡」
デスク「大型補強といえばFC東京もそうだ」
記者B「大久保嘉人に永井謙佑、太田宏介に林彰洋に、高萩洋次郎…」
記者D「ああ…ガッツリ大盛てんこ盛りな食いしん坊補強ですぅ~」
記者C「特に前線のタレントは凄いですよね。それでも中島翔哉クンに期待したいわ~」
記者A「篠田監督が豊富なタレントを使いこなせるかどうか。どうもアビスパ出身の監督は勝ちきれないキャラなんですよね…」
デスク「元福岡出身の監督か…(遠い目)。他に補強が目立ったチームは?」
記者A「大物を獲ったという意味では、磐田ですかね」
記者B「俊輔が操る攻撃陣はロマンがある」
記者C「前線には男くささでムンムンしてる川又アニキ♡でも意外と心は乙女♡」
記者D「もし川又がハマらないと苦しいね。結局アダイウトンが一人でやって“あたい打とう”になっちゃう」
デスク「大物獲得に動いたが獲れなかったのがフィッカデンティ2年目の鳥栖だな」
記者C「名前だけはたくさん挙がりましたが…ブッフォンとか」
記者A「お金は用意できるのに買えないチーム。かつて神戸もそうだった…」
記者B「新戦力では小林祐三や小川佳純は計算できるが、それ以外は現在の実力が測りかねるな…新外国人も、権田も小野も原川も」
デスク「編成人数も少いし夏に大物獲ってくるんじゃないのか?某スポンサーの際限ないマネーで。大物補強で驚いたのは清武のセレッソ入りだ」
記者D「ついに来よったけ!」
記者A「古傷をいためて開幕は難しいようですが、現役日本代表の中心選手。本人もセレッソに恩義を感じてるようですし、やるでしょうね」
記者C「攻撃陣にタレントは豊富で天才型や気分屋が多いのですが、尹晶煥監督の目指す泥臭ストロングスタイルと合うかどうかは疑問ですね」
記者B「TMの出来は芳しくないようだ。鳥栖の時もそうだったが、戦術の浸透まで時間はかかるだろう」
デスク「電撃補強といえば工藤壮人の広島入りも驚いたな」
記者D「まーサッと決まりましたねぇ」
記者A「得点王だけどややこしいウタカとの契約に見切りを付け、工藤で話をまとめましたね。森保サッカーの1トップにはぴったりハマる駒ではないでしょうか」
デスク「2年目のアンデルソンロペスがどこまで戦術理解が進むかだな」
記者C「そのAロペスや柴崎などシーズン前に負傷離脱が続出したのは気がかりです」
記者D「移籍といえば大宮に移籍した大前元紀は元気らしいですよ?」
デスク「勝手に進行するな。しかし大宮は看板背負ってた家長と泉澤を抜かれたのは痛いだろう」
記者A「ただ、守備陣はしっかりしているのでしぶとく勝ち点を重ねていきそうな感じですよね」
記者C「イケメン江坂に加えて今年は群馬から瀬川を獲得。もう密輸ルートのような…」
記者D「渋谷監督のシブいサッカーは健在そうだね」


