5月も半ばを過ぎた日曜日。
天気も良く、花粉症もおさまって来て最高のコンディション!
なまった身体を動かしつつ、植物観察ウォーキングにお出かけしました。
コースは海沿いの堤防。
早速浜に下りて、花の盛りを迎えているハマダイコンさんの観察。
野菜として栽培していたダイコンさんが野生化、もしくは原種に戻ったものだと言われてますが、花の色は紫色がかっていてとても綺麗です。
浜辺で群生している姿はとにかく見事!
ダイコンそのものが塩分に強いものなのか?塩分が花の色に影響してるのか?
いろいろ興味深いところもありますが、専門的なことは分かりません。
葉っぱは大根そのもの。
しかしながら野菜として食べるには、かなりゴワゴワした印象ですね。
実は、2年前から七草粥を野草を摘んで作っているんですが、スズシロはこのハマダイコンを浜まで採りに来て毎年使ってます。
親戚の家でダイコンを栽培しているのでもらってくれば良いのですが、どうしても「野生種」にこだわりたくて。
味はダイコンそのもの。
1月頭のロゼット状でも根っこには小さな大根が出来ています。
硬くて物凄く辛いのですが、それが七草粥の良い味のアクセントにもなってます。
花の時期も終盤なので、実もたくさん出来てました。
この姿がとても面白いのです。
数珠のような形で、画像にはちゃんと写ってないですが(失敗)先っぽが尖っています。
完全に熟したら中にどんな種が入っているのか興味ありますが、観察するまでにもうちょっと時間がかかりそうですね。
【データブック】
ハマダイコン 学名:Raphanus sativus var. raphanistroides アブラナ科/ダイコン属
・海岸の砂地に生育する越年草
・ダイコンが野生化したものと言われている
・4~6月に淡紅紫色の花を咲かせる
・茎は高さ30~70cmで、葉は羽状に分裂
・実の上部は細くなり数珠状にくびれ、熟しても裂開はしない