京大俳句会 KYODAI HAIKU KAI

京都大学を拠点に活動している京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

第3回京大植物園観察会スペシャル

2013-11-19 00:05:52 | Weblog
京大俳句会・小吹和男(自然観察指導員)さんのガイドで「第3回京大植物園観察会スペシャル」があります。最近の冷え込みで紅葉も色あざやかになってきます。散歩がてら京大植物園に寄って下さい。

京大北部祭典企画
第3回京大植物園観察会スペシャル
植物園の秋を楽しもう
ガイド 小吹和男(自然観察指導員)
日時:2013年11月24日(日)午後1時~3時
集合場所:京大植物園前(農学部門の北)

京大植物園観察会 090-4280-3334(大月)

京大北部祭典は11月21日~24日まであります。銀杏通りを中心に食べ物屋さん、飲み屋さん、バザー等の催しがあります。立ち寄って下さい。十分に楽しめると思います。




第57回「京大俳句会」句会の案内

2013-11-02 23:00:06 | Weblog
第57回「京大俳句会」句会の案内

落柿舎句会

日時:2013年11月16日(土) 12時 現地集合
   句会 13時~16時
参加費:席料700円+500円
定員 :先着18名

◎俳句は有季定型・無季定型・自由律と形式は問いません。
◎2句を用意して下さい。欠席投句は1句です。
◎参加を希望される方は、二日前までに連絡して下さい

京大俳句会
大月健  TEL 090-4280-3334
中島和秀(メール)nakajima.kazuhide.7x@kyoto-u.ac.jp

第56回「京大俳句会」句会作品(2013.10.26)

2013-11-02 22:53:18 | Weblog
第56回「京大俳句会」句会作品 2013年10月26日(土) 於:京大農W210セミナー室

 一句 席題:風

3点句
風立ちて忘れ物したよな文もらい 山下おるふぇ  

2点句
風の盆糸引く三味の一夜かな   小吹和男   
大亀とデイトしている秋男    寺田操    
虫の音や天窮たちまち動きだす  山下おるふぇ 
真火炉場(まほろば)は「死島(しじま)」となりし原発忌 熊村きしりん 
京の山紅葉粧い風に揺れ  ハメさん 
錦繍の森ニジンスキーを探すかな 中島夜汽車  
コスモスの淡きまなざし通学路  うらたしおん  

1点句
花の美という課題ある今日の無為 小吹和男   
しぐれ宿ぬる燗一本くれないか  中島夜汽車  
我歌ふ背中の殻の柔きまま    春香     
秋の夜はきっと淋しいずっとさみしい ハメさん  
中也の忌年増優しや秋の風    清水光雄   
桐の実は山で鈴振る三番叟    大石まさ子  
ふるやのもりはふるやのもりへ  ガンファイター 
蜂雀(ほうじやく)の口吻長き昼餉かな     清水光雄  
推定無罪義足を吹く風秋の風  宮本武史 
飛び石を秋と二人で軽(かろ)やかに  宮本託志 
悠久の歴史や伊勢の大御杉  服部泰夫 
竜胆(りんどう)や紫立ちたる御霊かな  中山登美子  
日の本を守る伊勢の大宮居  服部泰夫 

無得点句
雨降り降りて彼女が取りしタオルを見詰む マーティン
三角形で世間をながめ/三分間で他人としゃべり/三センチで自ら立つ案山子かな
   中山登美子
松茸といふ物を見にとり市へ    清水光雄 
南洋に生まれ秋津洲を舐める    丁稚一号
もの思ふ猫の横顔哲学者      大月健
神風の吹くや平成二十と五     服部泰夫
古きビル祖先への思ひ風の音    マーティン
大クレーン捧げ入れけり高瀬舟   小吹和男
人魚のわき毛震ふや秋の暮     中島夜汽車
「麦秋」のパンフ取り出し栗おこわ 平井奇散人 
連句集の辞世の一句十三夜     辻本康博
背中向け色なき風に耳雑談     中山登美子
それが秋男は逃げる女は裸足(はだし)    宮本武史
植物園樹々のまわりを風巡る    大月健
ダンボールの建築家あり河原の秋そ マーティン
若冲の虎は鶏より情(なさけ)あり  山下おるふぇ
りんどうの青のポケット童貞譚  宮本武史 
虚子の宿時うつろいて紅葉かな  大月健
秋の蝶UFOの軌跡たどりたり  小西あきら
母の剥く料理の前の栗の味  梶原竹明庵 
秋気配皺の浮き出る歳となり  ハメさん