■補強の波に乗り遅れた勢
デスク「ダゾーンマネーで大型補強に乗り出すクラブがある一方で、比較的おとなしかったのが、札幌や仙台、柏、甲府あたりか?」
記者B「札幌は四方田体制継続で現有戦力の引き留めつつ、可能な範囲で補強という現実路線。ただ、攻撃面の迫力不足はいなめない」
記者D「高望みしすぎずコツコツ戦えば…とは思いますが、どーれすかね?」
デスク「どーれどれ、仙台はどーだ?」
記者C「シュミットダニエル!増嶋!タイプの違うイケメン揃えたよね~」
記者A「シュミットの復帰は大きいですが、ハモンロペスの穴は埋まってないですね。監督が海外視察して戦術的にいろいろ変わりそうとは聞いてますが」
記者C「進化するかもしれないけど、手薄な選手層と怪我人で苦しみそう」
デスク「そのハモンロペスを獲ったのが柏。ただ、それ以外の補強はおとなしめだ」
記者A「いろいろ移籍した上に、秋野なんかをレンタルで出したり。ただここには中谷や中山などアカデミー育ちの有望株がわんさかいます」
記者B「伸び盛りの若手+超強力ブラジリアン3トップだ」
記者C「ハマれば強そうだけど、年間を通じて安定しそうにないね」
デスク「甲府は稲垣を得意先の広島に獲られたものの、比較的出入りがおとなしい方だった」
記者A「恒例のブラジル人ガチャと兵働、堀米あたりの加入ですね」
記者C「問題は柏でも新潟でも結果を出せていない吉田達磨新監督」
記者B「カウンターサッカーからポゼッションサッカーへ転換したいという狙いだろうか」
記者D「今年の甲府に待ってる結末は、幸福か?降伏か?」
デスク「そして草刈り場のようになったのが新潟だ」
記者B「レオとラファエルの両シルバをついに失った」
記者C「仕方ないからブラジル人ガチャ回したよ。ただ、ここは何だかんだでいいブラジル人を引き当てる」
デスク「監督が三浦文丈というのはどうなんだ?J3長野でもチームを上手く掌握できていたようも思わないが」
記者A「層の薄い戦力+未知数の新加入組、計算できない監督と不安だらけですね」
記者D「もし躍進したらびっくりスるワン!」
デスク「昇格組の清水も補強は地味目だな。大前に出て行かれた分も補強しきれていない」
記者B「J2を席巻した超強力2トップが半分欠け、金子、北川ら既存選手の成長頼みになる」
記者A「2014年の徳島を思い出しますね…。そのチームを率いたのも小林監督。昇格マスターですがJ1では結果残せてないんですよね」
デスク「あとは横浜FMだな。チーム運営についてシーズンオフに話題になった」
記者C「俊輔は移籍したものの、蓋を開けてみれば中澤や栗原、齋藤学も残留。中位以上の戦力はキープできたような」
記者B「ただ新外国人は日本にフィットできるかわからないし、GKまで総入れ替えというのも未知数だ」
デスク「マンチェスターシティが送り込む外国人はとょっとクセがあるな…」
記者A「マリノスは世代交代の過渡期に入ったチームですね。ここを上手く乗り切れるかどうかはモンバエルツ監督次第でしょう」
デスク「名古屋に続く“びっくり降格枠”と予想する人もいる」
記者D「それはないですよ」
デスク「なぜだ?」
記者D「酉年だけにトリコロールはとりのこーる」
デスク「お前、今年はダジャレにキレがないな…」
記者A「ところでデスク、もしかしてJ2も座談会やるんですか?」
デスク「やるよ。ZADN(ザ・ダーン)だよ」
一 同「うええ…」




〈明治安田生命J1リーグ年間順位予想〉


1位予想 ヴィッセル神戸

→ネルシーニョ子飼いを集めつつ大型補強。DAZN時代の新強豪か。


2位予想 浦和レッズ

→独自のミシャ・システムも熟成。選手層や起用方法が気になる。


3位予想 鹿島アントラーズ

→他を圧倒する充実戦力。強大な戦力を持たされた石井監督大丈夫か?


4位予想 川崎フロンターレ

→風間監督や大久保が去ったが、やることは変わらない。家長次第。


5位予想 FC東京

→大盛り満腹補強を敢行。既存選手のハングリー魂に火は付くか。


6位予想 サンフレッチェ広島

→新エースに工藤を据え、森保戦術で勝負。怪我人が多いのと情報。


7位予想 大宮アルディージヤ

→攻撃の主軸を失ったが、安定した守備は健在。上位の座へ虎視眈々。


8位予想 柏レイソル

→アカデミー育ちの若手が台頭中。攻撃はブラジルトリオにお任せ。


9位予想 ガンバ大阪

→起爆剤となる補強ができず、ACL疲れも心配。逆転のドグ加入はあるか?


