京大俳句会 KYODAI HAIKU KAI

京都大学を拠点に活動している京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

第44回「京大俳句会」句会の案内

2012-09-06 13:27:14 | Weblog



第44回「京大俳句会」句会の案内

日時:2012年9月29日(土)午後1時~5時
場所:農学部総合館W210セミナー室
    (北部生協前12時50分集合)
 
参加費:500円

俳句は有季定型・無季定型・自由律と形式は問いません。
三句を用意して下さい。欠席投句は一句です。
参加を希望される方は、二日前までに連絡して下さい。

京大俳句会
大月健  TEL 090-4280-3334
中島和秀 メール nakajima.kazuhide.7x※kyoto-u.ac.jp
      (※)を@に変更して下さい
    

第43回「京大俳句会」句会(2012.8.25)

2012-09-06 13:25:00 | Weblog



第43回京大俳句会句会  2012年8月25日(土)    於:京大農学部W210セミナー室

3点句
登りゆくか言問の満月 砂       高田銀次 
ラムネ玉耳に涼しく海の町       うらたしおん 
尻からげ死にたいパラリ死にたい    高田銀次

2点句
だるまさんがころんだ近づくと怒る   小嶋くまひこ 
髪を切り告白ごっこの新学期      うらたしおん  
昼神に出逢うか青い三輪車       小嶋くまひこ 
恋なんてとろとろストロで海を吸う   宮本武士 
別れをり無花果のやうな朝来たる    新谷有里 
湖のグレン・グールド晩夏光      中島夜汽車 
知らん顔して銀のヤンマの碌でなし   清水光雄 

1点句
送り火を見るそれぞれの顔をみる    梶原竹明庵 
死してなほ雑魚と戯むる鯨かな     おいけのかっぱ 
死馬を買い賢者集いて夏宴       平身亭腰折 
縄文人知らで過ぐしし稲の花      和田悠 
親送り送り火拝む親となり       浅野節子 
苦爪(くづめ)楽髪(らくがみ)梔子(くちなし)次郎紅蓮隊 中島夜汽車 
ダイアリー開(あ)け雷(いかづち)のどっと落つ  新谷有里 
秋蝉のこゑ何となく薄っぺら      和田悠 
鎮魂歌なほ響きたる夏の果       安藤栄司  
朝顔昼顔夜の御酒こぼす        高田銀次 
夏衣久しく見ない恋女         平身亭腰折 
女子寮の真上に灯るお月さま      おいけのかっぱ 
何事も3分間の女たり         中山登美子 
藪入りは娘日々来て死語となり     浅野節子 
白球の真夏の快を貫けり        小西彰 
ルージュに酔いどれ幸福列車は空をゆく 宮本武士  
井戸通りあの世へ行くとか盆の寺    新谷真理 
しまなみや虎魚(をこぜ)の海で昼寝する  おいけのかっぱ 
赤い髪やさしく揺れて秋来たる     宮本託志 

無得点句
晩夏をなまけて夕日とラム酒かな    宮本武士
蓮の葉よくるくる回る群舞かな     中山登美子
未使用の蠅取り紙や凱旋門       岡村知昭 
原発を今に悔みて原爆忌        安藤栄司 
林立す赤きひこばえ伐られけり     大月健 
靖国に菊一輪を捧げけり        服部泰夫
みの虫やきみは鬼の子我も鬼の子    小嶋くまひこ
ハスの葉に思い出並べ父母を待つ    うらたしおん
秋思ふ珈琲カップの染み拭ひ      新谷有里
大学の中庭暗し葉鶏頭         和田悠 
パルチザンなら南国へ叩き売る     岡村知昭 
朝露やわが住所同じけり        中山登美子
匂い立つ大徳寺納豆カブト呼ぶ     浅野節子 
八月の国境の島波高し         安藤栄司 
熱帯夜眠れぬ刻を誑かし        平身亭腰折 
滑舌の穏やかならず誘蛾灯       岡村知昭
宇治川にうす紫の秋燕         中島夜汽車 
初盆や我が足下に黒い影        坂本悠一 

俳句ニューウェーブ”の旗手・攝津幸彦を読む

2012-09-03 14:47:01 | Weblog
神戸文学館 文学イベ ント・土曜サ ロンのご案内   

・平成24年9月8日(土) 午後2時~3時半
シンポジウム 
一九七〇~八〇年“俳句ニューウェーブ”の旗手・攝津幸彦を読む パネリスト 中村安伸(俳人)、岡村知昭(俳人) 堀本 吟 (俳人)   
   (総合司会 大橋愛由等(俳人・詩人)

攝津幸彦(1947~96)は70年代から80年代にかけての俳句界に大きな刺激を与えた“俳句ニューウェーブ” の一翼を担いました。但馬・八鹿生まれで、関西学院大学在学中に俳句を始め、関西弁を使った句などユニークな実験を重ねました。前衛性と伝統性を併せ持った俳人と位置づけられています。世代の異なる俳人が集まり、作品を再読し語ることで、攝津の俳句世界をよみがえらせます。

開催場所: 神戸文学館 セミナーエリア 
受講料:   参加資料代として 200円をいただきます。(小学生以下無料)
申し込み: 先着順  定員50名 (当日も範囲内であれば可。)
 申し込み方法: 受講名称、住所、氏名、電話番号を お知 らせくだ さい。
・ 電話・FAX: 078-882- 2028 (水曜日は休館日)
・ハガキ: 〒657‐0838 神戸市灘区王子町3丁目1-2 神戸文学館あて
・E-mail :  kobebungakukan@river.ocn.ne.jp  まで。
交通案内
  阪急電車 : 王子公園駅 西出口から西へ 約500m  JR : 灘駅 北出口から北西へ 約600m 阪神電車 : 岩屋駅から 北西へ 約800m 市バス : 王子動物園前から西へ 約200m.王子動物園西南角、赤レンガ造りのチャペル風建物
(元関西学院大学のチャペル跡、元市立王子図書館、元王子市民ギャラリー) 会後、大橋愛由等の店、「スペイン料理・カルメン」(三宮)で、慰労と懇親会を
こないます。参加を歓迎します。できれば、事前にご一報ください。
 カルメン検索http://www.warp.or.jp/~maroad/carmen/