春先からあちこちで見かける、優しい色合いのヒルザキツキミソウさん。
我が家の畑のあちこちでも見ることが出来ます。
お隣さんが観賞用として栽培していたものが我が家にも入りこんできたものと思われるので、野に咲く花としてここに紹介するのはどうかって思いもあるのですが、園芸種と呼ぶにはあまりにも野生化している感があるので載せることにしました。
畑を管理する母にとっては雑草扱いなので、もちろん防虫処理などしてません。
よほど美味しい葉っぱなのか、虫に食われている姿ばかり。
その辺がやっぱり園芸種の悲しい運命なのかなって思ったりも。
虫食いだらけでよく分かりませんが、葉っぱの縁にはギザギザの突起があり互生して付いています。
見た目より、硬めの手触りなのでそんなに美味しそうには思えませんが、虫たちにとっては味がいいのかもしれませんね。
茎と葉っぱと、葉腋から芽吹く新芽。
花芽なのかどうかは観察出来ずじまい。引き続き観察します。
マツヨイグサさんの仲間は夕方から開花して朝にはしぼみますが、ヒルザキツキミソウさんは名前のごとく昼間にも綺麗な花を咲かせてくれています。
雌しべの柱頭が4つに分かれるのは、マツヨイグサさんの特徴のようですね。
【データブック】
ヒルザキツキミソウ 学名:Oenothera speciosa Nutt. アカバナ科/マツヨイグサ属
・北米南部原産の耐寒性多年草
・法面の緑化用にワイルドフラワーとしても利用されている
・5~7月に薄い桃色から白の花を昼間に咲かせる
・葉は披針形、葉縁に波状の鋸歯があり互生して付く