10位予想 横浜Fマリノス

→ゴタゴタしてそうだが、世代交代中。新外国人がハズレだと苦しい。


11位予想 ベガルタ仙台

→戦力薄めだが、渡邉監督の手腕は確か。新布陣がハマれば面白い存在。


12位予想 サガン鳥栖

→少数精鋭主義のフィッカ体制だが、未知数の戦力が多く読みづらい。


13位予想 ジュビロ磐田

→人心掌握術に長ける名波監督。カギを握るのは俊輔よりも川又か。


14位予想 セレッソ大阪

→尹監督の走力サッカーの浸透いかに。必要なのは才能ではなく献身性。


15位予想 アルビレックス新潟

→三浦文丈新監督に一抹の不安。選手層も薄く、新ブラジル人次第。


16位予想 北海道コンサドーレ札幌

→J2仕様から少し戦力を積み上げた状態。0-0でも我慢できるかどうか。


17位予想 ヴァンフォーレ甲府

→評価の芳しくない吉田達磨監督。選手層含めて不安いっぱい。


18位予想 清水エスパルス

→戦力的な上積みが乏しく、監督もJ1では結果が出せていない。


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京都サンガF.C. 2017陣容 など

2017-01-20 | 蹴球
今季の新体制が発表されたので、その陣容について。そして今季のチームについて思うことをつれづれなるままに。長文注意。

             
ゴールキーパー

  【1】菅野孝憲
  【21】清水圭介
☆新【29】永井建成

昨年J2上位陣を牽引した守護神たちが軒並みJ1へ行く中(楢崎はJ2に降臨するが)、菅野+清水がそのまま残留。間違いなくJ2ナンバーワンのクオリティ。ただ、折角の菅野の守備範囲の広さが生きる最終ラインになるのかは見通せず。3rdの永井はムードメーカー的な役割が期待されるが、山田元気(→山口)よりもさらに実績が乏しく、3rdまで含めればやや戦力ダウンか。昨年清水エスパルスが陥ったようなGK非常事態にならなければいいが。


             
センターバック

  【3】高橋祐治
☆新【4】田中マルクス闘莉王
  【15】染谷悠太
  【17】牟田雄祐
☆昇【25】麻田将吾

守備の主軸だった菅沼が山形へ移籍。菅沼はカード累積による出場停止以外はほぼフル出場していた選手で、穴は小さくない。加入するのは新体制発表会で「今更プレースタイルを説明する必要がないでしょ」と言い放った闘莉王。ピッチに立てば強烈なリーダーシップを発揮するのは間違いないが、問題はどれだけピッチに立てるのか?(立たせるつもりか)。年齢的にも菅沼のように年間通して出続けるようにも思えないため、むしろ主軸を考えるならば昨年怪我で出場0分に終わった牟田の方か。ただ、高橋・染谷を含めて“非常に怪我が多い、体力面も不安のある”陣容。最終的には結局下畠がCBで身体張ってたりするんじゃなかろうか…。何だかんだで下畠・吉野・本多の3バックとかになってたりして。


             
サイドバック

☆新【2】湯澤聖人
  【6】本多勇喜
  【24】内田恭兵
  【26】下畠翔吾
  【30】石櫃洋祐

布部ラインで柏から湯澤が期限付き移籍加入。絶対的な主力だった石櫃とポジションがかぶるため、あるいは石櫃を前目で使うプランなども考えられる。左は昨年同様本多の独壇場。逆に言えば本多しかいない。前述の通り下畠は昨年同様SBよりもCBで使われる機会が増えそう。守備に難のある内田は層の薄いサイドMFでの出番を狙いたいところ。ともかくも湯澤が戦力として計算できるのならば、かなりオプションは増える。


             
ディフェンシブハーフ

  【5】吉野恭平
☆新【8】ハ ソンミン
☆新【18】望月嶺臣

昨年の主軸アンドレイがシャペコエンセに移籍し、3人を戦力外に。吉野が登録ポジションをMFに変えたが、それでも本職はたった3人。吉野と、潰し屋タイプとの触れ込みの新外国人・ハソンミンが中心になりそうだが、このポジションは極端に手薄。望月は昨年山口でもさほど出番を掴めてた訳でもなく、やや前目のボランチという印象でもあり、戦力になるかは成長次第。後述するが「サポカンで発表した☆印の選手」を獲り逃がしたフシもあり、アンドレイに代わるような主力級がもう1人ほしいところ。スポーツ紙では「闘莉王ボランチ起用」なんて話もあったが、これは走力面で厳しいと思う。


             
オフェンシブハーフ

  【7】田村亮介
☆大【14】仙頭啓矢
☆新【20】伊東俊
☆新【22】小屋松知哉
☆昇【23】島村拓弥

昨年の絶対的主軸・堀米が甲府に移籍し、頼れるベテラン・山瀬は戦力外(→福岡)。昨季終盤MFで活躍したダニエルロビーニョもいなくなった。穴を埋めるのはサイドから仕掛けるドリブラー型・伊東と大卒新人の仙頭になるだろうが、スケールダウンは否めない。小屋松はMF登録だが本質的にエリア内に入っていくことで力を発揮するアタッカー。こちらも登録上MFとなった田村同様、サイドMFとしては守備面に不安が残る。人数はいるように見えるが、ゲームを組み立てていくタイプが見当たらず、バランスは悪い。これ以上の補強がないならば、“パス・クロス配球型”として石櫃や内田をMFに置く方が現実的かもしれない。


             
フォワード

☆新【9】ケヴィン オリス
  【10】エスクデロ競飛王
☆高【13】岩崎悠人
  【16】イ ヨンジェ
☆大【19】大野耀平
☆復【31】大黒将志

有田ら5人を放出し4人が加入。昨年の主力・イヨンジェ+エスクデロにハイタワー形のケヴィンオリス、出戻り点獲り職人・大黒とクセの強い面々をどう融合させていくのかは監督の手腕次第。新人離れしたフィジカルとシュート精度を持つ岩崎は即戦力と考えてよいが、5~6月はU-20W杯のためほぼ不在濃厚。大卒CF大野は、どこかルーキーの頃の黒部光昭の雰囲気が漂う。小屋松も本質的にはこのポジションで、ハイタワーの衛星役として力を発揮しそうなのだが…。とまぁ多士済々で火力は高そうだが、起用法次第では当然出られない選手も出てくる訳で、そこらあたりでバラバラになりそうな火種を抱える火薬庫とも言える。エリア内のスペースを自分のものとして使いたい大黒と、そこに入って行きたいセルや岩崎や小屋松は共存できるのだろうか?そもそもFWへのパスの供給源が足りないので、そこは誰がやるんだろうか?セル?うーん…偏りがキツくてハテナマークがたくさん浮かぶ。


             
コーチングスタッフ

コーチングスタッフ
☆新【監督】布部陽功
  【ヘッドコーチ】大嶽直人
  【コーチ】佐藤尽
☆新【GKコーチ】吉田宗弘
☆新【テクニカルコーディネーター】渡辺修

クセの強い選手が多く、年齢構成もポジションも決してバランスが良いとはいえないチームを束ねる大役を任されたのは、これがプロでの初監督となる布部氏。この陣容をみる限り率直に「猛獣使いに長けたベテラン監督の方が良いんじゃね?」という気分。指導者としては名将ネルシーニョの流れを汲むが、実際にひとクセのふたクセもある百戦錬磨の兵を使いこなせるか(厳しく統率できるか)どうかは未知数。逆に若手中心のチーム構成でその手腕を思う存分に振るってもらうのならば面白そうなのだが、監督以上にカリスマ性のありそうな選手がいる点はファンも不安。GKコーチはセレッソ時代にベストイレブンをびっくり受賞した吉田氏。監督との繋がり的には柏シフトなのか福岡シフトなのか。テクニカルコーディネーターの渡辺氏(福岡繋がり)は今のところ謎。格として重量級が揃う選手構成に対して、どうしてもコーチングスタッフの軽量感は否めない。まぁ、昨年J1では主力選手が監督に造反したチームがチャンピオンになったりしたんだけど。そんなところまで鹿島を見習う?

             
○以下個人的見解
去年そこそこ上手く行ってたチームを解体してまで編成した新チームは、蓋を開けてみるととてつもなく「いびつ」な編成になった。パワー系センターフォワードとか、フィニッシュワーク特化型ストライカーとか、重戦車ドリブラーとか、強烈すぎる闘将とか…。とにかく突出した個の能力を集めたものの、巨大部品をつなぎあわせる潤滑油的な存在がほとんど見当たらない。メンバーを眺めて、「誰が献身的に走ることになるんだろう…」と。J2はガンバや神戸がいた2013年を境に、以降は走力や組織力を持つクラブが勝ち抜ける傾向が強まり続けており、個の能力に重きを置いたこの編成で戦い抜けるかどうかはなはだ疑問なのであーる。

山中社長はサポーターズカンファレンスで補強戦力について☆印を打った布陣図を示し「ボールを奪い、縦に正確なスルーパスを出せる選手」(を狙っている)と語ったていたが、どうもそのタイプが見当たらない。おそらく京都新聞で「獲得できず」と報じられた名古屋の田口だったのかな、と。最も重要なはずのセントラルミッドフィルダーの補強の失敗が、いびつ感に拍車をかける。センターバックも、怪我人と出場停止が重なればニッチもサッチも行かなくなりそうだ。このバランスの悪い極振り戦力を運用していく布部監督は相当大変だと思う。全てが上手くハマれば強い勝ち方をするかもしれないが、リスク管理に失敗すればチームが空中分解しかねない危うさも孕む。

「鹿島のようになりたい」と理想を掲げるクラブが今オフ最重要視したのは、「精神的な支柱」の存在だったのだろう。そこで闘莉王を獲得した。果たして彼を加えることで本当に勝負強いチームに生まれ変われるのだろうか。そもそもほんの2年前、野口強化部長は同じようなことを言って、金南一と山口智という実績のあるベテランを獲得したことは記憶に新しい。とっかえひっかえ余所から精神的支柱を輸入しようとする姿勢は、もはやギャンブル依存症のような印象すら受ける。どんなクラブもそりゃ勝負強くありたいと思う。そのためにいろいろ知恵を絞ってクラブの哲学を作ろうとしてる訳だが、今の強化部の考え方はあまりにも短絡的すぎやしないだろうか。「東の鹿島、西の京都」と言われるようなブレないクラブを目指すと社長は豪語する(※議事録2ページ目)が、去年はチョウキジェ監督を招聘しようとして今年は闘莉王、とか、大黒への処遇、とか、目指してる世界像がピンボケしてるように思えてならない。

・山田元気(→山口)
・齊藤隆成(→水戸)
・石田雅俊(→群馬)
・磐瀬 剛(→岐阜)
・大西勇輝(→奈良)
・永島悠史(→岐阜)
・沼 大希(→鳥取)
・荻野広大(→讃岐)

上記は今季レンタルで外に出した若手たち。2013年以降に加入した高卒年代の新人10人のうち、田村亮介を除く9人が現在クラブにいない状態となった(奥川雅也は海外移籍)。ちょっと正常な状態とは言えない。

どうしてこんな極端な編成にしているのだろうか。サポカンで山中社長はこんな発言をしている。「今季は赤字決算になる見込みです。(中略)でも来季も赤字で臨もうと、そうでないと勝てない。ただし、それでだめなら、若手育成型に戻して、やるしかない(議事録3ページ目)」
ここから読み解くと、今季はお金をかけて戦力を獲って、昇格をめざすというプラン。これを仮に【プランA】としよう。一方で今季昇格できなければ、育成クラブに戻さざるをえないと言う。これを【プランB】とする。

DAZNマネー投入により今季からJ1の賞金額が大幅にアップする中、何とか乗り遅れないようJ1昇格を目指すため、博打をうつ格好で京都サンガは【プランA】に打って出た。成功すればさらなる大型補強路線を継続するのだろうが、失敗すればここ2年の補強戦力を清算し、今季の新人+上記レンタル選手を呼び戻す形で【プランB】の道を歩むことになる。一応博打に負けた時のリスクヘッジとして【プランB】まで視野に入れているため、やや【プランA】としても中途半端な戦力になったような気がしないでもない。最も不可解なのは布部監督のことで、どうみても【プランB】向きの監督なのではないかと思う。猛獣のような戦力を新人監督に託すというのもまた、伸るか反るかの大博打。1年での昇格というミッションを与えられた布部監督は「選手の特徴を生かしたい」と表明しており、組織の構築に時間を費やすよりも個の強さを生かすチームに仕上げる覚悟か。個人的な思いとしては「勝てば何でもよい」チームにはあまり興味が湧かない。いやまだ海のものとも山のものともわからないのだけど。

戦評?今季はやんないよ。たぶん。




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2016年総括(取り急ぎ)

2016-12-06 | 蹴球
石丸清隆監督 解任のお知らせ というニュースが出てしまったので、取り急ぎ今季の総括を。(取り急いだため完成度低め。いつも低いって?(・ω<))

■足りなかったもの
 今さら言うのも何だけど、今年のチームは昇格チームのセレッソと5回やれば2~3回は勝てるチームだったと思うのです。持てる力を100%出し切ればセレッソにも岡山にも勝てたはず(松本だったら、わからない)。ただし、持てる力を100%出し切ること自体もまた実力。一番足りなかったのはそこじゃないかと。岡山の岩政大樹の言葉を借りれば「勝負を分けるのはディテール。そのディテールを生むのは日常」。一発勝負で力を出し切るのも、普段から積み重ねてきた総合力なんだろうなー、と。
 それでもシーズンの終盤には、100%を出し切れるゲームも増えてきていておりました。だからこそ、惜しい。『真田丸』のクライマックスは真田信繁が総大将家康を追い詰めるはずだけど、『石丸』では、ここで一槍突けば大将首を仕留められるところまで来て、最後の一槍が繰り出せなかった。惜しい、実に惜しい!

■発揮できなかった“100%”
 ではなぜ100%を出し切れなかったのか。ビッチコンディションが悪いとか、日程が過密だとか、怪我人が出たとか、出場停止で主力を欠いたとか、相手がドン引きしたとか、敵将が反町だとか、まぁいろいろな要因はある。良い条件ならば素晴らしいサッカーができたのは間違いないのだけど、あまりにもコンディション面(外的要因も内的要因もひっくるめて)に左右されすぎた。チーム作りそのものは正しい方向に進んでいたものの、悪条件をはね飛ばすほどの強靱さを備えるまでは至っていませんでした。チームとしての土台と骨格までは堅牢に組み上げられていたものの、嵐も砲弾も弾き返すほどの厚い装甲を鎧うまでチーム作りは進まなかった、と。もう少し時間をかければ進化していけた部分と思います。惜しい、実に惜しい!

■成績も内容も及第点以上
 さまざまなエクスキューズ(言い訳)が付きまとうものの、最終的に昇格プレーオフを勝ち抜けそうなチームにまで仕上がったことは、大きく評価したいところ。昨年は17位に沈み、駒井宮吉ら主力の流失があり、戦力の大幅に入れ替えからのスタート。同様に戦力総とっかえだった千葉がチーム作りに失敗して二桁順位に落ちたことを思えば、成績面でもサッカーの内容面でも及第点以上。個人的にはシーズン前には6位予想でした。後半戦でチームが仕上がって、その勢いでプレーオフに臨めば…と、思い描いていたシナリオには近い形にはなったのですか…J2そんなに甘くはないね。惜しい、実に惜しい!

■まだまだ良くなる守備面
 振り返ってみれば、序盤は拙ブログでもたびたび「連携の悪さ」を指摘しているのです。このチームは決して順風満帆ではなかった。つまづくたびに改善を重ね、それが最終的には他の上位陣に比べても「連携の良さ」を武器にできるほどになった。いや、そうではなくて、強烈な点取り屋とか屈強なDFがない分、組織力で勝負せざるをえなかったとも言えます。
 特に4枚-4枚の守備ラインが整って陣形を縦横コンパクトに保てたときは、付け入る隙を与えないほどに安定感ある試合運びを見せられた。失点の少なさはリーグ3位タイだけれども、集中力を切らして喫したつまらない失点も多く、さらなる改善の余地もある。つまり来季も継続すればまだまだ良くなる可能性があったということ。惜しい、実に惜しい!

■攻撃面&編成面
 得点数リーグ10位タイという攻撃面。これを単に「得点力不足」というワードに帰結してしまうと、事の本質は見えにくくなるのです。攻撃については最初に書いた「100%を出し切れなかった」ことと非常に関連性が高い。35節千葉戦39節清水戦40節熊本戦など前線から積極的に、全力でぶつかれたゲームでは例外なく相手を圧倒する時間を作れているのです。チャンスの数を増やす、そういうゲームの数を増やすことで得点力の面は間違いなく伸びていく、そう感じさせる内容を伴ったものでした。
 ただし、FWについてはイヨンジェもエスクデロ競飛王もどちらかといえばチャンスメーカータイプで、ストライカー型寄りのFW(有田光希や矢島卓郎)が生きることは少なかった。今年の京都はボックス内で強い個が合わせて点を取るというより、最終的には攻撃に人数をかける必要があったため両サイドアタッカーの存在が極めて重要で、実際、堀米勇輝も山瀬功治も7ゴールという数字を残しました。しかし、この2人しかいなかった。両者とも怪我を抱え、シーズン通しては働けず。サイドアタッカーにもう1枚、シュートを積極的に狙える選手がいれば歯車はもっと勢いよく回っていたのでは…? 夏のウインドーで、まったく使い物にならなかったキロスではなく、若い日本人のサイドアタッカーを獲れなかったか…。吉野恭平の補強が当たりたっただけに、実に惜しい!

■監督への評価
 長々と述べてきたけれど、石丸監督はチームビルディング、組織構築においては非常に良い仕事をしたと思っています。声を大にして「惜しい!」と言えるレベルのチームを作ることができた。このまま継続し、足りない戦力を補っていけば、良くなることはあれ悪くなることはなかったでしょう。
 ただし、勝負師としての勘所を上手く見極められなかったのは指揮官としての大きな弱点でした。31節松本戦は当時拙ブログで「天王山」と評した一戦。エスクデロの不在などエクスキューズは付くものの、ここで消極的な戦術に打って出たことで、自動昇格の芽を潰してしまった。プレーオフ準決勝を含め、勝負所で打つ手が裏目に出てしまった感は否めない。こうした経験を経て監督自身も成長する部分かと思いますが…うーん惜しい、実に惜しい!

■見果てぬ未来
 もし石丸監督が率いるチームで昇格するのであれば、今年の札幌の四方田監督のように、序盤から1-0を重ねて着実に勝ち点を増やす戦いぶりが最もイメージしやすいでしょうか(来年そういうチームを作る素地はできていた。実に惜しい)。
 要するにまだ未完成のチームだったのです。未完成は未完成でも、将来良くなることが見込まれる伸びしろ付きの未完成。来季も継続することで「100%を出す」ゲームはもっと増やせただろうし、あわよくば今年の札幌や去年の大宮のような試合運びの盤石さを身に付けることもできたでしょう。そういう可能性を全部否定して「監督解任」という結論に至るのは腑に落ちないのでございます。力さえ出し切れば、圧倒的戦力を持つ昇格チームとも遜色なく戦えるチームだった。あとは力を発揮するために、必要な戦力をブラッシュアップして編成し直し、日常から悪条件まで意識してトレーニングを重ね、より長い時間をかけて連携を熟成するという未来もあったんじゃないかなぁー、と。そういう未来を見届けることができないことが、今はただ惜しいのです。何よりも今年のチームが「解任」と2文字でダメだった、失敗だったと烙印を押されているようで、本当に口惜しい!

 とてもいいチームを作ってくれた石丸監督。本当にありがとうございました。語るべき内容があったのでブログを書く励みにもなりました。(そして来年このブログをどうするかは、まったくもって白紙になった)


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2016 J1昇格プレーオフ準決勝 C大阪vs京都

2016-11-28 | 蹴球

 セレッソ大阪△1-1京都サンガF.C.
13'柿谷曜一朗
 (↑こぼれ)
           90'有田光希
            (↑菅沼駿哉)


[警告・退場]
・C大阪
なし
・京都
42'アンドレイ(C1反スポーツ的行為)
77'吉野恭平(C2ラフプレー)

スカパー!ハイライト


【全体の印象】
 雨中の決戦、慎重に入ろうとした京都に対し、セレッソは出だしから猛然とハイプレス。セレッソに両サイドで基点を作られると京都の両サイドも守備に追われるうちにラインはズルズルと下がり、中盤が空いてきたところでソウザがミドルズドン!こぼれ球を抜け目なく狙っていた柿谷に押し込まれて失点。後半から堀米を投入し、サイドも積極的に前に出るとセレッソをじわりじわりと追い詰めたが、守勢モードに入った桜の壁を崩しきれず、返す刀の鋭いカウンターにも肝を冷やす。勝ち上がるために2点が必要な残り15分強でキロス大空中作戦に出るとセレッソがバタついたことありチャンスを作れたが、むしろ最大の決定機は地上戦からのエスクデロの一撃。しかしこれもキムジンヒョンに阻まれた。最終盤のスクランブル状態で放り込みから菅沼が落としたところから有田が決めて同点に追いつき、なおも放り込みラッシュに出たが、同点のままタイムアップ。様々な要因でプランが崩れ、一時持ち直したものの最終的には大味なサッカーで、2016シーズンの幕切れを迎えた。


【雑感】
■地の利
 勝負を左右する天の時、地の利、人の和。両者に大きく差が付いたのは地の利だった。前半、京都のDFがつなごうとしたグラウンダーのパスが雨含みにピッチで減速し、柿谷曜一朗や杉本健勇にカットされてそのままカウンターを浴びるというシーンは一度や二度ではなかった。一方で使い慣れたホームの芝状態を熟知するセレッソは、雨でも正確にボールを繋いでゆく。柿谷などはヒールでしっかり味方に落とす。もちろん、選手個々の技術の差でもあった。
 慣れないアウェイで雨という状況は、不確定要素の塊。石丸監督は雨の21節岐阜戦がそうだったように、不確定要素がある状況では手堅く行くタイプ。慎重にゲームに入ろうとしたのは誤った判断ではなかったが、大熊監督が今までみたことのないような積極プレスを浴びせて機先を制したのは正直驚いた。セレッソは本当にイレギュラーなチームで、当たるたびにやってるサッカーの質が違う。それが悪い方に転ぶ場合もあるが、この日の大熊采配は見事だった。特に清原翔平と澤上竜二の前線からの追い込みは猛烈で、京都の両CBはまともにビルドアップすらできない状態に。それはまさしく、石丸監督が常々言っていた「相手の判断を奪うサッカー」だった。

■戦術と魂
 後半から投入した堀米勇輝は効いていた。果敢なドリブルで陣地を奪いはじめると最終ラインも押し上がり、本来やりたかった前へと能動的なサッカーを展開。日本代表・山口蛍に行く手を阻まれた堀米を吉野恭平が援護し、2人のパス交換で左サイドを突破した場面などは、今まで重ねてきた連携の良さが垣間見れたシーンだった。一方で時間の経過とともに「どうしても点が必要」という思いが個での打開優先になってゆき、最終的な勝負のカードは、巨人兵キロスを立てるパワープレー。投入直後はセレッソが慌ててくれたため、いい形にもなりかけたが、この日もキロスの落としから得点というパターンは成就せず(セレッソ守備陣もしばらくするとキロスとの間合いに慣れた)。シーズン中に一度も成功してない作戦がここ一番で都合良く発動するほど現実は甘くはない。
 もちろん、勝てれば何でもいい試合だった。だけど個人的な思いとしては、堀米、ダニエルロビーニョが両サイドから突破を仕掛けて押し込んでいた形を、もう少し長く見たかった。堀米の突破に対応するためソウザが釣り出され、バイタルエリアが空いている場面もたくさんあった。まったく別のサッカーに切り替えるのは、もったいない状況だった。石丸監督は、残念ながら勝負師ではない。ならば手塩をかけて構築してきた一番自信のある戦術でセレッソを追い詰め続けてほしかった。得点を奪いたい、2失点目は死守したいという選手たちの闘志は伝わった。“魂”でサッカーをしていた。いや、“魂=気持ち”だけでサッカーをしてしまった。最後の最後で今まで積み上げてきた戦術をなげうって、“魂”勝負に出たことは、今年の“石丸サンガ”が好きだっただけに、やはり残念なのである。










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